BOOK SHELF
舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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since 2005.Feb
「9<ナイン>〜9番目の奇妙な人形〜」
 ずっと見たかった作品でしたが、コリンやマカヴォイさんやドニーさんの出演作品マラソンをしているうちに忘れてしまっていました。偶然見つけて、借りてきました。

 すごく面白かった!ティム・バートンがどんな形で関わっているかも知らずに、モーションピクチャーだと思い込んでいたのですが、そうではなく(笑)。でもやっぱりどこかにティム独特のうら寂しさとか毒気とか茶目っ気とかを含んでいる気がして、嬉しくなっちゃいました。

 世界観はなんだか荒涼として、取り残された人形たちが生きて行くにも難しそうな様子。こんな形で希望を託すしかない(それも確かに尻拭いではある)世界っていうのが哀しい。人形のぽてぽてした歩き方が、取り残された子どもみたいでなおさら切ないです。人形ではあるけれど、魂が戻って生き返ることがない、取り返しのつかなさが描かれていたのもよかったな。双子と女戦士とお絵描きしてる子がお気に入りです!
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「恋愛睡眠のすすめ」
 久しぶりにバレエの先生の口から聞かれた映画を見るという行為。イメージをね、貪欲に知りたいのです。

 妄想と夢の描き方が面白かったです。車とか銃とかの、無機物で破壊力やステータスシンボルみたいな要素を持つものが、子供の遊ぶようなボール紙製なのとか、セロファン紙のお風呂に入ってる同僚の女性の乳首をブルーのセロファン紙がマスクしてるのとか、思わず笑っちゃっいました。こういう世界でのステファンは水を得た魚のように生き生きとしているのに、現実の世界では子供の頃のままの姿を止めた部屋で寝起きしたり、自分の中に広がっている世界でしかのびのびできないのかなぁという印象でした。私の感覚だと、子供の頃の小さいものや幼稚なものはいまの自分に使いやすいように変えて行きたいけれど、ステファンはそのままみたいだったので。

 そんなふうに子供の時のままの空間にいまの発想を貼り付けているステファンの部屋と、ロフトができたり森の乗った船ができたり少しずつ整頓されてゆくステファニーの部屋が対照的で面白いなと思いました。しかしあのまますやすや寝落ちてしまうステファンは何か睡眠に関わる疾患を抱えている可能性が?と勘繰ってしまいたくなります。終わり方も夢オチっぽくて、やっぱりステファンには現実は厳しい世界なのかな…なんて考えてしまいました。
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「ミッシング・ガン」
 チアンさん製作・主演。拳銃をなくしてしまう警官の役です。ベイズとかチャン兄貴(さらば復讐の狼たちよ)の印象が強いと、びっくり顔とかちょっとぼけっと考え事しちゃうのとか、肩身狭そうに申し訳なさそうに突っ立ってるのなんかがかわいそうで可愛くて、どうにか突破口開いて欲しいなと思ってしまう、放って置けない感じの田舎のおっさんです。

 なかなか見えてこない真相に、まさかこれは二重人格オチか??!!などと思いましたが、それは安易なことでした。チャン兄貴ほどキャラクターとかなんだとかははっきり見えてこないのだけど、そこが本作の真理みたいなもののひとつなのかもな〜なんて思います。小さな村の、夫であり父である、妹の結婚式で酔っ払っちゃう、強くもない、ふつうの男。うっかりもするふつうのひと。それでも誇りというか、これだけはというものがあるんだよっていう。そしてそれのためには多少の痛みくらいどうってことねぇんだよ。っていうのを感じました。最後に、やったぞ〜と思ったのかわかりませんが、顔をくしゃってする大笑いが可愛いです。

 ちょっとぽわっとした印象の強い田舎のおっさんですが、相手をぐっと見据えるところの引き込みの強さはやっぱりチアンさんだからこその絶対性があるなぁ。チアンさんの、見るという行為、羽交締めの逆バージョンをがっつり決められているみたいな、捕らえられた感があって、たまりません。
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劇団四季 ライオンキング
主なキャスト(敬称略)

ラフィキ:井上智映子
ムファサ:平山信二
ザズ:百々義則
スカー:本城裕二
ヤングシンバ:岸野涼吾
ヤングナラ:林 英美衣
シェンジ:川良美由紀
バンザイ:小原哲夫
エド:金本泰潤
ティモン:中嶋 徹
プンバァ:荒木 勝
シンバ:永田俊樹
ナラ:町 真理子
サラビ:渡邉万希子

@四季劇場 [ 春 ] 1階K列上手

 初めて見た四季のミュージカルが、2004年のLKでした。このたび四季劇場の春秋がなくなってしまうということで、春にサバンナがあるうちにまた行きたい!と思い、行ってきました。13年ぶり、二度目のサバンナです。あのころのカンパニーにはカッキーがいたり、実際に見た日のシンバが李涛さんだったり、もうずいぶん顔ぶれが変わっていました。本日のキャストで嬉しかったのは、サラビ役の万希子さんと、男性12枠の太一です。万希子さんは直接の関わりはなかったのですが某所の先輩にあたる方だし、太一は横浜キャッツでたくさん拝見したイケメンダンサーです。「アンデルセン」の郵便屋さん役で、ああ彼イケメンじゃん、って思ったのを懐かしく思い出します。

 万希子さん、SOMに登板されているときはご縁がなくて見られなかったので、今日が初めて。すんごい舞台映えのする美人さんでした。お声も綺麗だし、終盤で涙をぶっちぎってスカー相手に身構えるところ、めちゃくちゃかっこよかったです。凛としてて、覚悟を決めてそこに立っている感じ。でもこれが、雌ライオンの中に入ってしまうと、不思議と紛れてしまうのです。

 太一がいるとわかっていたら、LK男性12枠の挙動をすべて把握した上で臨んだのに!と事前にキャストチェックしなかった自分を悔やみ、開演前に怒涛のごとく香盤リサーチ。これでわかったことには、結構年ごとに役者の動き方が変わっているのですね。1幕の草はちょっとわかりませんでしたが(道くんは小柄なのですぐわかった)、2幕は冒頭のワンバイで横の通路を走って行ったので、以後追いかけることができました。ちなみに、ワンバイでは舞台に上がってから割とセンターで踊っている黄色と緑のお兄さんです。ちょっとスタミナが心配になってしまったのですが、まぁ気のせいということにしよう。何年か前(?)の香盤では12枠は「愛を感じて」でセンターバレエ担当のようでしたが、本日のセンターバレエは鎌滝さん、下手奥の空中ダンサーが太一でした。笑顔が素敵。ハイエナダンサーはこれも道くんくらいしかわからないという有様でしたが、いちばんでかいハイエナダンサーが鎌滝さんで、下手奥でメスライオンにやられてすごすご帰るのが太一かな?ハイエナかっこよかったな。ゾーザー団がそのままハイエナになったらどうなってしまうのかしら。迫力がすごそう。

 久しぶりのLKだったので、ひとつひとつの仕草を取り沙汰して深読みするよりも(妄想が得意です)、ただただ楽しんでしまいました。とても印象的だったのは、1幕で仔シンバが「僕たち仲良しだよね?」って抱き上げられたときにパパの御髪を前に戻していたこと。なんだか恋人が相手の額の髪を避けるのと同じようなキュンをしました。かわいい。。。あとスカーの眉の動きがセクシー。ムファサと声の響きが似ていて、そしてアニメーションと違って体格も似るので、兄弟というのがしっくりきました。この兄弟なら、「兄にあって俺にないものとは?!」ってなるのもわかります。スカーの闇が深まってしまいます。
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「HEAT」
 お若いドニーさんが続きます。ついったーでgifだけ先に見ていた作品でした。スーパーで買い物カート押しながら勤務中の警官の同僚に「何食いたい?働きすぎだから飯食わしてやろうと思って」って電話するやつ!なにその彼女力!彼氏力?ちょっともうわからない。Elieはこんらんしている。

 何度も言うようですが、こんなにかわいいのに、こんなにかわいいのに、また現場で無茶なやり方で騒ぎを起こして〜格下げ!っていう上司に、「うるせぇな!そんならこっちからやめてやらぁ!」って啖呵切るような奴です、本作のドニーさんは。気持ちいいなw

 ちなみにとてもマイペースで、同僚から事件の手がかりをつかんだからすぐ来いという電話を受けて、次に登場するときにはこうです。「悪いな、お出かけ前の風呂に入ってた」悪びれる様子もなく!電話口で寝起きの顔をしているさまはたいそう可愛らしかったですのよ。戦いのさなか、蹴りの一撃が決まってワッホーゥって喜んじゃったりもします。何なの、天真爛漫なの?

 共演者の顔も気になりました。敵方の総元締めがコリン・チョウさんでした。「特殊身分」や「導火線」でも共演されている、凄みのある方という印象。終盤にあるおふたりの対決が面白い!導火線の原型だったりしたら面白いな〜なんて思いました。またふたりを戦わそうぜって提案されてたら。

 物語は、もっとハードボイルド系なのかと思っていたら、かなり違う路線でした。
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「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地雷鳴」
 有名なところのお坊ちゃんであらせられるチャンくん(ドニーさん)、割と終始無邪気な笑顔でいてくれるので、和やかな気持ちになります。ただしチャンくん、とても強いのですがまだ未熟なところがあるので、唆されて吸ってしまった阿片でポーッとなっちゃったり、ウォン師父の助けの手を拒んで蹲っちゃったり、行かないでくれってイーさんに懇願してしがみついたり、物乞い王に酒を注ぎ込まれてむせたり、といろいろ大変。エロカワな姿を堪能できます。

 ドニーさんの酔拳を本作で初めて見た気がします。体幹の強さ、素晴らしいです。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地雷鳴」
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「ラスト・コンフリクト」
 こちらも若いドニーさん。香港に派遣されてきたインターポールの刑事役で、カウボーイハットにキャメル色のジャケットを着て登場です。顎がシュッと細くて、やっぱり可愛らしい。こんな美少女みたいなひとがどえらい強くて、アメリカじゃこうだとか言いながら力任せにも見える取り調べや摘発を行なうのですから、存在感は強烈です。香港チームのベテラン刑事にも遠慮のない物言いをするけれど、実力は確かだし礼儀はわきまえているようだし、と気に入られます。その娘には最初は気に入ってもらえないけれど。全体的に、ちょっときざな感じのドニーさんです。

 テレビドラマを見ている印象に近くて、なんというか、低予算みがあるというか。しかしどんな作品でも、ドニーさんのここがすごかった!というのが必ず複数あるのが素晴らしい。本作で度肝を抜かれたのは、ご自身の胸より高いものを真正面から飛び越えてくるという瞬間。補助ワイヤーとか使っているのかな…いや、ドニーさんならそういうのなしでできそうです。
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「邪神拳」
 ドニーさん初期の出演作品。異国の神にまつわる言い伝えと異形の存在に脅かされる大学の先生(ドニーさん)と、事件を解明しようとする学者や刑事を巻き込んだドタバタ。メガネをかけたり、アップルパイを頬張ったり、若くてぷりぷりして可愛いドニーさんがいます。「ドラゴン電光石火’98」でもそうでしたが、若い身空で既にバツイチという役どころ。古文書というか問題の邪教についての情報源となる若い女性研究員(?)の話に「そうなの?すごいね!」と表情だけで相槌を打つのがとってもかわいらしい。主に異形の奴と戦う場面でアクションが見られ、あとは可愛いドニーさんでした。

 邪神教の御本尊の元ネタの土地にいる王子の背中にうんちの絵が描いてあったり、退治したと思った異形の奴が爽やかな姿で登場したり、正直なところちょっとよくわかりませんでした(笑)。西洋に死んだはずの犯人の影を感じさせて終わるミステリーとかあるけれど、趣のないそれって感じがしてすごくびっくりしました。

 お姉さんに相槌打つドニーさんは本当にかわいいので、一見の価値あり。電光石火なんかでもそうでしたが、銃器でやりあうよりも、やはりドニーさんは長い得物や素手でのアクションが最強だなぁと思いました。
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「SING」
 タロンがゴリラの少年役を吹替えた本作、公開を心待ちにしていました!ただただハッピーなだけではなくて、うまくゆかないでもやもやすることや、本当はこうしたいという思いが伝わらない、伝えられないことや、そういう部分もしっかり描かれていたから、コンペティションの晴れ舞台でのみんなの輝きがいっそうキラキラと眩しかったです。みんなは夢に向かってという感じだけれど、そういう場を作ろうとするコアラも自分の夢を守ろう・叶えようというところにモチベーションがあるのですね。ひとを感動させる力もすごいけれど、それを持ったひとを発掘するっていうのもすごいな?!?!

 タロンの歌声、so sweetでした。訛りのためか幼さを出すためか、ちょっと舌足らずでハスキーな声が、歌い出すと途端に甘く響くの反則だろ……そのくらい、ずっと聞いていたかった!ゴリラのあらゆるパフォーマンスに泣いてしまった…本当にやりたかったことに思いきり挑戦する姿かっこいい!パパがちゃんと見てくれたときの嬉しそうな顔が本当に可愛らしくて、何とも言えず、抱擁する親子をパパごと抱きしめてくなりました。

 ブタのお母さんには自分が重なりました。普段は仕事をやりながら、発表会のために稽古にゆく自分の姿を見るようでした。「ひとの目」というくだりのスーパーでのシーンも好き。あれだけ広いところで自分しかいないからと思って踊るの、気持ちいいだろうな。それにしても、ロジータの努力と工夫には恐れ入ります。

 スカジョねえさんの演じたヤマアラシの女の子はティーンエイジャーという設定。大人っぽい声で叫ぶように歌うの、すごくかっちょよかったなー!女の人のハスキーヴォイスに弱いので、すぐ恋に落ちてしまいます。ロジータがアッシュの扱いに慣れている様子だったのはさすが。
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「ソード・オブ・デスティニー」
 ネットフリックス限定配信のドニーさん出演作品。「グリーン・デスティニー」の続編のようです。伝説の剣を納めに行くにあたっての(いや、処遇をどうするか宙ぶらりんになっているところへの?)、それを狙う者と護る者との戦い。前作は観ていないのですが、本作同様に全編英語だったのでしょうか?案外聞き取りやすかったので、少し目を離しても、簡単なやり取りならなんとなく意味がとおる(笑)。

 お話もアクションも面白くて、見入ってしまいました。緑と青の美しさが印象的でした。緑はもちろん剣にあしらわれた翡翠の色。青は、凍った湖での全体的な色。フィギュアスケートのように円弧を描く殺陣がとても綺麗でした。負傷したサイレントウルフ(ドニーさん)がシューリン(ミシェール・ヨー)に手当てしてもらっているときの見上げるおめめまでとても綺麗でした。あの目、ずるい。サイレントウルフは宿敵と戦って落命したと思われていた、シューリンの許嫁という人物なので、ここまで来るのに死地を越えて色々見てきたのだろうなと思わせる影のある表情をなさるのですね…まっこと美しい… 。お召し物の裾とか髪とか得物とか、長いものを華麗にさばきながら立ち回るドニーさんってときどき天女の類かなと思います。羽衣を失った天女。

 カタカナが苦手な私には、キャラクターの名前を覚えるのがたいへんでしたが(せっかく自己紹介のシーンがあるのに!)、タートルマー(亀のマー)は覚えました。ふっくらしたムードメーカーが好きなのです。ちゃんとお弔いしてもらってて、よかった。

 スノーヴァースちゃんが、お顔立ちもちょっとツンと澄ました態度も、好きだなぁと思いました。彼女もたいへんな境遇を乗り越えてきた娘さん。最後の場面で春の蕾がほころぶような微笑みが見られたのが嬉しいです。
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