「ジェイン・オースティン 秘められた恋」
2016.08.27 Saturday
第二次マカヴォイ熱に浮かされております。やや時代物衣装と、「ペネロピ」の彼とはまた違った王子様な彼が大変良いとフォロワーさんにお勧めいただいたこちら、実は第一次の熱波到来の折に教えていただいていたのですが、現在の行動範囲でレンタルがないためこれを機に購入しました。
買ってよかったです。素敵なお話でした!これに描かれたジェインの経験から、あの「高慢と偏見」が生まれるというだけに、とてもくすぐられました。駈け落ちするふたりを見ながら、幸せになってくれよ〜と願いつつ、彼女が紡ぎだすことになる物語とある種相反する現実世界っていう対比が切なくて、そこが美味しい。選ばなかった選択の先にはどういう未来があったのか、たぶんそれは最後に再会したふたりともの脳裡をかすめたことだったのではないかしら。
映画の尺なので、第一印象のあまり芳しくないところから恋愛への発展を見せる展開は、「高慢と偏見」の緻密で緩徐な変化を念頭に置いてしまうとやや性急でしたが、それくらいは問題ではありません。だって各所で萌えるのに忙しいのだもの(笑)。初めてまともに言葉を交わす図書館のシーンで、あの時代の年頃の男女の間にあるべき内容のことを話していないのは、この先を危なく予感させました。クリケットの場面では、お互いの活気ある一面を見て、ちょっと見方が変わったかな?というの(すっぽんぽんで友達と川遊びに興じる後姿が映りますw)。それから、ジェインが舞踏会で彼を探す姿(本当は抱き合ってしまいたいところかもしれないのに、情熱を押し隠すように淡々と会話するの、ロマンチック)や、人生を左右する旅に出る決断(駆け落ち)をするとき、ルフロイが「僕を愛してる?」と気持ちを確認するくだりで、消えたと思っていた愛に触れて心が震えてるの、いっそうきれいでした。アン・ハサウェイは「プリティプリンセス」で初めて見たのだけど、すっごく洗練されて美しくチャーミングになられたように思います。田舎にこんな垢抜けて知的な女のひとがいたら、放蕩者のふりした都会っ子が惚れてしまうのも、無理はないでしょう。はぁうつくしい( ; ; )
愛に身を投げ出すのって、すごく突飛なようであっても、これ以上に説得力があるものがないというか、強くて、強いのと同じだけ脆いな、と感じました。
で、言わずにはいられない本作のkawaiiポイント。
ジェインが会食に訪ねて来たときのルフロイのはしゃぎよう。階段を下りるのに手すりを滑り降りて、おじさんに「落ち着け」と言われるほどです。もうひとつは同じ夜(だったかな)、就寝のためにろうそくの明かりを頼りに階段を上り、廊下で別れるシークエンス。恋人たちの会話の中で、ルフロイが「I'm yours!」って言うのです。You're mine!じゃなくてよ!そしていったん別れて画面から消えたのを、「ジェイン」って戻ってきて、なになに名残惜しくまた接吻するのかな?(*´艸`*)と思いきや、息のかかる距離で「おやすみ」なのです。もうーーーーー(大の字)
それから、上に少し書いた舞踏会のくだりは、登場の仕方がこれまたニクイものでした。もしかして彼、来ていないのかな、、とジェインも我々も諦めかけたところにスッと現れるのですから。もうーーーーー(大の字)
これいいな、と思ったのは、クリケットの地面に差した棒(?)越しとか、格子越しとか、物越しにマカヴォイさんの表情を捉えようとするカメラワーク。美しい瞳の表情がいっそうきらきらと引き立つのです。
買ってよかったです。素敵なお話でした!これに描かれたジェインの経験から、あの「高慢と偏見」が生まれるというだけに、とてもくすぐられました。駈け落ちするふたりを見ながら、幸せになってくれよ〜と願いつつ、彼女が紡ぎだすことになる物語とある種相反する現実世界っていう対比が切なくて、そこが美味しい。選ばなかった選択の先にはどういう未来があったのか、たぶんそれは最後に再会したふたりともの脳裡をかすめたことだったのではないかしら。
映画の尺なので、第一印象のあまり芳しくないところから恋愛への発展を見せる展開は、「高慢と偏見」の緻密で緩徐な変化を念頭に置いてしまうとやや性急でしたが、それくらいは問題ではありません。だって各所で萌えるのに忙しいのだもの(笑)。初めてまともに言葉を交わす図書館のシーンで、あの時代の年頃の男女の間にあるべき内容のことを話していないのは、この先を危なく予感させました。クリケットの場面では、お互いの活気ある一面を見て、ちょっと見方が変わったかな?というの(すっぽんぽんで友達と川遊びに興じる後姿が映りますw)。それから、ジェインが舞踏会で彼を探す姿(本当は抱き合ってしまいたいところかもしれないのに、情熱を押し隠すように淡々と会話するの、ロマンチック)や、人生を左右する旅に出る決断(駆け落ち)をするとき、ルフロイが「僕を愛してる?」と気持ちを確認するくだりで、消えたと思っていた愛に触れて心が震えてるの、いっそうきれいでした。アン・ハサウェイは「プリティプリンセス」で初めて見たのだけど、すっごく洗練されて美しくチャーミングになられたように思います。田舎にこんな垢抜けて知的な女のひとがいたら、放蕩者のふりした都会っ子が惚れてしまうのも、無理はないでしょう。はぁうつくしい( ; ; )
愛に身を投げ出すのって、すごく突飛なようであっても、これ以上に説得力があるものがないというか、強くて、強いのと同じだけ脆いな、と感じました。
で、言わずにはいられない本作のkawaiiポイント。
ジェインが会食に訪ねて来たときのルフロイのはしゃぎよう。階段を下りるのに手すりを滑り降りて、おじさんに「落ち着け」と言われるほどです。もうひとつは同じ夜(だったかな)、就寝のためにろうそくの明かりを頼りに階段を上り、廊下で別れるシークエンス。恋人たちの会話の中で、ルフロイが「I'm yours!」って言うのです。You're mine!じゃなくてよ!そしていったん別れて画面から消えたのを、「ジェイン」って戻ってきて、なになに名残惜しくまた接吻するのかな?(*´艸`*)と思いきや、息のかかる距離で「おやすみ」なのです。もうーーーーー(大の字)
それから、上に少し書いた舞踏会のくだりは、登場の仕方がこれまたニクイものでした。もしかして彼、来ていないのかな、、とジェインも我々も諦めかけたところにスッと現れるのですから。もうーーーーー(大の字)
これいいな、と思ったのは、クリケットの地面に差した棒(?)越しとか、格子越しとか、物越しにマカヴォイさんの表情を捉えようとするカメラワーク。美しい瞳の表情がいっそうきらきらと引き立つのです。
うつくしい pic.twitter.com/Dy63HthVTP
— Elie (@citychrom) 2016年8月27日