この映画、近年最大のヒットです!3回目の鑑賞は、KADOKAWAさん主催のイベント上映にて。会場は、初めて本作を見た角川シネマ新宿の、300席の劇場(大きい方)。作品に因み、スーツや眼鏡でめかしこんだ紳士淑女、通称“エージェント候補生”で溢れかえっていました。キュートな相棒を連れた方も。
もちろん普通の洋服でエレガントなお洒落をした方も少なくなく、スタッフも眼鏡やサンタ帽を着けていました。ロビーには各国(或いは国内のバージョン違い)のポスターパネルが壁にずらりと飾られ、電飾、オブジェなどでお祭気分を盛り上げてくれます。
扉も凝ってる!
劇場内にも上下にツリーとプレゼント(Kロゴがいっぱい、近くで見るとプレゼントの包装紙には登場人物たちのイラストがびっしりと描かれていたようです)、スクリーンにもクリスマス仕様のイベントタイトルが。会場に向かう間にも感じていたドキドキワクワクが、最高潮に!
もちろん予告編もなく本編が始まります。20世紀フォックスのロゴが流れると…早くもそのドラムに合わせてクラッカーが弾けました。そう、この上映会の特色は最低限の上映マナーさえ守れば“好きに騒いでよいこと”。音楽・銃声・俳優の演技に合わせてクラッカーを鳴らしたり、紙吹雪を撒いたり、鳴り物もOK。鈴をお持ちの方もいらして、しゃらしゃらと綺麗に聞こえました。歓声上げて、拍手して、上手に合いの手を入れる方もいて、大盛り上がり!奇跡みたいなひとときでした。すっごく楽しかった!!!!!みんなでわいわいするとエンタメが一気に加速します!そして作品や俳優を大好きな人たちと見ているだけでも、さらにキングスマンへの愛が深まる気もしました。
私も勇気があったら、エグジーが「手癖が悪いからこういうのは得意技だ」でアーサーよろしくbravoって言いたかったです。クラッカーをもっとたくさん持っていたら(ツイッターのlike並みに使うw)、大好きな「Come with me」でどなたかと一緒に鳴らしたかったです。包容力を感じてしまうのですよね、ハリーのこのセリフ。ちなみに合いの手で最高だったのはチャーチファイト後の「前髪アリガトー!」です。私からもありがとうだし、そういってくれた方にもありがとうです。地毛のウェーブを取り戻した後頭部の髪も好きです。
主要人物の登場シーン・再登場シーンでも、盛大にクラッカーが弾けます。一番人気はたぶんマーリン。昨今の事件を説明するために彼が「ウガンダ」と口にしただけでヒューゥだのパーンだの(笑)。ハリーの登場ではもちろんあちこちで盛大にパーン!エグジーのウィンクでもパーン!タイミングばっちりなのがまた面白い。これだから、終盤の見世物『威風堂々』への期待も高まるというもの。まるでハンドベルの演奏みたいにみんなの息が合っていてcoooolでした!爽快!
本編で新たに思ったのは、ガゼルのこと。チャーチファイトのあとでヴァレンタインと交わす会話を聞いていたら、彼女に善悪の別があるかは不明だけれど、殺戮の繋がりを、手を下さなくても自分たちが殺したことに違いはないという事実関係をわかって受容できているのかなぁと思ったのです。ヴァレンタインは自分に都合よくしか理解しないけれど、ガゼルは自分にとってどうであれ現実を曇りなく見ることができる。のかな、と。
さて、エンドロールでは場内が明るくなり、後ろからクリスマスカラーの風船がたくさん投げ込まれて遊園地状態に。ぽんぽん弾いて前の席に送ったりして、何だか童心に返りました。↓雰囲気※当日連写したものからgif動画にしました。リンク切れした場合はご容赦ください。
予め告知されていた抽選会では、和製マーリン(スタッフさん)からプレゼントが手渡されました。当選者のみなさまオメデトーーー!!!エグジージャンパーいいないいな!あと、翌日発売のDVDから日本限定の特典映像のごく一部を流してくれたりという、大サービスも!
司会のお姉さん:いまからほんのちょこっとだけ、特典映像の一部をご覧頂きます!髭のコリン・ファースがすごく素敵です!髭、見てください。(場内笑)
お姉さんが“みなさん本当に「キングスマン」を愛してくださって、本当にありがとうございます。この上映会は今回が本当に最後になりますが、これからも末永く「キングスマン」を愛していってください”とも仰いました。こんなに楽しい企画をしてくださり、こちらとしても感謝してもしきれません。会場で時間を共有した皆さんと笑ったり、叫んだり、ここいいよね!と言い合ったり出来た気がして、ますますこの作品を愛しく思います。ありがとうございました。
最後にはこの言葉で名残を惜しみました。
メリーキングスマン!
ps 当日ご挨拶させていただいたみなさま、どうもありがとうございました。