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舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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Baked Hotel
キャスト(敬称略)

ロドリゲス・三郎・スピン:吉本真悟
ヤン・リー・チェン:蔡 暁強
ラッキー・ローク:大野幸人
ポリスマン:大野幸人
ガブリエラ:大野幸人
ブレンダ:大野幸人
社長:大野幸人
ナレーション・声の出演:大野幸人

@京都府立府民ホールALTI
2015年10月31日 6列センター
   11月 1日 7列センター


 夏に告知が出てから待ちに待った京都公演、CSB in 京都!ドタバタダンスコメディとの前振りどおり、まんがのように色んなことが畳みかけるように起こって、笑って、笑って、ちょっと切なくなったりもして、最後はほっこり笑顔で終わる。そんな楽しいお話でした。本編前後の場内アナウンスも必聴。

 さて、上記キャスト表記はコピペ事故などではなく、真実です。幸人さんの芸達者ぶりがひときわ光っていました。早替えの頻度が物凄くて、しかもそのたびに全然違うキャラクターで登場して、色々な舞台を経験されて磨かれたのかなぁと思いました。短時間での完璧な変身が鮮やかすぎて、面白すぎて、これ絶対に後世に語り継ぐべき。

 暁強先生は、アイドルという役どころで、期待を遥かに凌ぐキュートさと、こちらも先生にしかできないようなアクロバティックな振付満載のダンスシーンを堪能できました。「Delicious」でも見せた、失敗と成功を乗り越えてきた今の輝きへの物語。キャラクターは違えど、今回も胸がぎゅっとなるような絶望と希望のコントラストが感動的でした。顔の表情もだけど、心が動いているの。

 真悟先生は、ソロパフォーマンスもあるしこちらでの役はどんなかなと思っていたら、ほぼ主役。ニュートラルな役では合ったけれど、濃い人物でした。端正で品があって、芝居を見ているかのような雄弁な踊り。ソロパートでは、彼がホテルと、そこに流れる時間と、ここでの出会いと別れ、人の触れ合い、そういうものをすごく大切にしていることが伝わってきた。なんだか、ぐっと来ました。ずっと見て居たかったな〜

 再演…もしできますれば、横関さん・勇輔くん・かざみん・JOEY・SHINICHIさん・西岡くん・TETSUHARUさん・無限さん・周さん…などなどGQおよびDelicious出演者たちが宿泊客として訪れる拡張バージョンでの再演もしくは東京凱旋公演を熱望します!!!!DVDが出なくて布教もできないのだから、より多くのダンス好きさん、ダンサーの方々に見て頂きたいし、何より私がもう一度見たいです(笑)。いや笑い事じゃなく本気です。実現しますように…!見た直後にこんなことまで呟いてるし!

 あーーーほんっと面白かった!何か月分笑ったかしら!でもしっかり切ないパートも入っているから、バランスが取れてていいなと思いました。開演前後で微妙に変わる、スクリーンに映し出されている幸人画伯のイラストも注目したいところ。
posted by Elie | CSB International | comments(0) | trackbacks(0) |
展示会などなど
2014年
11月29日 トーベ・ヤンソン展@そごう美術館
 ムーミン以外の絵を知らなかったので、いろいろなタッチの絵を見ることができて良かった。年末年始に実家に帰ったときにムーミンのお話読破したい。(2015年10月現在まだw)


2015年
3月10日 文楽マチソワ@茅ヶ崎市民文化会館 大ホール
 「曾根崎心中」映写展、杉本文楽、漸く古典版観劇。映写展で見た、クライマックスの徳兵衛の視点を想いながら観ると、グッとくる。お初の“徳様、嬉しい”と縋るのが可愛い。帯を裂いてふたりの身体を括る時に剃刀で切れたお初の傷を吸う徳様などなど、互いのためだけに生きている仕草が兎に角愛しい。
 「義経千本桜:道行初音旅」豪華な装束の静御前と、白狐が化けた家来の舞(合戦の場の再現)が主。家来がお兄さんの姿で静御前に擦り寄ったりと狐の仕草しちゃうのが面白い。最後、矢(?)が胸をひと突きするの、扇を使うのだけど、見事だった!!太一と友貴に変換しちゃった人ハーイ\(^o^)/
 「菅原伝授手習鑑」やんごとなき子の身代わりに我が子の首をと言うのが一谷嫩軍記と重なる武家の忠義の物語。子供たちが騒ぐ様子が面白くて仕方ない。松王丸のぐっと握った拳、握り潰したのは己が子のために乱れる感情か。首実検の時に動く目玉もしかと。あの頭で五右衛門の人形作って欲しい。
「釣女」狂言を元に作られたユーモラスで前代未聞の釣りの物語。お福ちゃんがかわゆうてならん!人形の動きも義太夫も、ちょっといつもと毛色が違って面白く、笑いっぱなしだった!荒唐無稽なこんな話が、江戸の皆さんを楽しませたのだろうな。
 1月に入門講座を受けてからの本日だったのと、上演前にあらすじ解説があってすごくわかりやすかったし、人の心は時代を経てもそう変わらないのねと感じて、改めて文楽に親しみが。歌舞伎と同じ演目が多いけれど、人間より人間らしく見えるところとか、人形だからこその演出とかが好き!今度は国立劇場でマチソワしたい!!!当日の呟きこちら

3月15日 大アマゾン展@国立科学博物館
 当日の呟きこちら
 カンディルというとにかく吸い付き吸い込み食ってしまう生き物が怖かった。大型の魚も鰓から侵入されたり、人間の尿道にも入ってきたり。見た目もグロテスク。

4月17日 立川志の輔独演会@グリーンホール相模大野

5月18日 銀河鉄道の夜@コニカミノルタサイエンスドーム(八王子)
 久方ぶりにプラネタリウム。中学の校外学習以来かな?
 賢治の書いた物語の世界を、星座を見せつつ、全天スクリーンを活かしつつ、綺麗なCGで開放感いっぱいに展開するものです。なんでそこでカタカナ発音の英語混じりの歌流しちゃうのかな〜とか、星推しでないエピソードが削られていたり、微妙な点はあったものの、自分の想像とますむらひろしさんの猫キャラで語られるアニメ映画でしか見たことのなかった世界を、違った形で体感できました。(動画サイトで探すと観られます)
“ ああ、わたしはいままで、いくつのものの命をとったかわからない、そしてその私がこんどいたちにとられようとしたときはあんなに一生けん命にげた。(中略)どうしてわたしはわたしのからだを、だまっていたちにくれてやらなかったろう。そしたらいたちも一日生きのびたろうに。どうか神さま。私の心をごらんください。こんなにむなしく命をすてず、どうかこの次には、まことのみんなの幸のために私のからだをおつかいください。”
 これサソリのくだりで出てくる言葉。感動して泣いてしまいました。。。
 その昔、通っていた塾の国語講師の影響で、本は何度となく読んでいて、花巻の資料館にも何回か行ったくらい。A先生、お元気かなぁ。もうひとつ余談。賢治資料館の学芸員さんのオススメは「シグナルとシグナレス」。ふしぎでロマンチックな短編です。

7月25日 牡丹灯籠@本多劇場
 明治時代に作られた30hの落語を当時の速記者が2人がかりで書き残した、人間模様が織り重なった2時間ドラマか映画並の面白ーーいお話!!映像娯楽がない時代の娯楽なんだと改めて拍手。1時間粗筋解説、2時間半本編。落語ってほんと見るものだなって思う。テレビは目を開けていないと見えないけれど、目を閉じても見えるもの。語り手の表情も重要ではあるけれど、仮にそれがなくてもラジオより遥かに情報が多くて、終わった後の「見た感」すごい。
 悪女お国の実家が新潟の荒巻ジャケ(?)の美味しい土地だというところから。お腹に塩を詰めて熟成させるようで、「これの塩加減が絶妙で堪らないんですねぇ!ガッテン的にはダメですけどね」と(笑)。因みに解説に用いた相関図は06年初演時のガッテンスタッフさんにお世話になったそうです。へぇー

9月26日 生命大躍進展@国立科学博物館
 当日の呟きこちら
 次はこれに行きたいです。

10月12日 ニキ・ド・サンファル展@国立新美術館
 彫刻の森美術館にも作品が展示されてる芸術家。女性の身体つきが強調されたまんまるな像しか知らなかったから、初期の作品が自分の性を呪っているのか愛しているのかわからないくらい爆発してて戸惑った。けれど、だんだん優しい作風になっていって和んだ。年月は岩を削る流れのよう。トスカーナに彼女のデザインしたこういう像で作られた公園みたいなところがあるとか。実際の風景のビデオが流れてたのだけど、すごい異世界!
posted by Elie | OTHER MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
「海賊じいちゃんの贈りもの」
 大の大人が自分だけの正義を主張して声を荒げる姿がとても滑稽に見えました。これってきっと子どもたちないしじいちゃんの目線でもあるのかな。大きな声を出すのは面白がって笑うときだけでいい。嘘でも本当でも、後ろめたさなく大らかに生きられたらいいな。大好きなひとたちと。そんなことを感じました。小さな良作。子どもの頃にもっとアドベンチャーしておきたかったな。

 本作、子どもたちに合わせて大人の役者は芝居をしたそうな。ボクが喋ってるのに若干関係ないことをかぶせて聞いてくる末っ子ちゃんのくだりとか、なんだかリアルでした(笑)
posted by Elie | MOVIE | comments(0) | trackbacks(0) |
TOP HAT
主なキャスト(敬称略)

ジェリー・トラヴァース:アラン・バーキット
デイル・トレモント:シャーロット・グーチ
ホレス・ハードウィック:クライヴ・ヘイワード
マッジ・ハードウィック:ショーナ・リンゼイ
アルベルトベッディーニ:セバスチャン・トルキア
ベイツ:ジョン・コンロイ

@東急シアターオーブ 1階21列上手ブロックセンター寄り

 当日券で観てきました!!ダンスがとにかく圧巻でした。殆どタップダンスなのですが、群舞がビシッと揃って大迫力!大きなナンバーのあとは物語を忘れてしまうくらい圧倒されました。掛け合いもテンポよくて表情も豊か。2幕になると、マッジやアルベルトなど濃〜いキャラが活躍して、笑いも加速!すごく楽しかった〜。マッジと旦那さんはちょっとCFYのアイリーンとランクを思い出しました。

 来日公演ならではのお遊びで、主人公たちが出会うホテルの名前がヒカリエになっていました(笑)。通路側の席だったので、本邦限定という客席下りフィナーレも近くで見ることができ、ダンサーの笑顔に心が弾みました。

 内容としては、まぁ人生楽あれば苦ありだけど、精一杯生きて楽しんだもの勝ちよね、と言う感じ。最後にはベイツさんのナイスで意外な一面が場を取りなし、大団円。このベイツさん、ダウントンにも同名の使用人がいますので、こっそりにやにやしました。一人称を拙者と訳されるくらい古風な人と印象づいて物語が進むので、本当に最後の最後には笑っちゃいました。

 階上と階下を同じ階層で見せるやり方が面白い。また、これは1幕だと思いましたが、ジェリーが「飛行機は安全だ!落ちるまでは」というセリフに噴出しました。そりゃそうだ。この場面とか、デイルの部屋の一部とか、フレームで場面を切り出してみせる演出、好きだったなー。

posted by Elie | MUSICAL | comments(0) | trackbacks(0) |
「トワイライトサーガ」シリーズ
 コンビネーションで使われた曲をきっかけに鑑賞。2〜3日で、ブレイキング・ドーンPart1、初恋、ニュー・ムーン、エクリプス、ブレイキング・ドーンPart2(見た順)を立て続けに見てしまいました。歌詞の通りに作られたコンビネーションだったので、歌いこまれた時の長さと愛の深さを少しでも感覚として知る助けになりました。それに、面白い。

 吸血鬼ものというと、私が触れた作品では「ポーの一族」「ドラキュリア」「ダンス・オブ・ヴァンパイア」、ちょっと異色なところでマシュー・ボーンの「Sleeping Beauty」なので(あれは吸血鬼に括っていいもの??)、餌食になったものは同族として覚醒し、運動および感覚能力が人間を遥かに超越するとか、夜型になるとか、棺桶で眠るとか、そういう性質の生き物(化け物?)になるくらいの程度でした。が、このシリーズに登場する吸血鬼には予知とか念力的なものとか、それぞれ固有の特殊能力があるという設定。しかも主人公に関わってくる一族は人間の生活にほぼ馴染んでいる。そこが新しい感じがしました。

 それら多種多様な能力のお陰で展開に幅が生まれる一方、最後の最後で登場するハーフの証人とかになってしまうと、ちょっと後半ご都合主義っぽいところは否めないかも。でもなんか見てしまう、面白いシリーズでした。Part2の最後に流れるキャストの顔つきのエンドロールが素敵でした。

 余談。Part1で心臓マッサージの場面が出てくるのですが、腕が曲がっていると効果的な圧迫が出来なくて意味を成さないのです。でもまぁエドワードはとてもパワフルなので、あれでも有効なのかな(笑)。
posted by Elie | MOVIE | comments(0) | trackbacks(0) |