BOOK SHELF
舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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Jewels from MIZUKA
あっという間のひと時でした。温かい雰囲気で、一瞬ずつを踊り手も観客も愛おしんでいたと思います。古典にモダン(コンテ?)にプティ、そして世代の混ざり合った顔ぶれながらどれも一様に輝いて眩しい、Jewelsの名に相応しい公演でした。

@神奈川県民ホール 1階 21列センター


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「くるみ割り人形」
バレエで馴染みある物語や音楽の解説にある内容はエッセンス程度で、もうひとつの光の当て方、という感じのお話でした。ティム・バートンのクオリティに慣れていると若干粗さも感じてしまいましたが、リアリティよりも箱の前で人形劇を見ている感じが子どもに帰っているようで面白かったです。

それら人形や世界を作るパーツは、色彩がお菓子のように華やかで、赤みの部分にはその色の果物や野菜のピールでも乗せているのではないかと思うほど。特に少女たちの目を引きそうな御伽の国の色彩でした。その中でもクララは立っているだけで可愛い。特におでこ!ぺたぺたと撫でたり触ったりしたくなる愛らしいおでこ。

それから、何を隠そうこの人が目当てだったいっちー。要所で登場するキャラクターがどれも愉快でいい!楽しんでなりきるあまりアドリブだらけなのかなぁ、なんてね。意外な所で安蘭さんも声を担当されていました。どんな顔して吹き替えたのだろう…(笑)
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早乙女太一 ALL JAPAN TOUR
出演(敬称略)

早乙女太一、劇団朱雀
馬場 徹

@相模女子大学グリーンホール 2階上手サイド


いつの間にか名前を変えたグリーンホールにて!BUMPと似た編成でしたが、もう一度見たいと思っていたので、ラッキー(笑)。

一部も二部も三部もアドレナリンぶしゃーでした!待ってたよー!て叫びました!

出し物の順番を忘れてしまったので、特に印象的だったことについてのみ、順不同でメモしておきます。


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Burst Cake
構成・振付・画・出演:上口耕平、大野幸人  
構成協力:荻田浩一

@新宿村LIVE センターブロック最後列 上手


opening nightを見てきました!キレッキレのアゲッアゲのエネルギッシュなエンタメshow!思わず笑顔がこぼれてしまうダンス、見ながらして胸で喘ぎそうになるダンス。歌も芝居も絵も、息をつかせる間も無くタイトル通りBurstしていました!

絵と言うのは、本編内でユキ(幸人さん)の描く絵のこと。厳密にはコウ(上口くん)との合作となります。即興的に描かれるので公演ごとに違ったものが描かれたはず。今回はコウ曰く“たぶんゾウ”。この絵のくだりやラジオ番組のくだりはアドリブっぽかったです。カテコにて種明かしされたことには、掛け合いの場面は幾つかネタや、それに合った展開を用意したそうです。前述の絵であったり、小道具がお手製だったり、ダンスのみならずおふたりとも何て多彩・才・祭なの!

物語としては、お供え物をああいう形でというのは綺麗ではないけれど、そう言う生き方しかできない彼らのギリギリさに胸が疼いたりとか、そうであってもいつも純粋に最短距離を狙える真っ直ぐさに打たれたりしました。

さて、同じ公演を見ていたフォロワーさんと見立てが同じだったのでほぼ確信していますが、イカサマバーでの衣装が「Delicious」の再利用のようでした。コウの水色基調で丸模様のベストはPLAYTIMEのパオちゃんの、ユキの赤いオスカルブラウスはSPAINのユキーデの(だったと思う…)。こういうの、思わずニヤリとしてしまいますね。ところでこの場面で登場する(?)エアしゃちょさんが面白かったです!ここのみならず本編に登場する声って、誰のをサンプリングしているのでしょうね?

使用曲も一部「Delicious」でした。The Game2(の一部かもしれない)と厨房。前者は定かではないけれど、検索の難しいハンス・ジマー系の映画音楽を思わせる、ちょっと壮大な曲でした。その中で苦しみながら踊るユキ…焦げそうで。

要所で任務を与えるボスの“よろぴく”発言がじわじわきます(笑)。あと役割分担の時のユキのことば…“わたし男ね!”も。
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「ウィズ」
劇中曲の『ease on down the road』を聞いて以来、見たいと思っていた作品。その時のナンバーはカラフルなロリポップのようでしたが、映画は案外地味な色合いでした。ミュージカルは弾けているのかな?

見所は、序盤と終盤。壁に塗り込められた人々とイヴリーンにこき使われていた人々が解放された時に歌い踊る喜びに満ちたナンバー。大勢がぐわっと踊るのって、エネルギッシュで好きです。

他はなんだか、原典を取り入れつつ当世風な味付けにしているからか、生焼け感があってあまりピンと来ず…。終盤のグリンダのソロは力みすぎてぐったり…。心動く瞬間はなかったけれど、結局みんなの中に欲しいものがあったというのが素敵でした。探す力のないウィズは仲間にさえも入れない。

マイケルの案山子はちょっぴり卑屈で、照れたような上目遣いが可愛い。身体能力の高さを前面に出してはいないものの、やはりキレの良さや洗練されたお洒落な動きは目を引きます。「THIS IS IT」にも興味が湧いてきました。
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ティム・バートンの世界
映画関連の作品のみならず、紙ナプキンにささっと描かれたもの、D社勤務時代の不採用だったイメージボード、未発表の映像などが多く揃い、大変貴重。見応え充分でした。これだけ集めてまた違う作品ができそうなくらいの世界観ができていて…でも創作というのはもしかしたら、得てしてそういうものなのかも?採用される部分の方が僅かで。

監督のお人柄というか、性質が見えるような気がしたのが、映画のチーム限定のアルバム(クランクアップの時にcast & crew全員に配られるらしい)。現場のスナップ写真や、セットや道具の写真、図面や絵コンテなどなど、制作の全行程、スタッフのひとりに至るまでの思い出を詰め込んだ一冊になっているのです!タブレットで見られるようになっていたけれど、とても盛り沢山な内容でした。これをせっせと拵えるのね監督♡ 作ることが根っから大好きなのだろうな〜

そして何より感じたのは、頭の中を形にできるって凄い!という事。しかもただ形を描き出すのではなく、ちゃんと気持ちや象徴するもので、キャラクターひとりに物語があるのが凄い!「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のサリーの身体を走る縫い目にポジティブな意味合いが込められているというのには驚きました。自分を一度ほどいて、もう一度縫い直すことで新たな気持ち・新たな自分になって進んで行くという内容だったかと思いましたが、なるほどそういう考え方!と目からウロコだったのでした。

於:森アーツセンターギャラリー
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「サマーウォーズ」
これも気になっていた作品。

やはりサイバースペースがどれだけ発達しても、やはり基本は人肌とか心なのだな、という物語でした。プログラムには人間性のふくらみがなく、味もない。ばあちゃんの侍魂は極端かもしれないけれど、ややこしい(?)事情のうちにも一丸となってゆく家族の姿は感動的でした。特に人類をかけたゲームの時に、みんながなつきに運命を託すところ!

こういうの、絶滅して欲しくないです。
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SINGIN' IN THE RAIN 雨に唄えば
主なキャスト(敬称略)

Adam Cooper
Amy Ellen Richardson
Stephane Anelli

@東急シアターオーブ 1階20列センター付近



アダムが久しぶりに来日するとあって、かねてより楽しみにしていました!もしかして「兵士の物語」以来?ダークでダークなファンタジーであった兵士と違い、こちらはhappyだし、歌にダンスに芝居にと三拍子揃った舞台でのご活躍は嬉しい限り。

リエゾンのヴァルモンみたいに妖艶な役も素敵だけれど、今回のようなコミカルな演技のある軽やかな役もとーーーーってもチャーミング!コズモとケラケラ笑っていたかと思えば、大人の男の顔で新鋭女優を見つめる。そんなギャップにどぎまぎさせられながらも、やはり爽やかで、ハートフルで、美しく品格のある洗練されたダンスに釘付け!1幕の最後を飾るのはあの有名すぎる雨中のソロ。映画さながらに本降りの中を優雅に遊ぶドンは、文字通り雨と一緒に踊っているようでした。我々が長靴や傘の爪先で同じことをしても、きっとトラックが路肩をじゃぶんと泥まみれにして行く程度の見世物にしかならないでしょう。すんごく素敵な夢見心地の場面でした。

コズモの独壇場も、盟友同士のコミカルなデュエットダンスも、好きなシーンたくさん!最後の種明かしは“実際の”場面になるので、更に面白かったです。

そう来たかと思ったのは、映画のワンシーンを流す場面。大げさな芝居の中で、喋る前に更に仰々しく息を吸い込むアダムがなんだか可愛くも見えて(笑)。

ところで、リーナってどこの訛りなのでしょうか?キャシーが“A(エイ)フラット”というところを“A(ア)フラット”と発音したり、“できない”を“できにゃい”と訳していたから、或いはギャル語みたいなやつかな?

happyで華やかで笑いが絶えなくて、楽しいひと時でした!Dear Adam and Company, Thank you very much!!
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