ぜひ見て欲しい!との声に背中を押され、チケットにもご縁があったので、宝塚観劇デビューしてきました。
昨夏、遠征ついでに観光で本家の前を通ったり展示を見たりはしたものの、観劇するのは今日が本当に初めてです。月組ベルばらのDVDを見せてもらったこともあるけれど、やはりこういうのはナマに限りますね。
これでもかと煌びやかで、もはや宝石箱をひっくり返したどころではない、世界のすべてが宝石になってしまった感じでした。劇場をあとにしてからも、目の中がキラキラ。午睡から醒めて目をパチクリさせているアリスの心境が、ちょうどこんなかもしれません。何だったのあの世界は?夢?お腹いっぱい!
100年前や戦後、それこそ「宝塚BOYS」の時代に彼女たちの歌劇を見た人々は、感性が燃えたと思います。ジェンヌたちが夢を追いかけるエネルギッシュな姿に触発されて、民間人たちも生きる希望を絶やさず灯してきたのかも。
その辺の大型商業作品と違い、魅せることに徹したパフォーマンスに魅せられぬわけがない!今日見たミュージカルの小品なんて、30分ちょいの作品なのに、映画監督の妻とか、濃いキャラがちゃんとオチに効いてくるのです。短時間にしっかり起承転結をおさめて、キャラも活かして。小ナンバーもそれぞれ楽しいし、すごい!物語の完成度が高くてびっくりしました!作品の齢はわからないけれど、それを作る劇団のあゆみ、100年ともなると歴史と言えるスケールですもの、その完成度たるや。ハマるひとの気持ちがわかります!
舞台のつくりも面白かった。オケピより客席側にも道があって、オケピが池みたいにぽっかり空いている感じでした。その手前の道にジェンヌが足を踏み入れると、拍手が起こります。
演目はみっつ。以下、感想と共に。
@東京宝塚劇場 1階23列下手