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舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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小林十市さんによるベジャール・レパートリー・ワークショップ「ギリシャの踊り」
ベジャール・バレエ・ローザンヌで活躍され、第一線を退かれたあとも演劇界でその名を轟かせたり、ベジャール作品の振付指導にあたられたりしている小林十市さん。基礎に近い初級でまだあたふたしながら盆踊りをしているレベルでは、到底ご指導賜ることなどなく(ちょっと飛び込む勇気は…)、ましてベジャール作品ともなれば一種の禁じ手とさえ思われるものでありました。

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帝国劇場「シスター・アクト 〜天使にラブ・ソングを〜」
主なキャスト(敬称略)

デロリス・ヴァン・カルティエ:森 公美子
修道院長:鳳 蘭
エディ:石井一孝
カーティス:大澄賢也
オハラ神父:村井國夫
シスター・メアリー・ラザールス:春風ひとみ
シスター・メアリー・パトリック:浦嶋りんこ
シスター・メアリー・ロバート:ラフルアー宮澤エマ
TJ:藤岡正明
ジョーイ:KENTARO
パブロ:上口耕平

指揮:塩田明弘

@帝国劇場 1階V列下手サブセンター

楽しかった♪ ミュージカルのハッピーが凝縮されていました!見にゆけないはずでしたが、希望日のチケットを譲っていただけて本当に良かったです。ありがとうございました。
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怪談・にせ皿屋敷
配役(敬称略)

青山播磨:早乙女太一
お菊:山本美月
園部上総之介:馬場 徹
岩田鉄太郎:陳内 将
岡光彦兵衛:山下翔央
トメ:久保田 創
瓦版屋聡太:大久保祥太郎
お梶:高野 愛
小春:山泳┨
ステ:成田 僚
お米:鈴花奈々
伊勢福:葵 陽之介
山岸次郎左衛門:山崎銀之丞

岩崎祐也
峰 拓也
重咲なお
新原 武
福山翔大
丸山隼人

日替わりゲスト:市瀬秀和
飛び入りゲスト:大島美幸(森三中)

@青山劇場 1階K列下手ブロックセンター寄り


楽しかったーーーー!!!楽しすぎて鼻血が出そう。

開演前のアナウンスが怪奇現象の前触れみたいに怖いのだけど、お皿を数えられていなかったりして、これはもしや…と思いましたがやはり、蓋を開けたらとってもThat's Entertainmentな舞台でした。悲恋を描きながらも猥雑で、かぶいていて、クールで、ひょうきんで、しっかりと孤独で、哀しい生い立ちにも触れてゆく。「BUMP」や「蒼の乱」とはまた違う太一くんに出会えました。感情の振れ幅や、絵柄の味の多彩さが、とにかく広い。表情も勿論いいのだけれど、後ろ姿でも声ひとつで心模様を表せてしまう。うまく言えないけれど、カッコいい!!
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牧阿佐美バレエ団「ドン・キホーテ」
主なキャスト(敬称略)

キトリ:青山季可
バジル:清瀧千晴
ドン・キホーテ:保坂アントン慶
サンチョ・パンサ:上原大也
キトリの父:森田健太郎
街の踊り子:伊藤友季子
キトリの友人:米澤真弓、織山万梨子
エスパーダ:中家正博
ガマーシュ:逸見智彦
酒場の踊り子:田中祐子
ジプシーの女:吉岡まな美
森の女王:久保茉莉恵
3幕ソリスト:小橋美矢子、中川 郁
ボレロ:岡本麻由、塚田 渉

@ゆうぽうとホール 2階3列上手サブセンター


久しぶりに、牧の公演を見てきました。水香さんが移籍されてからすっかりご無沙汰していたので、本当に久しぶり。よく見ていた頃にフリッツを踊っていた子が、今やバジルで喝采を浴びていますもの。団員がすっかり代替わりして、全体的に若返っていました。高校の後輩(親同士が知り合い)もバレエ学校を卒業して、バレエ団の公演に出るようになってきました。相変わらずなのは、会場でお見かけした牧先生が真っ赤なスーツをお召しになっていたこと。それから、観客に子供が多いこと。それもバレエ団系列のお教室の生徒さん。幕間には、劇中登場したパを踊る小さなバレリーナたちのきらきらでロビーが華やいでいました。
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パゴダの王子
主なキャスト(敬称略)

さくら姫:米沢 唯
王子:菅野英男
皇后エピーヌ:本島美和
皇帝:マイレン・トレウバエフ
北の王:福田圭吾
東の王:輪島拓也
西の王:小口邦明
南の王:宝満直也
道化:高橋一輝

@新国立劇場オペラパレス 2階3列下手寄り

念願叶って、この日のソワレを見てきました!初演からずっと気になっていたのです。もうすっかりのめり込んでしまいました!妖怪が登場するところがかなり異色。お話も面白いし、好奇心を掻き立てられました。
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「キャリー」
シシー・スペイセク主演の方を鑑賞。原作は2度ほど読んでおり、クライマックスで切れた電線が水溜りに落ちた時に紫色の閃光を発する描写が鮮烈で、ずっと映画を見てみたかったのです。

映像において閃光は大して光らなかったようでしたが、シシーの演技が凄かった!常に扉の向こうからこちらを窺うような、憧れていながらも気後れした目。逆上した時の別のものになってしまった感じは、灰皿を飛ばしたり少年を転がしたりしている時の力に怯えている時期を越えて、すっかり力を自分のものにしていて、何というか、哀しい。狂信的なママの鬼気迫る演技も実に恐ろしかった!

プロムで見せるキャリーの笑顔は本当に可愛らしくて、このあとの展開を知っていると切ない気持ちになりました。でも結末の仔細は原作とは違うのですね。

クロエ主演のリメイク版も見てみたくなりました。特に、プロムでテレキネシスを爆発させる時の映像表現が気になる!
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「サイレント・ヒル」
見てみて、とは言われていないものの、気になったので勇気を出して蓋を開けてみました。それでも怖いので、縫い物をしながら小さな画面で、部屋を明るくして。

この手の作品に登場するクリーチャーが本当に苦手。奴らはグロテスクだし(「パンズ・ラビリンス」に出てきた掌に目のついたひとはどことなく可愛いけれど、やることは可愛くない)、のみならず狂信者の仕打ちは残酷だし、その刃は子供に向かうし、怖いというより辛かったです。巡査も犠牲になってしまうし。唯一の救いは、主人公らの生活のある世界から離れないこと。ショーン・ビーン演じる夫が登場するたびにホッと息をつくのでした。

狂信は無垢を穢し、おぞましいものを増幅させてしまうのでしょうか。村八分的なものって、とても恐ろしい。絶望的なピンチに際して道を拓いてゆくのは「フライトプラン」諸々に見るこれも“母は強し”のパターン。母親は子供にとってかみさま同然、という言葉が印象的でした。

衝撃かもと聞いていた結末。アレッサは青白い少女に宿り、少女はシャロンに取り憑き、両親はあれから、もしかすると夢遊病以上のものに悩まされることになったかもしれませんね。ジョデルの目の芝居にぞくりとしました。

その少女は「ローズ・イン・タイドランド」のジェライザ・ローズ。彼女の場面だけはしっかり見ました。若くして、どきりとするような艶のある女優だと思います。スモモの甘みと酸味のような。
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宝塚歌劇団 月組公演

ぜひ見て欲しい!との声に背中を押され、チケットにもご縁があったので、宝塚観劇デビューしてきました。

昨夏、遠征ついでに観光で本家の前を通ったり展示を見たりはしたものの、観劇するのは今日が本当に初めてです。月組ベルばらのDVDを見せてもらったこともあるけれど、やはりこういうのはナマに限りますね。

これでもかと煌びやかで、もはや宝石箱をひっくり返したどころではない、世界のすべてが宝石になってしまった感じでした。劇場をあとにしてからも、目の中がキラキラ。午睡から醒めて目をパチクリさせているアリスの心境が、ちょうどこんなかもしれません。何だったのあの世界は?夢?お腹いっぱい!

100年前や戦後、それこそ「宝塚BOYS」の時代に彼女たちの歌劇を見た人々は、感性が燃えたと思います。ジェンヌたちが夢を追いかけるエネルギッシュな姿に触発されて、民間人たちも生きる希望を絶やさず灯してきたのかも。

その辺の大型商業作品と違い、魅せることに徹したパフォーマンスに魅せられぬわけがない!今日見たミュージカルの小品なんて、30分ちょいの作品なのに、映画監督の妻とか、濃いキャラがちゃんとオチに効いてくるのです。短時間にしっかり起承転結をおさめて、キャラも活かして。小ナンバーもそれぞれ楽しいし、すごい!物語の完成度が高くてびっくりしました!作品の齢はわからないけれど、それを作る劇団のあゆみ、100年ともなると歴史と言えるスケールですもの、その完成度たるや。ハマるひとの気持ちがわかります!

舞台のつくりも面白かった。オケピより客席側にも道があって、オケピが池みたいにぽっかり空いている感じでした。その手前の道にジェンヌが足を踏み入れると、拍手が起こります。
演目はみっつ。以下、感想と共に。

@東京宝塚劇場 1階23列下手
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「天使にラブ・ソングを…」
帝劇で上演中のミュージカルは残念ながら見にゆけそうにないので、かねてより気になっていた映画で対症療法です。2作まとめ見。

音楽がとてもソウルフル!1も2も最後のナンバーはちょっとしたカタルシスに満ち、踊り出したくなりました。シスターたちにも子供たちにも思うのは、まず心ありき!ということ。表現するものは、音楽・舞踊・絵画・言葉・何であれ、心に従うのだなと。特に1で、賛美歌がノリノリに編曲されているのなんて楽しくて楽しくて!心で歌い、身体で伴奏し、みんなで集まると和音になる。感動的です。こんな音楽の先生に出会いたかった…

歌の場面は勿論だけれど、デロリスが家族のようになってゆく過程も素晴らしく、ぐっときます。規律に従順で風格のある院長様が少しずつほぐれて、デロリスと親友のようになってゆくのも見所。マギーは何を演じても味わい深いなぁ!

2作とも物語の構成は同じですが、思わずハラハラドキドキして、最後には晴れ晴れした気持ちになりました。何だか幸せ。
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ビッグ・フェラー
配役(敬称略)

内野聖陽:デイヴィッド・コステロ(IRAのNY支部リーダー)
浦井健治:マイケル・ドイル(NY在住の消防士、IRAメンバー)
明星真由美:エリザベス・ライアン(IRAメンバー)
町田マリー:カレルマ(プエルトリコ系の女)
黒田大輔:トム・ビリー・コイル(NY市警、IRAメンバー)
小林勝也:フランク・マカードル(IRA幹部)
成河:ルエリ・オドリスコル(IRAメンバー)

@世田谷パブリックシアター 2階A列10番台

見てきました!この日は終演後に、浦井大学の浦井教授が教鞭を取るFCイベントが開催される特別な日。と言うのも、入会して初めてのイベント参加だったものですから!

以下には、そこで聞いた内容を踏まえた感想が(できるだけ婉曲的に)書いてありますので、ネタバレを避けたい方はご遠慮ください。

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