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舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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ロミオ&ジュリエット 2013 其の参
主なキャスト(敬称略)

@東急シアターオーブ 1階15列どセンター


 全然頭が切り替わらないまま、昨日のカウナスから今日のヴェローナへ。

 宮尾さんの‘死’を見たくての今日でした。Kバレエに所属されている方ですが、まだそこの公演を見たことがなく、テレビでのご活躍も未見のため、今日が初めましての宮尾さん。

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SEMPO -日本のシンドラー 杉原千畝物語- マチソワ
主なキャスト(敬称略、マチネ/ソワレ)

杉原千畝:吉川晃司
杉原幸子:鈴木ほのか
ノエル:坂元健児
エバ:白羽ゆり
杉原節子:佐藤亜美菜/片山陽加
松岡洋右:山本芳樹
シモン:Kimeru
ニシュリ:和田琢磨
ジョン/ファルバスク:永山たかし
グッシェ:栗原英雄
ガノール/ソ連将校:熱海将人
ルネ:水野栄治
踊り子/ユダヤの民:徳垣友子
外務省秘書官:宮本竜圭
ローゼンツ:あぜち 守
ジョゼフ/陸軍将校:河内喜一朗
エリーゼ:マルシア
カイム:沢木 順

ニーナ:杉原織葉/近藤亜紀
ソリー:河崎脩吾/山田瑛瑠
弘樹:鈴木星那/小島幸士

@新国立劇場 中劇場 2階1列センター上手寄り/1階15列下手


 本当はマチネ後にバレエのレッスンにゆくつもりだったけれど、バレエはまたあるけどSEMPOはもうないよ?と思い立ち、突発ソワレを敢行しました。見て良かった、本当に良かった!!当日券を発券してもらうのにお金握りしめて並びながら、さながらビザ発給を並んで待っているユダヤの民の擬似体験をした気分に。


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ゲキ×シネ2本!!
 10周年記念のレパートリー上映、嬉しいですね!今月公開の2本とも見ることができて満足です。

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SEMPO -日本のシンドラー 杉原千畝物語- 其の弐
主なキャスト(敬称略)

杉原千畝:吉川晃司
杉原幸子:鈴木ほのか
ノエル:坂元健児
エバ:白羽ゆり
杉原節子:佐藤亜美菜
松岡洋右:山本芳樹
シモン:Kimeru
ニシュリ:和田琢磨
ジョン/ファルバスク:永山たかし
グッシェ:栗原英雄
ガノール/ソ連将校:熱海将人
ルネ:水野栄治
踊り子/ユダヤの民:徳垣友子
外務省秘書官:宮本竜圭
ローゼンツ:あぜち 守
ジョゼフ/陸軍将校:河内喜一朗
エリーゼ:マルシア
カイム:沢木 順

ニーナ:杉原織葉
ソリー:河崎脩吾
弘樹:鈴木星那

@新国立劇場 中劇場 1階8列どセンター


 2回目の観劇、今日はソワレでした。


 日が違えば演じる側も見る側もアンテナが違うもの。芝居は熱を帯びてよりいっそう生と死のコントラストが濃く、前回とは少し違ったところに揺さぶられました。

 また2回目ということで少し冷静に見られて気づいたのは、冒頭と途上と終盤で、マルシアさんが同じ歌を歌っていたこと。同じ身体から発せられる同じ言葉だけれど、こちらに突き刺さる太さや深さは終盤ほど大きくて。あと、ソリー(少年期)の二役が袴の少年(グッシェに、正義は必ず為されるかと語りかける場で登場)だったこと。仮面ナンバーの中心に鬼がいたこと。あの場面の日本兵たちが着けている仮面は、目が極めて和風なので視野狭そう。
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ロミオ&ジュリエット 2013 其の弐
主なキャスト(敬称略)

@東急シアターオーブ 2階8列上手側

※ジュリエット役の清水くるみさん故障のため、フランク莉奈さんに変更。
 いまのところ莉奈ちゃん連投ですね。引き続き頑張れ!
 くるみジュリは可愛らしく、かっきーロミオとバランスがいいと聞きましたので、是非その組み合わせで拝見したかったです。


 今日は周さんのための日。

 東バ時代から好きなダンサーでしたが、2011年のRJ初演で改めて魅了され、その独自の美的感覚が踊り出すと幸せな気持ちが細胞中に広がります。
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SEMPO -日本のシンドラー 杉原千畝物語-
主なキャスト(敬称略)
杉原千畝:吉川晃司
杉原幸子:鈴木ほのか
ノエル:坂元健児
エバ:白羽ゆり
杉原節子:片山陽加
松岡洋右:山本芳樹
シモン:Kimeru
ニシュリ:和田琢磨
ジョン/ファルバスク:永山たかし
グッシェ:栗原英雄
ガノール/ソ連将校:熱海将人
ルネ:水野栄治
踊り子/ユダヤの民:徳垣友子
外務省秘書官:宮本竜圭
ローゼンツ:あぜち 守
ジョゼフ/陸軍将校:河内喜一朗
エリーゼ:マルシア
カイム:沢木 順

ニーナ:近藤亜紀
ソリー:山田瑛瑠
弘樹:小島幸士

※およそパンフレット掲載順
 Wキャストは判別できたと思われる方のみ記載

@新国立劇場 中劇場 1階8列上手


 初見ですが、今回が再演だそうです。どうやら今回の上演に際して台本を大幅に改訂されたとか。初演を見ていないので比較はできませんが、あれだけ難しい(と私は感じる)政治情勢にも関わらず、わかりやすく見せていたと思いました。場面を切り取ったり、舞台上に動きをつける襖状の装置に当時のヨーロッパ地図が描かれ、舞台となる都市がマークされているので、どれだけ離れた場所で人々が祈っていたかが、開演前に席に座っているだけでもわかります。また、本編中では場所のテロップも出るしマークも点灯するので、見逃さなければ迷子にもなりませんでした。

 ただし情報不足だと感じた点がひとつ。物語の視点および主役の関係上、描かなかったのだと推察しますが、ユダヤの民がどれほどの迫害を受けていたかが不明瞭だったことです。生活を捨ててまで長距離を、それですら賭けの様な感じで必死に逃げるのですから、それくらい酷く不当な扱いを受けていたことは舞台を見れば想像はできると思いますが…そのことを具体的に知らなければ、一発ですとんと腑に落ちるくらいの説得力には欠けるかなと思いました。でももしその辺りまで描いていたらきっと焦点がぼやけてしまうし、それこそ「シンドラーのリスト」並の大長編になってしまい、「ヘンリー六世」のような上演形態をとらなくてはならなかったかもしれませんね。

 どうやら海外公演まで望まれていた本作のようですが、今回は新国立劇場の舞台機構に特化した演出らしいので、地方公演さえできぬのだとか。そういう要望へのせめてもの報いなのか、英語字幕つきの上演でした。舞台上方の鴨居みたいなところに表示されますが、10列くらいまでの前方席ですとぐいっと見上げないと読めないので、本当に字幕が必要な方には前方席は気の毒です。字幕について気になったのは、陸軍将校が強い口調で喋っているところで字幕がずれていたようだったこと。確か外務省の人に言う“それだから我々は血と汗を流しながら最前線で戦っているんだ!”という台詞だったかと思いますが、そのあと(落ち着きを取り戻して“杉原が無断でビザを発行することは無いとは思うが、大事な時期なのでな”といった風な台詞)になっても暫く切り替わっていませんでした。英語と日本語を読み比べても面白そうだったので、対訳台本も販売して欲しいな。

 奥様のお書きになったを読んだ時は、人間が根源的に持っている美しく優しい心のお話という印象だったのが、舞台ではかなりの英雄譚になっているように感じられて、この印象の違いにまず驚きました。そういう風に作らないと見る側を引き込めないのかもしれないけれど、書き手や創り手がかの人をどのように見つめていたかの違いもあるのだろうなと思っています。

 あととても感動したことがあって、千畝さんとシンドラーは最後に似たことを言うんだなと。千畝さんはこの舞台で、シンドラーは映画でしか存じませんが、いずれも物語の最終盤でご自身の選択について責めるようなことを口にします。

千畝さん:あと一日早く決断していれば、もっと多くの人を救えたかもしれない。それだけが心残りだ。

シンドラー:このバッジは金だからあとふたり救えた、いやひとりでもいい、人間ひとりだぞ。しかし私はその努力をしなかった…

 自分にでき得ることに力を尽くしたひと、そういう決断をできるひとの思考はやはり似通っているのでしょうか。千畝さんが日本のシンドラーという異名をとったのが、妙に納得のゆく言葉でした。

 以下、本編に具体的に触れた感想です。ツイッターでは気にせず書きましたが、ここではネタバレと思われる箇所は白抜きにしておきますので、必要な方はドラッグしてお読みくださいませ。割と白い分量が多めかも(笑)。


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Shakespere THE SONNETS(映像)
出演

首藤康之、中村恩恵

@新国立劇場 中劇場 2010/2011シリーズ


 「SEMPO」観劇前に、劇場5階の資料室にて鑑賞。

 KAATで上演されたおふたりの別の公演は見たことがありましたが(参照)、やはり成熟した男女のどきりとするような色っぽさと、性とかを超越した神々しいまでの透明さが共存しているのが、このおふたりの好きなところだなと改めて感じました。折り重なって絡み合う様子をしても、そこでやり取りされるものは肌の温度の他に、妖精の粉と似通った、澄みきった大気の流れとか、そういうもののような気がするのです。

 照明は終始暗めで、そこに黒いドレスや黒いコートで登場するので、肌だけが浮かび上がっているように強調される効果がもたらされていたように思います。着ているのに、涼やかなのに、時に生身の湿気をも感じさせます。マネキンが恩恵さんに入れ替わったり、首藤さんと恩恵さんが入れ替わったり、というところに、シンプルな舞台に詩の奥行きというか、何か次元すら超越してしまったような不思議な立体感を感じました。鬘でそっくりになってしまったり、恩恵さんが付け髭で男装していたり、リフトしたり、されたり、もう男女とか、ふたりとか、そういう境界が曖昧でした。

 抽象的なことに代わりはないけれど、アレシオの44Duosより具体的で、寓話的でした。

 3回ほど挿入される、ソネットの朗読部分で首藤さんのお声を聞ける機会も。彼の芝居の声は、心地よくて好き。横に長い詩集をめくるような所作の優雅なこと!
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ロミオ&ジュリエット 2013
主なキャスト(敬称略)

@東急シアターオーブ 2階8列上手側

※ジュリエット役の清水くるみさん故障のため、フランク莉奈さんに変更。
 くるみさんのお早い回復をお祈りしています。
 莉奈ちゃん、暫くシングル状態だけれど身体に気をつけて頑張ってください!

 初演にひとかたならぬ思い入れがあるので、今回のキャスティングには悲喜交々でしたが、続投組もただならぬ進化を遂げていたので、この目で観るまでの何となく盛り上がらない感は吹き飛んでしまったようです。
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