「華麗なるギャツビー」
2013.06.30 Sunday
本当はレミ観劇予定だったのだけど、諸々の理由からお譲りしてこちらの映画を見てきました。
「ムーラン・ルージュ」を作った人の作品で、ギャツビー邸のパーティーはまさにムーラン〜のカンカンの場面さながらに賑やかで破廉恥な喧騒でした!大好きな『ラプソディー・イン・ブルー』も登場して、興奮しました。人目を憚らず、何もかも憂いを忘れて踊るのは、どんなにか心地良い酩酊を感ぜられるだろうと思います。ニックの他は誰一人として招待を受けていない客たち。ウサ晴らしのどんちゃん騒ぎは、お金にものを言わせたとても華美な成金趣味で、その場限りの空っぽなお楽しみという印象です。
ちょうどマイフェアで名古屋遠征中に、ホテルで見た某ふしぎ発見(笑)でギャツビーを取り上げていたのが、鑑賞のきっかけ。番組によると、原作者のフィッツジェラルドは自身の体験を作品に写し取ってゆく作風だったとか。まさにそのままを見たのは、デイジーがニックとの会話で娘について話すこのセリフ。
“女の子で安心した、ばかに育ってくれればいいわ”
番組中でも、フィッツジェラルドの奥さんもお嬢さんについてこう言ったと紹介されていたので。確かに、女はほんのちょっぴりアレレな方が可愛げがあっていいなと思う(笑)。
まぁそれはともかく。
ニックは、ギャツビーはひたすら純粋な世界を追い求めたと言っていたし、そういうところに感銘を受けて友として葬儀まで寄り添ってくれたのだと思うけれど、なぜだろう、純粋というか病んで見えました。若い頃と同じ感覚のままで相手に同等のものを求めたから、そう感じるのかしら。自分は変わっていなくても、空白の5年間のうちにデイジーの内面が少し変化していたから?南国のように暑い赤い部屋でギャツビーが人殺しの形相を見せた場面で、デイジーとトムとギャツビーの間に「オペラ座の怪人」の三角関係を見たような気がして、思わずニヤリ。
「ムーラン・ルージュ」を作った人の作品で、ギャツビー邸のパーティーはまさにムーラン〜のカンカンの場面さながらに賑やかで破廉恥な喧騒でした!大好きな『ラプソディー・イン・ブルー』も登場して、興奮しました。人目を憚らず、何もかも憂いを忘れて踊るのは、どんなにか心地良い酩酊を感ぜられるだろうと思います。ニックの他は誰一人として招待を受けていない客たち。ウサ晴らしのどんちゃん騒ぎは、お金にものを言わせたとても華美な成金趣味で、その場限りの空っぽなお楽しみという印象です。
ちょうどマイフェアで名古屋遠征中に、ホテルで見た某ふしぎ発見(笑)でギャツビーを取り上げていたのが、鑑賞のきっかけ。番組によると、原作者のフィッツジェラルドは自身の体験を作品に写し取ってゆく作風だったとか。まさにそのままを見たのは、デイジーがニックとの会話で娘について話すこのセリフ。
“女の子で安心した、ばかに育ってくれればいいわ”
番組中でも、フィッツジェラルドの奥さんもお嬢さんについてこう言ったと紹介されていたので。確かに、女はほんのちょっぴりアレレな方が可愛げがあっていいなと思う(笑)。
まぁそれはともかく。
ニックは、ギャツビーはひたすら純粋な世界を追い求めたと言っていたし、そういうところに感銘を受けて友として葬儀まで寄り添ってくれたのだと思うけれど、なぜだろう、純粋というか病んで見えました。若い頃と同じ感覚のままで相手に同等のものを求めたから、そう感じるのかしら。自分は変わっていなくても、空白の5年間のうちにデイジーの内面が少し変化していたから?南国のように暑い赤い部屋でギャツビーが人殺しの形相を見せた場面で、デイジーとトムとギャツビーの間に「オペラ座の怪人」の三角関係を見たような気がして、思わずニヤリ。