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舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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CHESS in Concert
キャスト(敬称略)

フローレンス:安蘭けい
アナトリー:石井一孝
アービター:浦井健治
フレディ:中川晃教

スヴェトラーナ:AKANE LIV
チェスの妖精:大野幸人

池谷京子、角川裕明、田村雄一、ひのあらた、横関咲栄

ピアノ演奏:島 健
指揮:上垣 聡

@青山劇場 1階J列センター

 今日が東京公演千穐楽!楽日が自分の初観劇という作品は過去にもありましたが(ルドルフ日本初演、NY日本初演)、これもそうです。GQやCATSほど目玉を必要とはしないものの、気に入ったら何度でも見たいと思います。注目したい役者に神経を注いでしまうと、他の動きを把握できなくなってしまいますから、何度も見て、あの場面であの人はどう動いていたとか、今日はこんな見方をしてみようとか、楽日に初めて見るとなるとそういうのが出来ないのが悔しいですね。

 さてこの作品、ABBAが作曲したからか、東西冷戦を背景にしているからか、主演ゆえか、客席の年齢層が高めでした。私はチェスをやったこともなければ、作曲家や時代背景と同時期の年代でもありませんので、それらに関わる用語ひとつで10の事情や秘められた意味を理解するということはできませんでしたけれど、フレディとアナトリーの盤上の駆け引きが、人間関係の面においても互いの腹の探りあいに反映しているのとか、妖艶なアービターが絶対にチェックメイトされない立ち位置から俯瞰しているのとか、全ての要素が魅惑的で、荻田さんのフィルターを通したCHESSの世界にすっかり心を奪われました。


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ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち
主なキャスト(敬称略)

ジョルジュ:鹿賀丈史
アルバン(ザザ):市村正親
ジャン・ミッシェル:原田優一
アンヌ:愛原実花
ジャクリーヌ:香寿たつき
ダンドン議員:今井清隆
ダンドン夫人:森 公美子
ハンナ:真島茂樹
シャンタル:新納慎也
ジャコブ:花井京乃助
ムッシュ・ルノー:林 アキラ
フランシス:日々野啓一
ルノー夫人:園山晴子

指揮:塩田明弘

@日生劇場 1階L列10番台

 待ちに待った観劇初めでした!ラ・カージュは前回も見ましたけれど、凄く幸せで前向きになれる大好きな作品のひとつです!久しぶりの観劇ともあり、それがこんなにも楽しい作品で、興奮しすぎて疲れたのか帰りの電車では大爆睡してしまいました(笑)。今回、ジャン・ミッシェルがいっくんから優一くんにバトンタッチして、カジェルにも新メンバーがひとりいらっしゃったようです。

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蔡 暁強先生の特別ワークショップ≪JAZZ基礎≫クラス 2012その弐
 CSBの公演も情報が解禁され、今日を限りに暫くはないだろうと思っていたワークショップでしたが、何と来月にも開講される…!1回だけ参加できそうな日に申し込みました!今度はジャズシューズを買って臨みます。

 さて、今日はプリエの姿勢に新たな意識を向けるように指導がありました。“何も考えないでプリエしたときの姿勢から、少しお尻を中に入れて、そうすると背中が丸くなりがちだけど、真っ直ぐ引き上げて。これを意識してください”と。あと、インパッセとターンのとき、前にした腕を伸ばしたときと違いを出すべく丸くするようにと。クペやパッセのときの骨盤の向きについても指摘がありましたね。“人間の身体は普通にしてるとパラレル、だから自然にやると上半身は正面なんだけど骨盤が内側向いちゃう。これでは真っ直ぐじゃない。出来るだけ開いて、それで軸足をもういっこ引き上げて”アドバイスがだんだんと具体的に実践的にシビアになってきたような気がします。踊る身体を構築していく過程にちゃんといるような気がして楽しい!

 以下、自分のための振付メモです。“  ”は先生の言葉を引用。尚、前回の記憶違いを補うために、前回のメモにそのまま追記する形で今日の分を書き足しました。


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蔡 暁強先生の特別ワークショップ≪JAZZ基礎≫クラス 2012
 踊り初め!ではありませんでしたが、昨年10月のワークショップのときに申し込んでからずっと心待ちにしていた講座でした。実は4日にもお正月講座と称した先生のワークショップがあったのですが、仕事始めのため泣く泣く諦めていました。そうしたら、今日の振付はそのときの続きということで、かなりの速度でおさらい。なかなか大変でしたが、何とか覚えることが出来ました。踊ることはやはりとても楽しいし、気持ち良い!いつか先生のように踊れたらという憧れに突き動かされます。

 基礎練習は、上体を起こすときの腹直筋や体の軸を意識するようにという注意がよく飛びました。確かに私はふらふらよろよろ、酔っ払いのようになっていましたけれど、全ての踊りの基本と言われているクラシックバレエを自分のダンスの基礎としていない私には、軸を取るのは本当に難しいことなのです。それでも、前回のワークショップ以降、先生のやり方をなんとなく取り入れて柔軟をするようにしていたからか、前回よりは随分動きやすかった気がしました。

 バランスに関して、“胴体がぐにゃぐにゃだとこうなっちゃう、中国雑技団の綱渡りみたいな(実演)…今度(バランス用の)棒持ってきます(笑)”なんてジョークまで飛び出して、雰囲気は初回に比べたら随分和やかになりました。

 因みに、先生は3月に舞台を控えていらっしゃるために次のワークショップの予定が出ないのだと思うけれど、またレッスン受けたいです!来週が今のところ最後…(寂)

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「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」
 月の裏側は単なるとっかかりで、アクションと視覚効果の派手さを楽しめればいい作品でした。戦いが大規模化したので動線も手順も複雑そうでしたが、とても華やか。後から知ったことでしたが、これは3D上映があったようですね。ちょっと見てみたかったです。登場する金属生命体が増えたことで顕著に感じたのは、やはり色彩と造形の違い。ディセプティコンは深海魚、オートボットはサンゴ礁の魚と言った違いが面白い。あと不思議なのは、ディセプティコンが卵生であることを窺わせる描写があったこと。水分への耐性は彼らの方が上でしょうか。そういうことと特に関わりはないのですが、メガトロンに覚えた既視感が解決しました。あの人(?)の顔は、食卓に並んだ鯵の干物でした。
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「トランスフォーマー/リベンジ」
 前作よりもオートボットたちのアクションが豊富で、彼らがお気に入りである私としてはとても嬉しい。反面、ストーリーではこれといって印象に残るものがありませんでした。強いて挙げるなら、信念に反するとなれば寝返ることさえ厭わなかったジェットファイアの生き様と、メガトロン(だと思いましたけれど)との死闘に敗れたオプティマスのために宝探しに奮闘するというところでしょうか。ジェットファイアが寝返った理由に関しても、オプティマスを復活させるのにはリーダーのマトリクスが必要だと言う理論にも、決定的なものがないように感じられましたが、いわゆるキャラ萌えの境地から楽しんでいる私にはあまり問題となりませんでした。

 そんな浅いかもしれない脚本の中でもうまく繋げたな、と思うのは、オプティマス復活の舞台選び。物語の舞台は、撮影できるところならどこへでもという感じで地球の表と裏を行き来し、1作目の起こりでもあった砂漠に戻ってきます。その地で、半ば命を失いかけながらも目的を達するのはなかなかにドラマティックでした。タトゥーロ(シーモアでしたか)が立場を変えて現場復帰してくるのも面白かったです。役者関連でオヤと思ったのは国境警備員。映った瞬間に気づきましたが、やはり彼は「チャーリーとチョコレート工場」でウンパルンパを演じたディープ・ロイでした!
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「今日と明日の間で」

 自分でこれぞと思うものと真摯に向き合い、真剣に取り組み、極めたと思われながらも妥協せずに探求をやめず、予想を遥かに超える先へ軽やかに飛んでゆく人は、本当に美しい。そうやって生きている人は、本当にカッコイイ。

 彼と同じ時代に生まれ、彼の紡ぎだす表現に触れることが出来、更にその言葉を聞けるのは、本当に誇らしくて幸せ。彼が不器用ではなかったら、それでも魅力的には変わりないかもしれないけれど、これほどだったろうかと思うほど。

 首藤さんが踊り続ける限り、私も見つめ続けたい。その世界に浸りたい。胸がいっぱいで、うまく言葉が出てきません。「鶴」が楽しみでなりません。

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posted by Elie | YASUYUKI SHUTO | comments(0) | trackbacks(0) |
「トランスフォーマー」(2007年公開実写版)
 公開時、映画館に行くたびに予告編を見ていて、トランスフォームの視覚効果が気持ち悪かったのですが、今日見てみたら全くそんなことはなく、寧ろ格好良く見えました。劇中の少年の言葉をそのまま拝借すれば、“Cool, mom!”まさにこんな心境です。

 オートボットたちの心意気は正義で、オプティマスがサムに託す願い“私がメガトロンに敗れたときは自分の胸にオールスパークをはめ込め、私が犠牲となってそれを破壊する”や、ミカエラが“父を庇って捕まった”というくだりには、解りやすい自己犠牲の精神が窺えます。誰か別の誰かを助けようとしていて、そこには種族の違いなどない、金属だろうがタンパク質だろうが、生命体同士の間に芽生えた温かな気持ちが何だかいとおしく思われます。

 というのも、オートボットたちがユーモアたっぷりの可愛らしい言動ばかりするからです。黄色い斥候、スズメバチのような容貌のバンブルビーがジョン・タトゥーロ(彼が演じていたと後から知った!)演じるセクター7の可愛いパンツを履いたこうるさい人に、サムのチワワよろしく潤滑油をひっかけたり、サムに“僕のボディガード?”と尋ねられて、うん!とばかりに頷いて見せたり。ジャズ(明るいメタル色で肩幅の広い子だからたぶん彼)が気取って挨拶をしたり、アイアンハイド(ダークメタルのボディだったような気がするのでたぶん彼)が幼女に“歯の妖精さん”呼ばわりされていたり。最後に戦死したジャズを見て“ohh…Jazz…”と言ったのもこのアイアンハイドで間違いないでしょうか。

 あの激しい戦闘シーンの中、オートボット側はオプ様から紹介がありますが、デセプティコン側は本当に区別が難しくて困りました。上記以外、黄緑色っぽいのがラチェット、ヘリコプターに変形し、軍のイケメン(レノックス大尉)に致命傷を負わされたのがブラックアウト、ローラースケートで華麗な移動を見せ、オプ様に喉を切り裂かれて亡くなったのがボーンクラッシャー、空中戦で戦闘機に変形していたのがスタースクリームであっていますでしょうか。あと、形体が明らかなものと名前をあわせると、サソリがスコルポノック、節足動物がフレンジー、パトカーがバリケード。大半はオンライン百貨のお世話になりましたが、これくらいが限界でした。

 可愛らしい彼らに会うために、時間を見つけて続編も見ようと思います!
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「塔の上のラプンツェル」
 幸せになりました。憧れと希望の優しさに溢れていて、原作のエッセンスをきちんと踏まえつつ(王子が再び塔に戻ったとき、彼を引き上げるのは魔女であるとか)輝くばかりの冒険ファンタジー的な喜びに満ちた物語になっていて面白い。笑いの部分も抜かりなく、馬が完全に犬だったり、どつきあいがアメリカンだったり、パスカルのベロ攻撃だとかも、とにかくおかしい。

 映像の美しさもキメの細かさも、CGはここまで来たかと言う感じで驚きました。人間の髪の毛の流れ方がこの作品をフルCGで作った最たるものでしょうけれど、関節の動き方も凄い。上から大きいものが落ちてきてそれを避けつつのけぞって驚く人の反応がリアルです。表情の機微も生身の人間のそれに極めて近いと思います。お城から無数の提灯が舞い上がり、星のように夜空に散らばってゆく光景も幻想的で、「リトル・マーメイド」のボートの上のふたりの姿と「ファインディング・ニモ」のクラゲの群れが合わさったような懐かしさもあり見惚れました。

 吹替版がいい、と色々な方面から聞いていたので、敢えて吹替版での鑑賞。小此木ちゃんは「ベガーズ・オペラ」で見たきりでしたが、そのときよりもお歌のうまさが際立っていました。(そのときから時間も経っていますしね)光が天を目指して駆け上がっていくようなエネルギッシュな歌声がいい。畠中さんは東宝ミュージカルでよくお名前を見かける方で、私もどこかで拝見しているはず。弾けるイケメンなお声(どんなですか)が素敵!特筆すべきは剣さんですね。常に歌うように話しているので、日常会話から歌へのシフトが全く自然でした。凄く楽しそう。観終わったあとには、なぜか私まで“ラプンツェール、髪を下ろしてー♪”と両腕を広げてしまいました。アフレコ風景を見てみたいです。

主な吹替キャスト(敬称略)

ラプンツェル:中川翔子(台詞)、小此木麻里(歌)
フリン・ライダー:畠中 洋
マザー・ゴーテル:剣 幸
フックハンド:岡田 誠
スタビントン兄弟:飯島 肇
ビッグノーズ:石原慎一
警護隊長:佐山陽規
ショーティー多田野曜平
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迎春&東急ジルベスターコンサート2011-2012
 あけましておめでとうございます!

 新年早々、ようこそのお運びに厚く御礼申し上げます。毎年、気に入った画像を利用させてもらって年賀状仕立ての記事を更新してきた当方ですが、ちょっと間に合わなかったので、大晦日から元日にかけて地上波で放送されていたカウントダウンコンサートの感想に代えさせていただきました。

 今年も自分の感性に正直に生きてゆきたいと思います。そしてそれをこのブログに反映できればと、要するに近年と何ら変わらぬ運用を続けていく所存ですが、よろしくお付き合いいただければ幸いです。皆様にとって、よき年となりますように。

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posted by Elie | OTHER MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |