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舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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2011年を振り返る
 今まで触れなかった舞台や役者を知るきっかけ、その時期は全くご縁でしかないと思いますが、今年はそのご縁に恵まれました。思い返せば、ダンス公演が多かったですね。「ダンス オブ ヴァンパイア」初演の06年以降、すっかりミュージカル観劇に偏り、更に「CATS」横浜公演で好きなダンサーの好きな役を見出してからと言うもの、本当に観劇の天秤(といってもその腕は千手観音並みに色々な方向に伸びている)が一箇所に傾いてしまって、きっと多くのものを見逃してきたのだろうと、公開を始めたら留まるところを知りませんが、まぁそれもひとつのご縁に導かれた結果ということにしておきます。そうでないと悔しさのあまり正気を失いそうですから(笑)。

 今年のハイライトは、凄い世界との出会いが立て続けに起こった6月、再会の形を借りた新たな出会いがあった9月でしょうか。プロの舞台を見てド素人(ドを幾つつけたら足りる?)が触発されると言うのも、見方によってはおこがましいことかもしれませんが、自分でも踊りたいと熱狂的に気持ちが盛り上がっているのも事実。

 これに関して味を占めたのは、好きなダンサーの指導を受けることで、その方の身体の使い方やラインの出し方が素人なりにもわかってくるということです。これが本当に興味深い。近場のお教室で継続的にお稽古するのも大切ですが、こんなダンス体験もアリかな?なんて、思っています。こういう方たちがクラスを持っているところは私には到底通えないので、一回だけの体験レッスンのみになってしまうのが残念なところですけれどね。まぁ御託はいいとして、とにかく踊りの世界に改めて魅せられています。

 映画では、舞台をスクリーン上映した作品を多く観たのが今年の特色でした。


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奇跡の響演(DVD)
 行きたくても行けなかった公演を、どのような形であれこうして見ることが出来るのは幸せなことです。特典映像のインタビューの中でメータ氏やジルが言うように(4日の公演映像も僅かながら含まれている!)、生演奏とベジャールさんの振付、そしてダンサーたちが溶け合うのは本当に奇跡的だったのだろうなと、これを見ながら何となく感じたのです。あの場に居合わせることが出来ず残念でした…。(2010年11月3日収録)

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劇団四季 キャッツ(鑑賞44回目)

 本当は今日が3ヶ月ぶりのCATSになるはずでしたが、先週に思いがけず予習する機会を得たので、席の利を存分に生かして心に余裕を持って全体を見ることが出来ました。とはいえ、癖と言うものがありますので、マンゴとランパスを中心に、ミストを追いかけたりコリコを見たりと、よく見える分、視覚野の忙しさは結局変わりませんでした。

 驚くべきはシアターの盛況ぶり。ここ最近、といっても前述の通り3ヶ月もご無沙汰していたので、このところの客入りはわかりませんが、こんなにロビーがごった返しているのを久方ぶりに体験してしまいました。夕食の買い物客で溢れるデパ地下並です。その中で会いたい人を探し出せたのはラッキーでした。Kさま、Fさま、本当によかったです。今度、白黒猫の会でもしましょう。そして思いがけず久しぶりの再会となったSさま、お元気そうで何よりでした。ロミジュリ以来のSさま、5さま、今年はたくさん付き合ってくださったSさま、いつもいつもありがとうございます。(イニシャルがかぶりすぎて苦笑い)

 今日も全体的に活気のある舞台でした。席位置の問題なのか、同じ役者でもこんなに安定した音色を聞いたことがないというくらいいい声が聞かれたりして。例えば、桧山さんの“鋭い鼻、厳しい目が”は私の好きな深いところに広がりのある声だったし、『マキャヴィティ』での麗子さんはとても余裕のあるセクシーな声を、最後まで割れることなく保っていたし。そんな彼らの中でオヤッと思ったのは、コリコ。前回、覇気がないのが気にかかったのですが、今日も踊りにやや元気がないように見えました。それ以外のところでは結構動くのですけれどね。病弱な美少年みたいに薄幸の美しさを持っていたのです。目尻がやや吊っていたので、それが気丈な表情に見えたのかもしれません。因みに、アイラインがマンゴのそれと同じでした。


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ダンス オブ ヴァンパイア 帝劇開場100周年記念公演(今期2回目)
主なキャスト(敬称略)

クロロック伯爵:山口祐一郎
サラ:高橋 愛
アルフレート:山崎育三郎
シャガール:コング桑田
レベッカ:阿知波悟美
マグダ:Jennifer
ヘルベルト:馬場 徹
クコール:駒田 一
アブロンシウス教授:石川 禅
伯爵の化身:新上裕也

@帝国劇城 1階H列上手


 浦井さん以外のアルフレートは初めてでしたが、動きも性格づけも、なるほどそう来たかと新鮮な人物像でした。カテコでのご本人の言通り、反抗的。でも実は弱虫という助手。一見冷静ですぐに大騒ぎしないところも浦井さんとは異なる点。開演前のアナウンスも、もしかしたら周囲に注意を配りながらしきりと大きく見開いた目をきょろきょろと彷徨わせているかもしれませんが、実に沈着な感じで、静かでした。

 以下、いっくんアルちゃんの行動をメモしておこうと思い、曲順に沿っています。感想というよりも、メモに特化したきらいがありますのでご了承ください。
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東京バレエ団 2011 クリスマス会
 今年もご招待を受けて行って参りました!この時期の公演と、この集いが終わってしまうと、もう今年も終わりなのだなとしみじみ感じます。またこういった交流の機会に恵まれて、とても嬉しいです。

 今回も公演直後の開催で、団員の皆様におかれましては大変なことであったろうと思いますが、素敵なひと時を過せて本当に幸せでした。企画・実行に携わった全ての関係者の方々おひとりおひとりにハグしたい気持ちでいっぱいです(笑)。

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笠嶋俊秀 クリスマスコンサート「神との接点」
 本当はお友達とご一緒する予定だったこのコンサートですが、直前に都合が悪くなってしまって急遽母を引っ張って行ってきました。母ともども楽しんだので、次はぜひご一緒できたらいいな〜

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モーリス・ベジャール振付「ザ・カブキ」 鑑賞3回目
主な配役(敬称略)

由良之助:高岸直樹
直義:柄本 弾
塩冶判官:長瀬直義
顔世御前:上野水香
力弥:井上良太
高師直:木村和夫
伴内:高橋竜太
勘平:宮本祐宜
おかる:小出領子
現代の勘平:梅澤紘貴
現代のおかる:高村順子
石堂:谷口真幸
薬師寺:安田峻介
定九郎:松下裕次
遊女:吉川留衣
与市兵衛:永田雄大
おかや:田中結子
お才:西村真由美
ヴァリエーション1:松下裕次
ヴァリエーション2:宮本祐宜

@東京文化会館 大ホール 1階9列上手サブセンター


 この季節に東京バレエ団の舞台を観ると、今年ももうすぐ終わるのだとしみじみ感じるようになりました。この作品を見るのは3度目、ただ今回が特別なのは、高岸さんの由良之助が国内最後ということです。

 冒頭、中央の9窓モニターに東京タワーとスカイツリーが映し出されました。映像が現代のものになったからか、カラーが多い印象。上空から道路を映した早回しの映像が用いられていたため、結構動きがあったような気がしますが、この場面はいつもダンサー探しに忙しく、実はあまり映像まで見えていません。白い衣装もリニューアルされたとのことですが、ちょっとよくわかりませんでした…大幅な変更ではなかったのかな?

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劇団四季 キャッツ(鑑賞43回目)

 横浜には不定期に訪れますが、シアターの方に行くのは本当に久しぶりだったので、ポルタの変貌ぶりには驚きました。かれこれ3ヶ月ぶりの猫!3ヶ月前までは1〜2週に一度の割合で通っていたのが嘘のようです。ロミジュリやら何やらにどっぷり浸かってしまったのもありますが、そのお陰で、あまり四季作品に熱を入れていると、本当に観たい舞台を見逃してしまうことに改めて気がついたので、よいことです。

 もともと、康宏さんが戻っていらっしゃるまでは、他にどれだけ魅力的な役者が配されても行くまいと決めていました。ゆえに配役的には(撫佐ジェミマや田邊タガーや隆志タンブルが気になっても)決め手に欠けるわけですが、直前でのチケット救済願があったこともあり、最近とても可愛いという虎ちゃんと、ロミジュリ後の永野さんを観たいという強い気持ちもあり、普段は座ることのないC席の5列という貴重なお席で見せてもらったのです。Aさま、ありがとうございました。そしていつも付き合ってくださるSさま、幕間にお話させていただいたAさまのご友人様、どうもありがとうございました。


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80分世界一周(DVD)
 この作品は確か、スクリーンで上映していたように思いますが、上映館が少なく、期間も短く、行くことができなかったのだったと記憶しています。ダンス作品のDVDは他の映画と違ってレンタルも見つけられずに機会を逃していましたが、「宝塚BOYS」のDVDと一緒にお借りして、皆既月蝕の夜に観ていました。

 何より、このDVDには「恋する兵士」が収録されているのが美味しいところ。これは周さんが初めて見たベジャール作品で、兵士の役を踊りたいと思われたというエピソードがあることも、観たいと言う動機に繋がっているわけですけれど(笑)。

 以下、メモ的に感じたことを徒然と。繰り返し観ることができる形態の作品でも、感想を書くまでは一度しか観ないことにしているので、記載がない部分については書いている段階では思い出せないのだとご了解くださいませ。

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宝塚BOYS(2010年公演DVD)
キャスト(敬称略)

上原金蔵:浦井健治
長谷川好弥:杉浦太陽
山田浩二:黄川田将也
星野丈治:東山義久
竹内重雄:藤岡正明
太田川 剛:瀧川英次
竹田幹夫:石井一彰
君原佳枝:初風 諄
池田和也:山路和弘


 浦井さんと石井さんのBOYSが見たい!と大騒ぎしていたら、このDVDをお友達が貸してくれました。ありがとうございます!

 致命的なことに、お顔立ちが平成化したためチラシやジャケットではあまり区別できなかったBOYSでしたが、やはりバックボーンを背負ってナチュラルなメイクで舞台に現れると、とても個性的な人々の集まりだと感じました。台詞の重みなどは、やはり自分が観た再演版が深いところまでえぐっていたように感じましたが、生かそうでないかというファクターもあるのかなと。
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