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舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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劇団四季 キャッツ(鑑賞32回目)


 故障者続出による思いがけないキャスト変更が起こり、更に思いがけず初役さんも登場して、お気に入りの永野ミスト・中島ランパス・岸スキンブルも再登場して、別の意味で魅力的な編成となりましたが、そういう事態がなくても私はこの日に行くことにしたと思います。なぜなら、CATSが大好きだから!

 噂の初役は李涛さんのタガー。22日のリハーサル見学会の時、彼を中心とした稽古が行なわれていたようですが、まさかこれほど早期にデビューされるとは思ってもみませんでした。実は「55steps」で涛ちゃんがタガー曲を楽しそうに歌い踊りされているのを見て以来、本家舞台にタガーで登場するのを密かに待っていましたから、このキャスティングは嬉しかったです。(末尾に総括あり)

 もうお一方、カーバを演じた光山さんも週頭にデビューされたばかり。歌声にもダンスにもエネルギーがあって、ぐいっとつったアイラインが特徴的なメイクでありながらにこにこととても愛想がよく、人好きのするカーバでした。(総括するほど追いかけられず残念…)

 本日、お会いくださったTさま、短い時間でしたが格好良くて可愛いタガーについて熱く語ることができて楽しかったです。ありがとうございました!


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生誕100年 岡本太郎展
 観劇前に行って来ました。エネルギッシュな作品たちに、パワーを貰いましたよ。

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劇団四季 ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレム・バージョン(鑑賞通算2回目)
主なキャスト(敬称略)

ジーザス・クライスト:芝 清道
イスカリオテのユダ:金森 勝
マグダラのマリア:高木美果
カヤパ(大司教):金本和起
アンナス(カヤパの義父):阿川健一郎
司祭1:平山信二
司祭2:内海雅智
司祭3:伊藤潤一郎
シモン(使徒):本城裕二
ペテロ(使徒):神永東吾
ピラト(ローマの総督):村 俊英
ヘロデ王:北澤裕輔

@自由劇場 1階13列センターブロック下手寄り


 悪天候ではありましたが、エルサレムのざわめきを感じてきました。再演を心待ちにしていた、大好きな作品のひとつです!!観劇後、なんだかとても満ち足りた気持ちでいます。座席にはこだわらないので、機会があればもう一度観たいですね。

 ソロ曲も然ることながら、この作品はアンサンブルが生命線であるように感じます。群集のパートはどれも見応え、聞き応えがあって、埃っぽく、生きること、すがることに懸命な彼らの姿は恐ろしくもあり、逞しくもあり、思わず鳥肌が立ちます。

 『スーパースター』や『ピラトの夢』は否が応でも「55steps」を思い出させ、無性にそれが観たくなってしまいました…。お祭り演目とは違い、やはり本家作品で完全に役に入った状態で歌われるのは深みというのか、印象が違って、面白いです。

 前回観劇時の感想はこちら

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シュルレアリスム展
 館内はゆったりとして、激烈な混雑もなかったためかとても見やすかったです。作品数は小さなものも含め多かった印象。

 このジャンルの芸術家たちは、彼ら同士の対立とは無縁そうです。少数派だから結束が固いのか、一人々々の個性が強烈でありながら大らかな性質ゆえに尊重しあっているのか、甘美な死骸シリーズの奇妙で見事な融合を見ながら思いました。名前や用途が明らかなモチーフでも、カンバスの上で意外な取り合わせを実現させていたり、抽象的な線・図形で完全に描いた本人にしか説明できないような、しかし不思議と見入ってしまう作品ばかりでした。

 以下、気に入った作品を列挙。

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「ダンシング・チャップリン」
 朝一番の回を狙って行ったのですが、大盛況ぶりに押されて2回目を拝見。5日前から指定席での予約ができるそうなので、時間に余裕のない場合は、そちらの方が確実に見やすい席で鑑賞できますね。

 さて、本編は2幕構成。1幕はクランクインまでのドキュメンタリーで、稽古場やスタジオ仕込みの様子など、通例ならばDVDの特典映像として収録されているような貴重な内容でした。お歳の話になったときのルイジさんのお茶目な表情や、「空中のバリエーション」を見守る厳格なまでの真剣な眼差しのコントラストがとても印象的。経験の浅さからか、なかなかリフトの要領が掴めずにいるナタナエルに“フランス語で話すよ”と買って出るところでは、踊りに言葉は必要ないとはいえ、それを構築する段階ではやはり言語を必要とし、それも母国語でないと微妙なニュアンスは伝わりにくいのだな、と感じました。舞台なら一回だけれど、映像は一生残ってしまうから、ちょっとしたバランスの崩れが身体の他の部分に表れてしまわないようにしなくては、という、映像ならではの苦悩も見え、大変興味深かったです。
 “ダンサーは最も美しいことをする人”という言葉もとても重みがありますね。

 プティさんが、初演の映像を見ながら“目にゴミが入った”と涙をゴシゴシ拭う様子や、“ルイジ、(カテコに出て)おいで〜”とまるでご自分の子供か孫にでも接するような感じでにこにこされるのが愛情深くて良いですね。その映像に登場したご自身を見て、“このときはまだ髪があったんだね”と冗談めかして仰るのも面白くて。歩く姿もまだまだシャンとしてお若いです。「デューク・エリントン・バレエ」のカテコで舞台に上がられたのを見たのが初演のときなら、もう10年近く前だと思うのですが、そのときとあまり変わったようには見えません。いつまでもお元気でいて欲しいですね!

 5分間の幕間を挟んでの2幕は、作品の間にタイトルと暗転があるのみで、間断なく通しで演じられていきます。拍手がない他は(何度拍手をしそうになったことか)、舞台と殆ど変わりません。どれもプティさんならではのエスプリを効かせつつ、「街の灯」では叙情的な雰囲気も味わえ、あっという間に時が過ぎてしまいました。草刈さんの最後の舞台を観に行った母のお勧め「小さなトゥシューズ」は、バレリーナの脚の挙動の再現力に思わず唸ってしまうほど。シューズを履く瞬間からそれらしくて、思わず笑いもこぼれます。2種類の「警官たち」も、弾むようなリズムが楽しい作品でした。池の水面に現れた鏡面像を捉えた映像も面白い。稽古場よりも足場が悪そうに見えたのは、野外という条件上致し方ないか。「空中のバリエーション」は幻想的で、真上からチュチュの広がりを見ることができるのは映像ならではだなと思いました。全体を締めくくるフィナーレの余韻が、少し寂しげではあったけれど心地よかったです。

 他の作品も、古典的なバレエテクニックは際立たないものの、芝居然とした流れが気に入りました。また、「黄金狂時代」のラストシーンが、チャップリン時代の映画のようで(コマ落としと言うのでしょうか)逆に目新しく映りました。この作品での草刈さんの、ぱっちりとしたキュートな表情が好きです。

 今回の作品と違うところではありますが、草刈さんとルイジさんであれば「チーク・トゥ・チーク」も見てみたかった…。
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キャッツ リハーサル見学会 4月14日ソワレ開演前(詳細)
 唯一お休みが取得しやすい日を選び、リハ見に行って参りました。途中、物凄く幸せな瞬間がありまして、一部につきかなり偏った報告になっておりますことを先ずはご了承くださいませ。

 尚、質問コーナーの内容は順不同、全てにおいて記憶の限りの記録です。補足、訂正などありましたらご一報くださいませ!

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劇団四季 キャッツ(鑑賞31回目)


 リハーサル見学会に呼ばれて、うっかり前回と殆ど変わらない席を取ってしまいました(笑)。と言うのにも理由がありまして、本編の立ち位置を考えると気に入りの猫、役者さんをよく見るには下手の方が良いのです。猫宣言やカテコおよび握手では上手に行ってしまうのですがね。どのお楽しみを取るか、CATSのチケットを買うときはいつも頭を悩ませています。キャスト変更もまるで読めませんし、四季にお気に入りがいらっしゃる皆さんはきっと同様の歯痒い思いを胸に秘めていることと思います…。

 さて、本編の感想(もとい観察記録)の前に、リハ見の内容をざっくりと記しておきますね。

 本日ご一緒してくださった、Sさま、Rさま、Kさま、KNさま、ご挨拶だけになってしまいましたがTさま、ありがとうございました!


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レ・ミゼラブル 帝劇開場100周年記念公演 [プレビュー公演]
主なキャスト(敬称略)

ジャン・バルジャン:吉原光夫
ジャベール:石川 禅
エポニーヌ:平田愛咲
ファンティーヌ:和音美桜
コゼット:稲田みづ紀
マリウス:原田優一
テナルディエ:三波豊和
テナルディエの妻:阿知波悟美
アンジョルラス:阿部よしつぐ

リトル・コゼット:蒲生彩華
リトル・エポニーヌ:飛鳥井里桜
ガブローシュ:小宮明日翔

指揮:塩田明弘

@帝国劇場 1階U列上手サブセンターブロック


 キャストが一新され、一気に若返ったカンパニーの今期公演プレビューの2日目に行って参りました。帝劇100周年を祝して、モギリの辺りには花のアーチが設置され、売店に並ぶ商品も雑誌も心なしか豪華な印象。1階ロビー奥側の柱と2階には出演者が劇場100周年に寄せたコメント色紙が、2階にはアンジョルラスのご最期を模したディスプレイがあり、祝賀気分を盛り上げます。

 全体的には、華々しいミュージカルと言うより群像劇を堪能したと言った方が相応しかろうと思いました。とても見応えのある公演でした。役者の平均年齢が下がったこともあり、聞こえてくる歌唱が若々しいく、メンバーの殆ど(全員?)が初日であるためか台本に忠実と思われるお芝居の印象でした。これがこなれてきて、上手い具合に崩しが加わってきた頃が面白いのですよね。変化を見てゆきたいです。ひとつだけ難を言うならば、学生たちの体格などの背格好に明らかな差異がなく、衣装を除く外見的な区別が難しかったことでしょうか。劇中だけで区別しようとしたら、明らかな呼びかけのある人物しかわかりませんでした。

 初役お披露目の動画さえ確認しないまま観劇となったのですが、噂の(?)吉原バルジャンは熱血正義漢でした。しっかりと地のある低めのお声が素敵です。高音域はそれ専用の声帯があるのではというくらい、驚くほど安定的に伸びてきました。祐一郎さんやキーヨさんと比べるとかなり情熱的。森で出会ったとき、宿屋で交渉中に、死に際して、コゼットをしっかりと抱きしめていたのが印象的。病床のファンティーヌのこともしっかりと抱きしめていました。これに関して、戸惑いを見せながら腕を回すキーヨバルとは解釈が明らかに異なるようです。

 実はチケットが激戦でして、本日のチケットは譲っていただいたものなのです。Fさま、その節は本当にありがとうございました!!

 更に打ち明けますとね、他の行きたい日程も激戦の末完敗してしまったのです…。記念キャストと休日マチネが重なっているので競争率が凄まじかったであろうことは容易に予想できますが、できれば見たいなぁ…。5月14日マチネ、どこかに余剰ありませんか?(笑)



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劇団四季 キャッツ(鑑賞30回目)


 去りし日の天災からやや時を経て、キャストのエネルギーも落ち着いてきた感じでしょうか。リハ見当日の公演よりも勢いは控えめに感じられましたが、今日も楽しい舞台でした。いつも見るたびに元気を貰って、翌週を生き延びています。

 3月12日マチネ分の振替観劇でした。T嬢、Yさま、ご一緒できて楽しかったです!ありがとうございました!


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