劇団四季 キャッツ(鑑賞22回目)
2010.11.25 Thursday
今日は、「美女と野獣」のときに始めてお会いしたSさまのご好意に甘えての突発ソワレでした。しかも最前列、なかなか取れた席ではありません。それだけでも気分が高まります。Sさま、ありがとうございました!
劇場前には昨年と同じオブジェが1周年仕様でお目見え。ロビーにもリースがかかっていました。
前方席の宿命ではありますが、あまりにも舞台に近すぎて全体像を把握するのは困難でした。が、CATSの場合は幾度となく観劇しているため、問題ありません。それに、視界が限られても“その席でないと見えないもの”というのが必ず存在するのが良いところですね。まず驚いたのは、かなり舞台の端まで使って踊っていること。ふとしたら落下しそうなところに立ち位置を定め、そこで踊り始めたりするので、プロ集団相手に失礼ですが、思わずハラハラしてしまいました。決して広いとはいえない舞台で、本当に巧みにフォーメーションが組まれているということも、再認識しました。
横に張り出した部分での小芝居や、客席通路の様子は全く見えませんが、今にも飛び掛られそうな近距離で、全視野を猫たちが駆け回るなんて贅沢な体験ができて、本当に嬉しい。序曲前の3匹の様子もじっくり見られました。このときは表情を殺しているためか、夜の路肩で野良猫に出くわして見つめられたときのような、異空間への招待を受けたような不思議な気分になりました。束の間、コリコとランパスが目を見交わします。