2009年を振り返る
2009.12.30 Wednesday
「CATS」で始まり「CATS」で終わった今年。「CATS」とTDVに尽きる、といっても過言ではない年でした。
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舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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2009.12.30 Wednesday
「CATS」で始まり「CATS」で終わった今年。「CATS」とTDVに尽きる、といっても過言ではない年でした。 劇団四季 キャッツ(鑑賞8回目)
2009.12.26 Saturday
横浜キャッツを初観劇!待ちに待ったこの日、猫たちとの久しぶりの再会、そしてこれまた久しぶりに家族で劇場に行きました。劇場前の階段には24catsのネームプレートがあり、これから彼らに会いに行くのだと胸が高鳴ります。劇場入口は可愛らしく飾られ、リコーダーやブラシ、デッキシューズなどのゴミがありました。 ↑劇場前の階段 劇場内ではご当地ゴミを探して、3周も4周もしてしまいました。その甲斐あって、マリノスの応援グッズ(チームキャラの人形も!)、ミーオなる異星人、早くも打ち捨てられた哀れなタネマル、ひょうちゃんを発見、横浜ウォーカーも立ち読み(?)できました。タガーが表紙のウォーカーの後ろには12猫座占いがあり、私はタガー座でした。職人魂溢れる遊び心の結晶がそこここに散りばめられ、本編以外のところでも時間を忘れて楽しみました! ところで、五反田公演から横浜公演までの間に改名された方がいらっしゃるようです。今日は以下のお三方(敬称略)がご登板でした。グリドルの朴さんは新たなカンパニーメンバーのようで、早速追補が入っていました。 チェ ウンヘ→愛沢えりや期待していた松島ミストと阿久津タガーには逃げられてしまったので、ここぞとばかりにマイナーズ(ギルとコリコ中心)にじっくりと注目しながら猫たちの世界を旅したのでした。素敵な観劇納めとなりました。 以下、曲順に徒然。 聖夜に祈りを
2009.12.25 Friday
世界中の赤薔薇と白薔薇が仲良く手を結び、桃色になれると良いですね。 「ヘンリー六世」、面白かったなぁ…! 画像は公演ポスター(白)の部分拡大です。 パリ オペラ座「ドン・キホーテ」(録画)
2009.12.20 Sunday
主なキャスト(敬称略) キトリ/ドゥルシネア姫:オーレリ・デュポン バジル:マニュエル・ルグリ ドン・キホーテ:ジャン・マリ・ディディエール サンチョ・パンサ:ファビアン・ロック ガマーシュ:ローラン・ケヴァル 街の踊り子:マリ・アニエス・ジロ 闘牛士:ジャン・ギヨーム・バール キトリの父:アレクシス・サラミーチ 2人のキトリの友人:メラニー・ユレル、ヴェロニカ・ドアノー ロマの頭目:カール・パケット 森の女王:デルフィーヌ・ムッサン キューピッド:クレールマリ・オスタ 花嫁の付き添い:ファニー・フィアット 振付・演出:ルドルフ・ヌレエフ 原振付:マリウス・プティパ NHKの芸術劇場で放送されたルグリの特集番組の後半、2002年に収録された映像のハイライト版でした。プロローグと酒場の場面は写真と字幕で語られるだけなので、サンチョがドン・キホーテに付き従っている理由が解らず、面白おかしく描かれる狂言自殺の場面がなくて残念でした。また、風車に戦いを挑もうと向かっていくキホーテ爺さんの耄碌場面(!)もカットされ、いきなり夢の場が始まりました。(しかもこの夢の場、ドゥルシネア姫・森の女王・キューピッドのお三方が全員クラシック・チュチュという装いのため、あまり見た目には面白くありませんし、遠めには一瞬区別が付きかねました。)…と、ハイライト放送に伴う残念な部分は幾つかありましたが、真面目で冗談を飛ばす姿が想像できないルグリさんが狂言自殺を演じるバジルを演じる(笑)のを見せて欲しかったです。 「パブリック・エネミーズ」
2009.12.20 Sunday
人肌を感じないCGアニメーションが2本続いたあとの実写映画は、とても見応えがあり面白かったです。街に溢れた1930年代当時の当世風に、美学を確立し貫徹する男らしさに、暫し現実感を盗まれて、すっかり見入ってしまいました。 実在した題材を扱った作品柄なのか、語り口はやや淡々としていた印象ですが、逃亡を重ねるデリンジャーが今回はどのようにして逃げおおせるのか、臨場感のある映像で魅せます。ロッジからの逃亡劇では人員配置が解らなくなりましたが、そんなことは大した問題になりませんでした。それどころか、物語のクライマックスに向けて、愛の理想郷を追いかけて孤軍奮闘するデリンジャーの理知的な眼差しがいっそう映えるのです。 劇団四季 ウェストサイド物語(東京凱旋公演)
2009.12.12 Saturday
キャスト(敬称略)
@四季劇場 [秋] 2階2列センター 念願のWSSに行ってきました! 劇場前のクリスマスツリー。秋劇場側のリース中央にはWSS、春劇場側にはLKのロゴがはめ込まれ、オーナメントも上演中の2作品のシンボルマーク。 今日は母とT嬢と共に、なんちゃってファミリー観劇でした(笑)。因みに、母と私は舞台版を観るのは初めて、T嬢は全国公演に続き2度目の観劇です。 実は今回、キャストが非常に気になっていました。上記のキャスト表に思わず下線を引いてしまいましたが、彼らがお目当ての役者さんです。そして更に太字になっている彼は、何を隠そう大本命。福岡で公演中の「55steps」が休演週間となったことに伴ってか、萩原さんと敬二さんのダブルとなっていたベルナルド。前日までは敬二さんだったのでやや不安はあったものの、折角観るのだから、T嬢イチオシ且つ「55」東京公演でその鋭利なダンスで魅せて下さった萩原ベルナルドに来て欲しい!と願っていました。 開場と同時に劇場に入るなり、キャストボード前で狂喜したのは言うまでもありません!名も知らぬ女性と一緒に、萩原ベルナルド登板の喜びを分かち合ったのでした。母曰く、キャストを確認して“わぁっ”となっている人を見たのは初めて…とのこと。物珍しげに微笑んでいました(笑)。 ヘンリーの後「リチャード三世」
2009.12.09 Wednesday
「ヘンリー六世」で、岡本健一さんの熱演が記憶に新しいリチャード。エリザベスには那須佐代子さんを引き継ぎ、アンには凛とした気品のボーナ姫を演じられた内田亜希子さん、ヨーク公爵夫人には久野さんを勝手に配し…頭の中は完全にヘンリーの役者さんたちで構成されていました。気分が盛り上がるのも無理はありません。リチャードを始めとするヨークの息子たち、エドワードとクラレンス公ジョージも居ますし、マーガレットも登場します。それに、ヘンリー王や、皇太子エドワードも亡霊という形で登場するのですもの! ヘンリー暗殺の後日譚として、リチャードの栄枯盛衰が語られる本作。大きな見所が幾つかありました。 前半、リチャードがアンを口説き落とそうとすると場面での応酬がひとつ。互いの言を語尾だけ変えて否定したりと、同じ表現を使いながら全く正反対のことを言うのです。ここの台詞は、舞台から発せられたなら実に耳に鮮やかだろうと思います。 もうひとつは、兄をはめて抹消しようと態度をころりと裏返すリチャードの変わり身の早さ。とても器用な人なのだけれど、王位に就くことに終始し、そうしてからどのような世にしていきたいとか具体的な目標はなく、自分より上位にいる王位継承者を排斥してしまって以後は、じりじりと盛り上がっていく物語のピークがその時点でぷつんと終わってしまった感じがしました。リチャードの場合、優柔不断なヘンリーと比べれば独裁的ではありますが明らかに敏腕ですが。 最後は、亡霊が次々と夢枕に現れ、リチャードとリッチモンドに言霊を残していく場面。鵜山さんの演出で、今回の「ヘンリー六世」カンパニーが「リチャード三世」を創ったら、ここの演出はどうなるの?とそればかりが気になる場面でした。 「カールじいさんの空飛ぶ家」
2009.12.05 Saturday
宮崎監督の皮肉なコメントが腑に落ちた作品でした。あの追憶の場面は本当に素晴らしく感動的で、ピクサーが過去に作った短編作品(発想が素敵で、思わず見入ってしまう!)の流れを汲むものだったと思います。それだけに、後半のアドベンチャーを語りたいがための追憶、という印象になってしまった気がしました。あの追憶こそ、じっくり掘り下げて欲しいです。映像美だけにとどまらず、物語の面からも良い作品になる要素を持っているだけに、やや勿体無かった感じもあります。特にずっこけてしまったのが後半…嵐の向こうがパラダイス・フォールだなんて、ご都合主義にもほどがありますね(笑)。しかし、ホースが巧く飛行船のデッキに引っ掛かったりといった道具の生かし方、 悲しげに落ちていくGPSを引きの映像で見せて笑いを誘う手法、じいさん同士の攻防戦で腰がギクッとなって2人とも固まってしまうなどなど、ディズニーやピクサーの味であるユーモアたっぷりで面白い場面が散りばめられていたので、楽しく観ることができました。 |