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舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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スポンジ最高ー…
 ヴァンパイアが飛んでいったのを見計らったようなタイミングで、台風が関東地方を直撃。彼らが足止めを食うことなく博多入りできたのは、まったく幸運でした。ほっとしています。

 ちひろちゃんやテポちゃん(遠山大輔さん:ご本人のブログ名に因んで)のブログを見ていると、TDVキャストさんたちは昨日博多入りされ、今日から舞台稽古のようですね。国内にいると思うと博多まで飛んで行きたい衝動に駆られますが、生息地から博多までの経費で他の作品が山のように観られるではないか!と自分自身に言い聞かせ、シャオチャンの即興ソロを何とか我慢しています。

 目を閉じて、7月15日・25日・東京楽日を思い出して幸せに浸っていると、逞しい妄想力がめきめきと根を張り・にょきにょきと伸び、色々と書けそうな気がしてしまいます。現に、TDV全編文章化という暴挙にうって出、見事完遂いたしました。情景が見えさえすれば、化身Kと化身Y、更には吸血鬼Xの一場面をピックアップして、自己満足というか、博多に飛べない身を慰める一助というか、ヴァンパイアウイルスに対する唯一のワクチンというか、そういうものにしようかな、と考えています。

 さて、ここからは“6番目と7番目の間”に続く余談ですが、昨日の休日出勤でまたもやひとりTDVを演じてしまいました。スポンジを入れて使わなくてはならない容器にそれが入っていなかったため‘スポンジを入れて下さい’とメモを入れてやろうと思って、紙切れにペンを走らせたのですが…危うく“スポンジ最高”と書きそうになりました。嘘のような本当の話です。
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渇ききった胸は飢え続ける…

 ついに拙宅の‘あるじゃーのん’がこんなトンデモ発言を致しました。

【追記】
 そして翌日…

 まだ言うか。…夢にまで見るほどですものね。
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シャオチャンに噛まれ隊
 蔡暁強 氏、毎公演、楽しんでヴァンパイアされているご様子です。(8月27日追記あり

 何故かしら、彼のダンスには全身の細胞が惹き付けられるのです。それはそれは凄まじい吸引力をお持ちで、一旦見つけてしまったら、もはや視線を外すことなど出来はしません。

 ということで、全編を網羅したTDVレポの中にコソッと潜ませておくのは、自分用の情報としても扱いにくいところがあるので、鑑賞記録からの抜粋を一部改変して、別途記事にしてしまいました。その名の通り(?)シャオチャンの登場箇所に特化しています。

 序でながら、楽日の楽屋口にてシャオチャンのお名前の発音を確認している方とお話されているのを漏れ聞いたところ、‘蔡’はカタカナ表記にしたときのツァイと、漢字をそのまま読んだときのサイの間のような、Caiという発音でした。英語のTh-よりも軽い感じですかね。‘暁’はアルファベット表記するとXiaoになるので、シャオとそのまま言うよりも、舌と上顎の間に微妙な隙間を作って空気を通すようにすると、近い音になるような気がしました。


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ダンス オブ ヴァンパイア 其の参

主なキャスト(敬称略)

クロロック伯爵:山口祐一郎
サラ:大塚ちひろ
アルフレート:浦井健治
シャガール:安崎 求
レベッカ:阿知波悟美
マグダ:シルビア・グラブ
ヘルベルト:吉野圭吾
クコール:駒田 一
アブロンシウス教授:石川 禅
伯爵の化身:新上裕也

指揮:西野 淳

@帝国劇城 2階C列 センターブロック 東京公演千穐楽



 帝劇楽は、07年レミゼ20周年08年ルドルフに続いて3回目。なかなかご縁のない楽日なので、2階席というTDVにおいては永遠にも似た距離を隔てる悔しさをなんとか脇へ置いて、双眼鏡でガッツリじっくりの観劇でした。そのためもあってかあまり遠い感じはありませんでしたが、やはり客席演出が見えないのが悲しいですね。

 開宴前に、クコちゃんがTDVのものではない団扇を持って登場し“あれ!雪がない!”。どうもご先祖様の怒りを買ってしまったらしく、音響機器の故障が発生したとのことでした。これにより、10分ほど遅れての開宴となりました。

 全体としては、博多公演が控えているためか完全なる楽モードではなかったように思いますが、浦井さんが本当の千穐楽とあってか、今まで観てきた中ではいちばん熱を帯びた舞台だったのではないかと感じています。

 今日は舞台がご縁で(正しくはCeさまづてで)仲良くさせていただいているKさまと、そのKさまのお計らいで、しおん様ともお会いすることが出来ました!ようやくお会いできて、嬉しかったです。ありがとうございました。


 歌・お芝居・演出について真っ向から書いている感想らしい感想は7月15日のレポを、ややマニアック(シャオチャン主体)に偏っている感想は7月25日のレポを、シャオチャンのみの感想は【シャオチャンに噛まれ隊】をご参照ください。

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カウントダウン オブ ヴァンパイア
 3年前、初演の幕が下りるとき以来です、こんなに寂しい気持ちになるのは…。

 再演決定のニュースに狂喜乱舞したのが昨日のことのように思い出されます。毎晩のようにリー君&リー子ちゃんのブログを読んで期待に胸を膨らませ、初演時に惜しみなく配信された抱腹絶倒必至な動画の数々を見直していました。

 …光陰矢の如し。開幕してからというもの、あれよあれよと時が過ぎてゆきました。久方ぶりに拝見したシャオチャンに惚れ直し、開次さんの魅力に堕ち…6月のナイトイベント動画(Act-2 フィナーレ)と開次さん千穐楽動画は、何度再生したか解りません。あまりの楽しさに、幸福に、陶酔に、感極まり、血が沸きかえり…としているうちに、もう明日は東京公演千穐楽という有様です。

 夏は苦手ですが、ヴァンパイアがいてくれるのなら永遠に夏でも構いません。あぁなぜ季節は巡るのですか。
 虚しい繰り返しでも、死にたくなるほど退屈でも、彼らが博多経由でルーマニアに帰ってしまう寂しさを思えば、刹那的であるがゆえの醍醐味すら惰性に変わってしまっても良いとさえ思われてきます。

 ともかく、明日起こること全てを目に焼き付け・心に収め、次なる舞踏会まで生き延びねばなりません。また全編レポが出来るように(またやるのか/笑)気合を入れて臨みます。杭の残らぬよう、踊り狂ってまいります。

 せめて明日一日だけでも、地球の回転が遅くなれば良いのに…!
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劇団四季 ウィキッド 其の弐
主なキャスト(敬称略)

グリンダ:沼尾みゆき
エルファバ:江畑晶慧
ネッサローズ:山本貴永
マダム・モリブル:八重沢真美
フィエロ:北澤裕輔
ボック:金田暢彦
ディラモンド教授:前田貞一郎
オズの魔法使い:栗原英雄

コンダクター:井上博文

@電通四季劇場[海] 2階6列センターブロック

 東京楽前にもう一度…ということで、初見のT嬢とご一緒しました。

 お話のラストの解釈はやはり難しかったですね。人々が“死んだぞウィキッド”と歓喜の声を上げているように、自ら用意した水で彼女は解けて死んでしまったのでしょうか?
 ライオンの仔事件のあとでマダム・モリブルが“気をつけて、濡れちゃダメよ”と言っていることも引っかかりますし(しかし終幕で“(エルフィーの魔力は)2つの世界の血を引いて生まれてきたからなのね”と言っていることから、エルフィーの性質についてはよく知らないとも受け取れます)、そもそもエルフィー自身が水に溶けるということを知ったのはいつなのでしょうか?
 最後に案山子フィエロと去っていく彼女はどういう存在なのかというのも気になります。彼女の魂がフィエロに寄り添っているのか、水に溶けたときに発生した蒸気が再び不思議な力で集まって彼女を形成しているのか…。いずれにしても以前の彼女とは組成が違うと考えていますが。。

 物語自体への感想は前回分を参照していただくとして(笑)、以下は前回と異なるキャストを中心に徒然と綴っております。

 9月5日 追記あり

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新上さん初日!
 8月20日マチネ、もうお一方のヴァンパイアダンサー、新上裕也さんが初日を迎えられました。おめでとうございます!

 新上さんの‘化身’は06年の初演以来ということもあり、容赦なく寄せてくる恐怖のようなダイナミックなダンスという印象しか残っていません。。それでも先月、開次さんの静謐で深い深い苦悩を湛えた‘化身’を拝見したときに、新上さんとは全く違うことをはっきりと感じたのです。

 既にご覧になった方々が口を揃えて、開次さんと比べて“真逆である”とか“静と動”とか評を述べられていますが、リー子ちゃんの精力的なお仕事の賜物・新上‘化身’初日カテコ動画を見ますと、私が開次さんを観て感じた違いや、多くの方が仰る血が沸くような躍動感や官能美を感じて取れます。

 お二方のスケジュール上厳しかったのでしょうと推察いたしますが、やはり観客の欲目としては、開次さんvs新上さんの個性のぶつかり合いを交互出演という形で観たかったなぁ〜(by教授)

 次の楽日観劇で今期のTDVはおしまいです。1回しか拝見するチャンスを得られなかった新上‘化身’、そして博多座公演終了後にどちらへ行かれるか解らないシャオチャンを見納める気持ちで舞踏会に参ります。

 どなたか、開次さん・新上さん・加賀谷さん・シャオチャンを筆頭にした「ヴァンパイアの夕べ」を企画しては下さいませんか…!!?(笑)
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開次さん千穐楽!(追記あり)
 まさか東宝ミュージカルの舞台に、孤高のアーティスト(というのは私の抱くイメージですが)として踊られている稀有な方を観る日が来ようとは夢にも思いませんでした。

 目に映る全てのものを爪で引き裂き、欲望を満たす血なら枯れるまで吸い尽くす。そんな獣性と、自分を占める本能と僅かばかりの理性との間で苦悩に揺れる伯爵の感情を繊細に描出してきた、ヴァンパイアダンサーの森山開次さんが、本日千穐楽を迎えられました。無事に全日程を終えられたこと、まずはおめでとうございます!

 本編でのクールなヴァンパイアぶりとはうって変わって、カテコではいつもお茶目な開次さん。チラシの強面お写真でしか拝見したことがなかったので、爽やかな笑顔は驚きすら覚えるほどに新鮮でした。スライディングと側転〜パ・ド・シャもどきは観ることができましたけれど、“ちっちゃいの、ちゅっくらいの、おっきいの”の3段ジャンプも、この目で観たかったなぁ〜(by教授)

 開次さん・新上さん・シャオチャンを筆頭に(3人目は熱烈に贔屓していますので)ぜひ初演メンバーも含めたヴァンパイアダンサーズ全員出席で、「ヴァンパイアの夕べ」なんてダンス公演を国際フォーラムC辺りで上演して下さらないかしら(笑)。

 心温まるカテコ映像など、早く観たいな。リー子ちゃん、編集頑張ってください…!

8月21日 追記
 動画が上がりました。リー子ちゃん、ありがとう!!!
 とても楽しいカンパニーだったというのが、コメントはもちろんのこと、あらゆる姿から(舞台映像まで挿入されていて嬉しい〜〜!)溢れて伝わってきました。感動的でした。開次さん、TDVに参加してくださって、本当にありがとうございます。もう一度‘伯爵の化身’で、或いは違うお役でも、是非また、この世で別の次元を踊るあなたと邂逅したいと、強く強く願います。
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第12回 世界バレエフェスティバル 特別プログラム
<オマージュ・ア・ベジャール>
 緞帳が上がると、真っ暗な舞台に大きなスクリーンが現れ、ベジャールさんの姿が映し出されます。恐らく自分の作品に込めた思いを語っていると思われますが、シャンソンが流れているので、彼が何を喋っているのかは解りません。彼が天に召されてから数回の追悼公演がありましたが、更にその締めくくりとして捧げるプログラムという印象でした。

 今年はバレエ団初演の演目が続くので難しいでしょうけれど、そういった作品たちでどんどんダンサーを鍛えて、来年あたりには「M」を上演して欲しいです。

 さて、舞台中央には黒いシャツをお召しのジル・ロマンが厳粛な面持ちで佇み、ハンドマイクを通してフランス語で作曲家、作品名などの紹介を入れます。

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posted by Elie | DANCE, BALLET, PLAY | comments(0) | trackbacks(0) |
奇想の王国 だまし絵展
 観劇で忙しくなかなか行く機会がありませんでしたが、最終日の今日、観劇前に(笑)行って参りました。画家たちの仕掛けた様々な趣向に見事に騙され、とても目に面白い展示内容でした。

 ‘だまし絵’というとまず思い浮かべるのが、大好きなM.C.エッシャーの版画。それと、美術の授業で習ったルネ・マグリットやサルバドール・ダリが有名なところでしょうか
彼らの絵ももちろんありましたが、それ以外のものがとてもたくさんあって、特に日本国内の作品にもこういった類のものがあったとは、驚きました。

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