BOOK SHELF
舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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since 2005.Feb
アメリカン・バレエ・シアター「白鳥の湖」(DVD)
主なキャスト(敬称略)

オデット/オディール:ジリアン・マーフィー
ジークフリート:アンヘル・コレーラ
ロットバルト:アイザック・スライバス、マルセロ・ゴメス
女王:ジョージナ・パーキンソン
ウォルフガング:フレデリック・フランクリン

 シャーロット様のご厚意に甘えて、見せて頂きました。私が古典全幕もの、特に「白鳥」に関しては敢えて選ばないのでなかなか観ることがないのですけれど、これは一見の価値のあるものでした!何より古典全幕というだけで新鮮な気分。まして滅多に観ない海外バレエ団の公演。ボーン版「白鳥」に骨の髄まで溶かされ毒されているので、曇りなき眼で観ることができるかどうかという葛藤は目に見えていましたけれど、目の前の世界に集中しようと努めながら鑑賞しました。


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posted by Elie | DANCE, BALLET, PLAY | comments(0) | trackbacks(0) |
溺れてみてから解るのだ
 当方において同じ作品に関して複数の記事が存在する場合、私がそれにかなり夢中になっている確たる証拠となります。俗っぽい言い方をするなら、どっぷりはまっていると言うこと。対象が映画であれ舞台であれ、同じことです。寝ても覚めてもそのことばかり考えているので、隙あらば頭の中で曲が流れたり、場面が展開したり、或いはその両方だったり……時として日常生活に支障を来たしますが、それはそれで幸福です(笑)。

 ある一つの作品世界に耽溺したことから始まった‘首都クロム’ですから、そういった話題には事欠きません。ここで、唐突ではありますが開設当時からの作品を振り返ってみました。

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posted by Elie | OTHER MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
あるじゃーのん語録
 たくさん喋るようになってきた拙宅の白ねずみ‘あるじゃーのん’。初期のお喋りから最近のものまで、面白語録を幾つかご紹介します。

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posted by Elie | OTHER MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
劇団四季 ウィキッド
主なキャスト(敬称略)

グリンダ:沼尾みゆき
エルファバ:濱田めぐみ
ネッサローズ:山本貴永
マダム・モリブル:武 木綿子
フィエロ:李 涛
ボック:伊藤綾祐
ディラモンド教授:前田貞一郎
オズの魔法使い:飯野おさみ

コンダクター:寺嶋昌夫

@電通四季劇場[海] 2階9列センターブロック

 緑の魔法にかかりました。
 ブリキのドラゴンが赤い目を剥き、首をもたげて吼える。ちょうどドラゴンの高さにいたので、このまま頭上を掠めていくのではという迫力があり、一気にオズの国まで旅をします。その序曲から鳥肌が立ちました。四季劇場に行くたびにプロモーションビデオで何度も聴いた旋律でしたが、やはりメディアを通した音源は高音の叫びや低音の呻きが飛んでいる気がするので、肌で感じられる生オケの振動というのは他の何ものにも替えがたいものがありますね。

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posted by Elie | MUSICAL | comments(0) | trackbacks(0) |
WILDe BEAUTY 〜オスカー・ワイルド、或いは幸せの王子〜 (CD)
収録キャスト(敬称略)

浦井健治(ワイルド 他)
池田有希子(メイベル・ビアズリー)
森 新吾(父ウィリアム、フランク)
小野妃香里(母スペランザ、サラ・ベルナール 他)
良知真次(兄ウィリアム、ジェイムス)
朝澄けい(フローレンス、コンスタンス、シヴィル・ベイン 他)
上野真未(妹アイソラ)
戸井勝海(マハフィー教授、エドワード 他)
宮川 浩(オスカー・ワイルド)

 7月下旬配送予定となっていたので、こんなに早くに手元に届いて驚くと同時に、とても嬉しいです。マハフィー教授がトランクを大事そうに抱きしめていたように、CDを抱いて小躍りしますよ(笑)。首は愚か、舌まで長ーーく伸ばして(!)待っていたのですもの。なぜ舌か?もう買ったものを待っていたのだから、“喉から手”ではない。それだけのこと〜♪

 さて、まずは序曲。劇場で聴いた時のミステリアスな響きが感じられなかったです。劇場独特の反響はやはり特別なのですね。それでも聴いていくうちに、スモークが焚かれ、照明が交差し、人の行き交う舞台が目の前に見えて来るから不思議です。それに、サラ・ベルナールが足を上げたとか、若き日のオスカーはあんな風に微笑み、挑発し、焦燥していたとか、面白いくらいに思い出せるのです。聞き覚えのある旋律や言葉たちもまた、耳に心地良くワイルドの世界に導いてくれます。それらを観劇後は殆ど思い出すことが出来ず、歯痒い月日を数えるばかりでしたが、こうして聴いてみるとスッと頭に入ってくるものです。

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posted by Elie | MUSICAL REC | comments(0) | trackbacks(0) |
珍しく流れに乗ってみると…
 色々な所で“上半期の総括”をされているのを見て、拙宅でもやってみようかしらと思い立ちました。突然ですが、2008年上半期の劇場通いをまとめてみます。
 全幕物以外のバレエのカウントは難しいのですが、細かい演目数は数えない方に統一しました。あくまで劇場に足を運んだ回数で数えています。

■2008年上半期
1月 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団 美女と野獣
   番外:今井清隆「Heaven's Voice」スペシャル・イベント
2月 空白に落ちた男
   番外:スクリーン・ミュージック・ワンダーランド
3月 WILDe BEAUTY 〜オスカー・ワイルド、或いは幸せの王子〜
   ベガーズ・オペラ
4月 キャッツ
5月 モーリス・ベジャール追悼特別公演 I 
6月 ルドルフ ザ・ラスト・キス
   レベッカ 

舞台:計8作品、8公演
他:イベント1回、コンサート1回
映画:平均2.2本/月(最多3本/月)
◆舞台と言い映画と言い、傑作続きの上半期でした。「空白に落ちた男」と「WILDe BEAUTY」をもう1回観たかったです!!!

こんなところから私信*Ceさま
 いつぞやメールでお伺いした10月のFCイベント、私も申し込みましたよ!正直、Y氏イベより参加しやすそうですし(笑)。締め切りが来月下旬だから、返信葉書が来るのは当分先ですねぇ。。行きやすい会場だと嬉しいのですが…現地でお会いできると良いですね。

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posted by Elie | STAGE MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
「ルドルフ」に追記!
 千穐楽から1ヶ月、今更ながらではありますが、怒涛の2500字(最近ではこれでも多い方なのです)にも洩れてしまった感想を2点ばかり書き残しておきたいと思います。

 先ず1点が、この物語の行き着く先・心中シーンを冒頭に持ってきたこと。
 終わりまで観て、初めて繋がる。心中と言うただ事ではない場面を置いたことで観る側は一気に惹きつけられ、導入部としては良い演出だと思うのですが、映画のように銃を持った手元や憂いのある表情をクローズアップで見せることで、一瞬何をしているシーンなのか解らない不安をあおることが出来ないですよね、舞台だと。予め原作を読んでいた影響も受けたのでしょうけれど、物語の筋(と言うか結末)を示唆するという点ではちょっと明快過ぎるように感じたのでした。。結局の所、結末を冒頭に持ってくるというのは、視界を限定することが出来ず全体が見渡せてしまう舞台ではスパイスの弱い演出なのかも知れないなぁ。と、ぼんやりと思ったのです。
 私としては、こういう構成の物語が好きだし、絵画の中にマリーとルドルフを描きこもうとした発想は素敵だと思います。

 もう1点は、知念さんのステファニー。
 とにかく怖い。凍てついた黒水晶のような瞳に、服飾品。つんけんして嫌な女にしか見えなかったのですが、髪が乱れ、カーテンを引きちぎるほどに激しい苦悩があったのね、と気が付けば彼女に同情していました。輿入れした後も周囲から陰口を叩かれたり、あまり大きく構えていられないお立場だったようなので、辛かったのだろうな。いくら同情を寄せても“私よーー!”のリフレインは恐ろしかったですが^^;
 ルドルフが他の女と懇ろになろうとするのを釣りになぞらえたセリフが粋でした。“釣り針が刺さったままいらっしゃらないで”なんて…いくら体面を保ちたいからと言っても感じ悪いですよね(笑)

私信*Kさま
 この記事では話題違いですが「レベッカ」千穐楽のご報告をありがとう御座いました!!どうしちゃったの祐一郎さん(笑)
 肝心の公式ブログが、彼の素っ頓狂でお茶目さんなウマシカぶりをフォロー(?!)するでもなく、最後まで更新がマメにあるわけでもなかったので、Kさまのご報告に狂喜乱舞しました♪
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