BOOK SHELF
舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
好きなものは好き!

映画の感想はアプリを使い始めました。カテゴリーからMOVIEを選んで、表示される最新記事内のリンクから行けます。

ご連絡はコメントかメール(カテゴリーから選択)でお願いいたします。
since 2005.Feb
舞台回想録
 映画回想録に続き、当ブログ開設以前に観た舞台作品に関しても振り返ってみることにしました。当然全てではありません。牧バレエの「くるみ」は、水香さんが東バに移籍するまでは毎年のように観ていたし、他にも何か漏れがあるかもしれませんが、ご容赦くださいませ。
 尚、以下のキャストは全て敬称略にて失礼しております。

続きを読む >>
posted by Elie | STAGE MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
劇団四季 キャッツ(鑑賞3回目)


 2年4ヶ月ぶりに猫たちの集うゴミ山を訪れました。それまでの間、ロンドン盤や四季オリジナルキャスト盤を聞き込んでいたので歌詞は殆ど頭に入っていて、果たして新鮮味が感じられるかと言う思いもありましたが、overtureからすっかり魅せられ、ぐいぐいと引き込まれました。CDには収録されない、お腹に響いてくる低音が心地良かったです。座席の位置は前回・前々回とあまり変わらないので、演出や振付が変わったと思われる部分にも何となく気が付きました。その点でいちばん印象的だったのは、劇中劇の“カナリヤ飛び出し餌食になる♪”で黄色いカナリヤが登場し、本当にグロールタイガー様の餌食になっていたことです。その後ポイッと捨てられてしまう時の効果音とか、荒くれ部下をどつく音とかが際立っていて、コミカル要素が増したようでした。あとは、マキャヴィティの静止時間が増えたように感じたのですが、如何でしょうか。以前は双眼鏡を構えた瞬間に隠れてしまったように記憶しているのですが、今日はしっかりとファントム風の風貌を堪能致しましたです。口元に浮かぶ歪んだ笑みが妖しくて素敵!

 猫らしく、柔らかさと鋭さの同居した表現で、これだけバリエーション豊かなダンスシーンを盛り上げるのは凄いと思いました。各々自分の体の模様を誇らしげに整えて、自分が唯一無二の存在だと言うことを何となく理解して、それぞれの生き方を謳歌しているのがよく伝わってきました。ロングランと言うことで油断して(笑)どうしても舞台全景が見渡せる席を選びがちなのですが、一度は大迫力だという1階席から観てみたいですね。マキャヴィティが隣から出現したら縮み上がってしまうけれども。。それでも願わくば、タガー連れ去り席で…!

続きを読む >>
posted by Elie | MUSICAL | comments(2) | trackbacks(0) |
World of Wilde
 初めてオスカー・ワイルドという存在を知ったのは、遅ればせながら「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」でした。もう5年前のことです。
 この映画は、「吸血鬼ドラキュラ」や「海底二万里」などの西洋文学に登場するユニークなキャラクターたちが一堂に会し、冒険を繰り広げると言うものです。「ドリアン・グレイの肖像」のドリアンも登場するので、オスカー・ワイルドの名前とはこれが初対面だったと思います。ちなみに、ドリアンの程よく引き締まった滑らかな胸板に取り乱していた友人の横で、私はネモ船長の足捌きに感動していました。突込みどころ満載のとんでも冒険活劇です。どっかんどっかんやっております。面白かったですけれどね。

続きを読む >>
posted by Elie | BOOKS | comments(0) | trackbacks(0) |
空白は彼方に
本日19日、確か23:00〜24:30にCS日テレにて「空白に落ちた男」を放送するそうな。

舞台を観られなかった方は必見ですよ〜!
CS放送を受信出来ない私のために録画して下さる方も大募集中です(笑)
posted by Elie | YASUYUKI SHUTO | comments(0) | trackbacks(0) |
「亀は意外と速く泳ぐ」
 平凡な日常にも、意外な裏側が…。まさしく、その言葉通りの作品でした。
 日常の中に突如として現れる、イメージのかけ離れた物たち。それが意外なハーモニーを紡ぎだすからとても不思議で、しかもおかしい。脱力系コメディなのでしょうけれど、腹筋の微弱な運動は休まる事がありませんでした。よくぞ映画にしたものだと思います。天晴れ。

 ウズラの卵で作る100目玉焼きとか、長らく外に放置したビニール傘の成れの果てとか、本当に試してみるスズメもスズメですが、スタッフさんたちも実験したのだろうな。と思うと、何だか微笑ましくなってしまいました。何となく、徒然〜と生活していたら裏側なんていうのは全くもって見えてこないし、発想も湧いて来ないと思います。些細なことへの好奇心と、多角的な視点、時には突拍子もない発想も、この作品に結実されたように素敵なものだと感じました。そして、豆粒のような募集広告に乗ってしまったり、豆腐屋のオヤジが実は凄腕の殺し屋だとか・実はみんなスパイでしただとか言う信じられないような事実も受け入れてしまうスズメの心の広さと言うか、肝が据わっているというか、そういう彼女を見ていると、こういうキャラクターが生まれる日本はまだまだ平和なのかな、と思えてきます。

 脇のキャラクターも、それぞれに印象深い存在感を持っています。時間を持て余しているからと踊りだす床屋のオヤジ、クジャクの容赦ない一言に傷心したラーメン屋のオヤジが特にお気に入り。

 下らないけれど、素朴な笑いを存分に堪能できる作品でした。(父の携帯にて鑑賞)
posted by Elie | MOVIE | comments(0) | trackbacks(0) |