BOOK SHELF
舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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2007年を振り返る
 今年の首都クロムは元日の「敬愛なるベートーヴェン」から始まりました。圧巻の第九と、肖像画にそっくりなエド・ハリスが印象的でした。

 年の始めと言って思い出すのは、やはり「Broadway Gala Concert 2007」でとても楽しんだことと、「スウィーニー・トッド -フリート街の悪魔の理髪師-」で衝撃を受けたことです。「中国の不思議な役人」も傑出していました。また、「アルジャーノンに花束を」を読んで感激し、初めて歌舞伎を見て伝統芸能の深さ・良さに感じ入りました。

 春には、音楽朗読劇「モリー先生との火曜日」。アルジャーノンのときに味わったような、透き通るように神々しい感動に襲われました。舞台とは違い、その場面をいろいろと想像できるのも楽しかったです。「ジキル&ハイド」では、初めて鹿賀さんを拝見し、作品に注ぐパワーとその迫力に圧倒されました。袖にあるオケピが見えるなんて言う珍しい経験も。あとは、待ちに待っていた「マリー・アントワネット」凱旋公演。今フェルセンと綜馬オルレアン公が大評判になったのが、つい最近のことのようです。密かに再演を待っています。

 初夏には「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」!!映画に関しては、今年一番のお楽しみでした。ジャックはいつも最高ですが、バルボッサもかなりの好人物ですね。「300 <スリーハンドレッド>」では久し振りにGerryを拝見。王様の格好良さに痺れました。
 夏真っ盛り、ついに・ついに、「レ・ミゼラブル」20周年記念公演を観ました!原作読破後の鑑賞だったので、感動もひとしお。見るたびに活力をいただけるこの作品が、大好きです!FCの力(笑)で入魂の千穐楽まで観ることができて、素敵なお友達も増えて、昨年の吸血鬼祭りほどではなかったのですが、熱い夏となりました。レミとレミの合間に「美女と野獣」のキーヨガストンで大笑いしていた思い出も。。
 残暑のころには「レベッカ」を読みました。パルコより一回り大きい程度の劇場で、最終シーンのマンダレーがどう再現されるのか、とても気になっています。そんなそわそわした気持ちを「ミス・ポター」が癒してくれました。久し振りにピーターラビットの本を読み返し、精緻な筆運びと親しみやすい語り口に微笑が止まりません。

 芸術の秋は「パンズ・ラビリンス」がとても強烈な印象を残しています。キャラクターの造形が素晴らしいし、お話の運びも巧みで、正視できない場面以外は思わず前のめり。続く「ヘアスプレー」でも前のめり。踊りだしたくなるポップな作品でした。「蜘蛛女のキス」は結局舞台を観ることが叶わなかったけれど、原作を読みました。こちらにも相当のめり込みました!

 さて、今年最後の大きな出会いは何を隠そう「Heaven's Voice」ですね。キーヨさんは本当にチャーミングで素敵な方!聴きすぎたためか音が飛ぶようになってきて、MDが駄目になっているのか再生機が磨耗しているのか解りません。悲しいニュースもありました。モーリス・ベジャールさんが天に召されたのです。ベジャールさんのご冥福を改めてお祈りするとともに、彼の作品たちが後世に受け継がれていくことを祈念します。

 師走には、東京バレエ団の忘年会に参加して、とっても楽しい時間を過ごせました。またこういうイベントがあると嬉しいな。
 観劇納めは「モーツァルト!」。TDVのクコール劇場で観て以来、再演(再々演か?)を心待ちにしていただけに、チケットが取れたときは狂喜でした。天才作曲家が才能にとり殺されると言う暗いテーマのお話ながら、エンターテイメント性に溢れた素晴らしい舞台でした!

 振り返ってみると、今年はバレエを殆ど観ていないのが残念な点ですね。来年はミュージカルも勿論ですけれど、バレエも映画も、バランスよく鑑賞したいと思います。常に“観たいものだけ主義”でありつつ、その中で貪欲に。また来年も、心を鷲掴みにされるような作品世界に出会えますように…
 そして、訪れてくださる皆様と感動を分かち合えますように…

 本年も‘首都クロム’に遊びにいらしてくださり、有り難う御座いました。
 よいお年をお迎えください。
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The Prayer
 岡幸二郎さんのセカンドアルバムです。こちらも友人から、MDに録音したものを頂きました。この機会がなかったら聴くことはなかったであろう、岡さんのCD。本当にありがとう御座いました。

 以下、曲名メモも兼ねてトラックごとに感想を。

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posted by Elie | MUSICAL REC | comments(0) | trackbacks(0) |
GLORIOUS VOICE
 02年に発売された今井清隆さんのCDです。今回も友人にお願いしてMDに録音したものを頂きました。いつも有り難う御座います!!すっかりキーヨvoiceに魅せられてしまいました。

 全曲英語で収録されているため、歌いこまれた言葉の意味は殆ど解りませんが、それでもすっかり聞き惚れてしまいました。何も知らずに聴いたら日本人とは聞こえないかも知れません。曲のアレンジがものによっては予想外に明るくて、その辺がちょっと愉快でした。
 曲名メモも兼ねて、それぞれのトラックごとに感想を。

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posted by Elie | MUSICAL REC | comments(0) | trackbacks(0) |
ゆく大河 くる大河
 毎週楽しみにしていた「風林火山」が終わってしまい、何だかひだの取れかかったプリーツスカートの気分です。←??!

 今年の大河ドラマは初回から面白く、のめり込ませる吸引力があったように思います。続きが気になると言うのも勿論でしたが、それぞれのお話に肩の力を抜いて見ることの出来る場面、思わずフフフと笑ってしまうような展開、昔の人もこんな風に冗談めかしたことを言って楽しんでいたのだろうなぁと感じさせる場面が盛り込まれ、見疲れない仕掛けになっていたように感じました。笑いと泣きと真剣勝負と、バランスが良かったと言うことでしょうか。一年間、本当に楽しませて貰えました。
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M!動画
「モーツァルト!」の動画配信が始まりましたね♪
私にとってはまだまだお話に聞くばかりの作品ですが、少しずつ想像が膨らんできます。どうやら2階席後方も悪くはないようですし、鑑賞日が今から楽しみで〜す^^

10月31日 追記
 製作発表時の歌披露動画…音楽がドラマチックで美しいですね!まるでそこは黄金色の闇。引き裂かれそうな「影を逃れて」が印象的です。

11月20日 追記
 初日おめでとう御座います。早速カテコ動画を見ましたが…音楽とキャスト登場のタイミングが巧みだなぁと思いました。そして猊下の衣装が私の壺を刺激して止みません!!何という衣装なのでしょう!!痺れました。いっちーはやはりお茶目ですね。思わず、何かしてくれるのじゃないかという期待を込めて視線を送ってしまいます。
 緞帳が下りてくる帝劇って、何だか新鮮ですね。

11月29日 追記
 遂に帝王、もとい猊下が登場しました。ヴォルフの身の振り方は彼に決定権があるとか。ま〜ぁ何という身勝手な理論の持ち主でしょう(笑)。昨夏の伯爵とは違った、人間味のある妖しい趣を堪能できそうです。
 シカネーダーも、ヘルちゃん風味の面白いキャラクターのような気がします。魔笛がどういう風に盛り込まれるかも気になるし…TDV以来の集結がみられるキャストが多くて、懐かしい友人に会いに行くような楽しみを感じます。

12月18日 追記
 コミカルシーン特集に、猊下のあんなシーンやこんなシーンを期待した私は浅はかですか。
 でも、気に入っているコンスタンツェの扮装がどちらも観ることが出来たので、まぁ良いか(笑)

12月26日 追記
 千穐楽おめでとう御座いました。また一つ、素敵な作品に出会えて幸せでした。強烈な個性の塊が一堂に会した、そんな濃い舞台でした。再演を心待ちにしています。
 25日の三つ目の動画で、中川さんが井上さんにじゃれたり、3人のアマデちゃんたちの肩をぎゅっと抱いているのが印象的でした。
 最後の動画ではサンタ帽子をちょこんと頭に乗せた西野タクターの姿も見ることが出来て、西野さんの遊び心に触れたような気がして、happyな気持ちになりました。TDVの時は牙と言う基本アイテムがありましたが、M!ではそういうのがないので、最後に面白いものを持ってきた感じですかね。井上サンタと言い、西野サンタと言い、楽をご覧になれた方はラッキーでしたね〜!

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劇団四季 オペラ座の怪人[劇団四季ロングラン10周年記念キャスト盤]
主な収録キャスト(敬称略)

オペラ座の怪人:今井清隆
クリスティーヌ・ダーエ:井料瑠美
ラウル・シャニュイ子爵:柳瀬大輔
カルロッタ・ジュディチェルリ:河合和代
メグ・ジリー:秋本みな子
マダム・ジリー:西島美子
ムッシュー・アンドレ:青山 明
ムッシュー・フィルマン:佐川守正
ウバルド・ビアンジ:半場俊一郎
ムッシュー・ルフェーブル:深見正博
ジョセフ・ブケー:安福 毅
オークショナー:岡本隆生
宝石商:喜納兼徳
ヘアドレッサー:佐野正幸
パッサリーノ:向井善彦
コントラルト:酒井悦子
アンサンブル:劇団四季

 Gerry主演の映画をスクリーンで5回も観て、DVDも観て、サントラも何度となく聴いて、更には山口ファントムも聞き込んでいると、自然とファントムやクリスの理想の声・理想像が出来てくるもので、友人が録音してくれたこのありがた〜いMD(有り難う御座います!)を聞きながら、自分の中のそういう像と比較していることに気が付きました。

 そのように、求めるものが高くなっていても、キーヨファントムと井料クリスは素晴らしいと感じられました。人間的な感情の揺らぎをそのまま浴びて、立ち尽くしている感じです。

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メリークリスマス!
(「モーツァルト!」より、アマデ)
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『「レ・ミゼラブル」百六景』を読んだ
 “木版挿絵で読む名作の背景”と副題に銘打たれている通り、あらすじをさらっと追いかけながら、挿絵に描かれている風俗や歴史を考察している本です。見開きの右側が本文、左側が挿絵になっているので、絵本のような感覚で楽しく読めました。私は岩波文庫の挿絵入り原作本を持っていますが、それには採用されていない木版も多く使われていたので、目新しい感覚もありました。

 内容を知っているためか、かなりの超特急で読み終わってしまいました。読み出すと止まらないのです。物語的に見るとかなりあっさり書かれているのに、バルジャンの最期・幕切れにはやはり感動しました。うまく表現できないのがもどかしいですが、本を読んでも舞台を思い出しても曲を聴いても、何かがざぁっと降って来るような、強烈なほど美しい和音に身を委ねているときに鳥肌が立ってくるような、感動があるのです。バルジャン…(;_;)

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空白におっこちる
(昨日か一昨日の夕刊です)
 首藤さん主演の新作、「空白に落ちた男」の広告が新聞に出ていました。こんなお話だったのか〜と今更ながら確認し、稽古場写真を見て舞台が一層楽しみになりました。珍しくお髭で、髪も割と長めの首藤さん。個人的には短髪の方が好きなのですが(笑)。
 早く私も空白に落っこちた〜い!
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傾いだ“R”の文字が躍る
 新聞に「レベッカ」の広告が出ていましたね。どの方にも、原作を読んだ時に思い描いていた人物のイメージが反映されていて、白黒で見る限りですが、どうやら衣装に関してはチープ感を危惧しなくて済みそうです(汗)。役者さんの表情が、既に役の顔になっているのが凄い。実際に幕が開いたらもっと凄みが増すのだろうな、と思ったら、居ても立ってもいられません。あの場面はどんな風になるのかな、の妄想が独り歩きを始めますよ〜。止まりませんよ〜。

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posted by Elie | MUSICAL | comments(0) | trackbacks(0) |