2007年を振り返る
2007.12.31 Monday
今年の首都クロムは元日の「敬愛なるベートーヴェン」から始まりました。圧巻の第九と、肖像画にそっくりなエド・ハリスが印象的でした。
年の始めと言って思い出すのは、やはり「Broadway Gala Concert 2007」でとても楽しんだことと、「スウィーニー・トッド -フリート街の悪魔の理髪師-」で衝撃を受けたことです。「中国の不思議な役人」も傑出していました。また、「アルジャーノンに花束を」を読んで感激し、初めて歌舞伎を見て伝統芸能の深さ・良さに感じ入りました。
春には、音楽朗読劇「モリー先生との火曜日」。アルジャーノンのときに味わったような、透き通るように神々しい感動に襲われました。舞台とは違い、その場面をいろいろと想像できるのも楽しかったです。「ジキル&ハイド」では、初めて鹿賀さんを拝見し、作品に注ぐパワーとその迫力に圧倒されました。袖にあるオケピが見えるなんて言う珍しい経験も。あとは、待ちに待っていた「マリー・アントワネット」凱旋公演。今フェルセンと綜馬オルレアン公が大評判になったのが、つい最近のことのようです。密かに再演を待っています。
初夏には「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」!!映画に関しては、今年一番のお楽しみでした。ジャックはいつも最高ですが、バルボッサもかなりの好人物ですね。「300 <スリーハンドレッド>」では久し振りにGerryを拝見。王様の格好良さに痺れました。
夏真っ盛り、ついに・ついに、「レ・ミゼラブル」20周年記念公演を観ました!原作読破後の鑑賞だったので、感動もひとしお。見るたびに活力をいただけるこの作品が、大好きです!FCの力(笑)で入魂の千穐楽まで観ることができて、素敵なお友達も増えて、昨年の吸血鬼祭りほどではなかったのですが、熱い夏となりました。レミとレミの合間に「美女と野獣」のキーヨガストンで大笑いしていた思い出も。。
残暑のころには「レベッカ」を読みました。パルコより一回り大きい程度の劇場で、最終シーンのマンダレーがどう再現されるのか、とても気になっています。そんなそわそわした気持ちを「ミス・ポター」が癒してくれました。久し振りにピーターラビットの本を読み返し、精緻な筆運びと親しみやすい語り口に微笑が止まりません。
芸術の秋は「パンズ・ラビリンス」がとても強烈な印象を残しています。キャラクターの造形が素晴らしいし、お話の運びも巧みで、正視できない場面以外は思わず前のめり。続く「ヘアスプレー」でも前のめり。踊りだしたくなるポップな作品でした。「蜘蛛女のキス」は結局舞台を観ることが叶わなかったけれど、原作を読みました。こちらにも相当のめり込みました!
さて、今年最後の大きな出会いは何を隠そう「Heaven's Voice」ですね。キーヨさんは本当にチャーミングで素敵な方!聴きすぎたためか音が飛ぶようになってきて、MDが駄目になっているのか再生機が磨耗しているのか解りません。悲しいニュースもありました。モーリス・ベジャールさんが天に召されたのです。ベジャールさんのご冥福を改めてお祈りするとともに、彼の作品たちが後世に受け継がれていくことを祈念します。
師走には、東京バレエ団の忘年会に参加して、とっても楽しい時間を過ごせました。またこういうイベントがあると嬉しいな。
観劇納めは「モーツァルト!」。TDVのクコール劇場で観て以来、再演(再々演か?)を心待ちにしていただけに、チケットが取れたときは狂喜でした。天才作曲家が才能にとり殺されると言う暗いテーマのお話ながら、エンターテイメント性に溢れた素晴らしい舞台でした!
振り返ってみると、今年はバレエを殆ど観ていないのが残念な点ですね。来年はミュージカルも勿論ですけれど、バレエも映画も、バランスよく鑑賞したいと思います。常に“観たいものだけ主義”でありつつ、その中で貪欲に。また来年も、心を鷲掴みにされるような作品世界に出会えますように…
そして、訪れてくださる皆様と感動を分かち合えますように…
本年も‘首都クロム’に遊びにいらしてくださり、有り難う御座いました。
よいお年をお迎えください。
年の始めと言って思い出すのは、やはり「Broadway Gala Concert 2007」でとても楽しんだことと、「スウィーニー・トッド -フリート街の悪魔の理髪師-」で衝撃を受けたことです。「中国の不思議な役人」も傑出していました。また、「アルジャーノンに花束を」を読んで感激し、初めて歌舞伎を見て伝統芸能の深さ・良さに感じ入りました。
春には、音楽朗読劇「モリー先生との火曜日」。アルジャーノンのときに味わったような、透き通るように神々しい感動に襲われました。舞台とは違い、その場面をいろいろと想像できるのも楽しかったです。「ジキル&ハイド」では、初めて鹿賀さんを拝見し、作品に注ぐパワーとその迫力に圧倒されました。袖にあるオケピが見えるなんて言う珍しい経験も。あとは、待ちに待っていた「マリー・アントワネット」凱旋公演。今フェルセンと綜馬オルレアン公が大評判になったのが、つい最近のことのようです。密かに再演を待っています。
初夏には「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」!!映画に関しては、今年一番のお楽しみでした。ジャックはいつも最高ですが、バルボッサもかなりの好人物ですね。「300 <スリーハンドレッド>」では久し振りにGerryを拝見。王様の格好良さに痺れました。
夏真っ盛り、ついに・ついに、「レ・ミゼラブル」20周年記念公演を観ました!原作読破後の鑑賞だったので、感動もひとしお。見るたびに活力をいただけるこの作品が、大好きです!FCの力(笑)で入魂の千穐楽まで観ることができて、素敵なお友達も増えて、昨年の吸血鬼祭りほどではなかったのですが、熱い夏となりました。レミとレミの合間に「美女と野獣」のキーヨガストンで大笑いしていた思い出も。。
残暑のころには「レベッカ」を読みました。パルコより一回り大きい程度の劇場で、最終シーンのマンダレーがどう再現されるのか、とても気になっています。そんなそわそわした気持ちを「ミス・ポター」が癒してくれました。久し振りにピーターラビットの本を読み返し、精緻な筆運びと親しみやすい語り口に微笑が止まりません。
芸術の秋は「パンズ・ラビリンス」がとても強烈な印象を残しています。キャラクターの造形が素晴らしいし、お話の運びも巧みで、正視できない場面以外は思わず前のめり。続く「ヘアスプレー」でも前のめり。踊りだしたくなるポップな作品でした。「蜘蛛女のキス」は結局舞台を観ることが叶わなかったけれど、原作を読みました。こちらにも相当のめり込みました!
さて、今年最後の大きな出会いは何を隠そう「Heaven's Voice」ですね。キーヨさんは本当にチャーミングで素敵な方!聴きすぎたためか音が飛ぶようになってきて、MDが駄目になっているのか再生機が磨耗しているのか解りません。悲しいニュースもありました。モーリス・ベジャールさんが天に召されたのです。ベジャールさんのご冥福を改めてお祈りするとともに、彼の作品たちが後世に受け継がれていくことを祈念します。
師走には、東京バレエ団の忘年会に参加して、とっても楽しい時間を過ごせました。またこういうイベントがあると嬉しいな。
観劇納めは「モーツァルト!」。TDVのクコール劇場で観て以来、再演(再々演か?)を心待ちにしていただけに、チケットが取れたときは狂喜でした。天才作曲家が才能にとり殺されると言う暗いテーマのお話ながら、エンターテイメント性に溢れた素晴らしい舞台でした!
振り返ってみると、今年はバレエを殆ど観ていないのが残念な点ですね。来年はミュージカルも勿論ですけれど、バレエも映画も、バランスよく鑑賞したいと思います。常に“観たいものだけ主義”でありつつ、その中で貪欲に。また来年も、心を鷲掴みにされるような作品世界に出会えますように…
そして、訪れてくださる皆様と感動を分かち合えますように…
本年も‘首都クロム’に遊びにいらしてくださり、有り難う御座いました。
よいお年をお迎えください。