今井さんのCD、友人のご厚意で聞くことができました。有り難う御座います。
簡単に感想をば。
■全体の印象
楽器が区別できそうなくらい音楽が美しくて、重厚で、クオリティが高いと思いました。本当に素敵なCDです。これから暫くは、電車のお供です♪
■愛せぬならば
旋律が綺麗。寓話的な雰囲気が良い。どんどん登りつめるような盛り上がりも素晴らしいです。
■Cafe Song
マリウスと言うより、ポンメルシー(父)という雰囲気。始めの方はもう少し楽譜通りでも良さそうですが、とてもジーンと響いてきました。どこまでも奥行きが見えるような、絶望の闇に独りきり。
■All I Ask of You
歌声や想像できた情景の美しさにウットリですが、オペラ座にしては大人っぽいカップル。特に堀内さんがね。深い事情が潜んでいそうでした(笑)
■私はわたし
作品自体は存じませんけれど、原語の方が言葉が滑らかに音に乗りそうだと感じました。
■Tragedy &
Heaven's Voice
ポップス調かな、こういう雰囲気の歌だと、何だか声の中に凄まじい色気を感じます。しっかり芯が通っていて、がっしりと逞しくて、歌っている姿を見たいなぁと思います。
■ゲッセマネの園
ギターが格好良い!!こんなにクールだったかな、と新鮮でした。
体中から絞り出すような死への疑問と恐怖の叫び。激しい思いに揺さぶられます。綺麗な声しか聞いたことがないので、驚きと意外性と感激が一気に流れ込んできて泣ける。この濁流は凄まじかった。生か死か、あるいは死しかないとしたら……恐ろしくて考えられません。