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舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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since 2005.Feb
ああ 明日は
 早いもので、「M.A.」の初日がもう明日に迫っていますね。一体どのような舞台になるのか、地球ミュージカルとは如何なるものなのか、とても気になっています。キャストインタビューを見ていると、セットが最小限に抑えられて、寧ろ背景画で町並みを表現するのかしら、などなど、想像ばかりが膨らんでしまいます。明日、遂に開幕ですね〜♪それを思うと胸が高鳴ります。山口さんを始めご出演の俳優さんたちは、最後のお稽古を無事に終えられたのでしょうか。

 東京には2ヶ月しか留まりませんが、春に戻ってくる前にも西の方で詐欺紛い(「最後の錬金術師 カリオストロ伯爵」を読んでいると紛い物でなく詐欺なのですが!)のことをしていらっしゃるのですよね。もとい、山口さんはカリオストロとして舞台に立たれるのですよね。季節を大きく跨いでの公演になるのだと思います。空気は乾き、Vウイルスならばまだしもインフルエンザウイルスが猛威を振るうでしょう。彼らは乾燥した環境が好きなようですから。どうぞご自愛なさって下さい。お元気な姿を拝見する日を楽しみに生きて参ります。

 内野さん一路さんのところに女の子がお生まれになったそうで、おめでとう御座います!内野ベビーは素敵な子守唄を沢山聴けるのかな?羨ましい〜(笑)
posted by Elie | MUSICAL | comments(2) | - |
浦井健治氏は乳母だった
 今月のある日、TDV公演中に発売された浦井さんの写真集『彼方へ』を立ち読みしました。この方、とても真摯でいらっしゃるのですよね。その素晴らしいお人柄が溢れたインタビューでの言葉には、(全てを読んだわけではありませんが)いつも心を打たれます。写真もとても素敵なものばかりでした。オーストリー王室一家の棺の前に佇んでいる写真には他の作品と隔された雰囲気が漂っていますし、マイヤーリンクでの写真では浦井さんの脳裏に多くの思いが渦巻いているであろうことを感じます。それとは打って変わって、躍動感溢れる写真も。そして時折投げられる視線には図らずもドキドキ。ファンには是非にとお薦めできる一冊かと思います。

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posted by Elie | MUSICAL | comments(0) | - |
拝するのか、愛するのか
 1幕フィナーレで教授の著書を読んだことを伝える伯爵の言葉、母音が同じなのでどちらなのかいまいちはっきりしないのですよね。いずれ発売されるCD(楽しみ♪)の歌詞カードを見れば解ることですが、ハイライト盤なので台詞部分にはあまり期待しないように努力しているのです(笑)。

“♪拝読しました コウモリの研究”(拝読:読むことを謙った語。謹んで読むこと)
“♪愛読しました コウモリの研究”(愛読:特定の書物・雑誌などを気に入ってよく読むこと)語意味はいずれも大辞林より

 ずっと“拝読”だと思っていたのですが、2回目鑑賞時には“愛読”と聞こえないことも無いと思ったので気になって。シチュエーション的には前者を使うのかな。

 日を追う毎に、サントラ発売日まで1日近付いた…なんて考えてしまいます。
 ある日などは、歌詞カードにヘルちゃんの美尻全開写真(舞台中央を客席に背を向けてジャンプで横切るアレ)が掲載されたらどうしよう!と、妄想の一人歩きが始まってしまいました。
 これでも最近ではウイルスの猛威は和らいできているのですが、季節柄もあってか、街に出るとリー君の面影を追ってしまうのですよね。そんな日常と、サントラの発送を待つ秋の夜長、まめしば様のブログ興味深い記事のご紹介がありました。本当に愛情に溢れていました…そんな愛情に触れることができて、幸福でした。双方向的なやり取りが出来たことがとても大きかったですね。未だにお気に入りにリストアップされているのですよ。
posted by Elie | MUSICAL | - | - |
「屋根の上のバイオリン弾き」
 始めと終わりのバイオリンのソロはとても哀愁を帯びていて、フルオーケストラ(ですよね?)でのミュージカルナンバーは重厚です。一度とは言え作品に触れているので、曲を聴いただけで気分が高揚してきますね!こんなにコメディの要素が多い作品だったのかと、驚きました。沢山笑いましたよ。
 …で、いっちーのアドリブだと思っていた台詞が実はそうではなさそうなことに、今回映画を観て最も驚いた点でした。しかしそのテーマ故に、コミカルなだけで終わらない。物語のラストは‘その後’を想像する余地があり、テビエ一家の行く末に不安を抱かずには居られませんでした。先祖も住み慣れた土地を追われたそうですから、どこへ行っても、いつ又追われるとも知れぬ不安定な生活なのかも知れません。そういう生活からユダヤ教の選民思想は生まれたのかしら。詳しくはないですが。

 特典として収録されていた劇場予告編は、現在の、気になる場面を短く切って繋ぎ合わせた、あおるような激しいものとは程遠く、全編をダイジェストで見せているようなものでしたので、とても落ち着いて見ることが出来ました。最近の作品の予告編では一つの挿入が短すぎて…こういう予告編だと目にも優しいと思うのですけれどね。。

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posted by Elie | MOVIE | comments(2) | trackbacks(1) |
「ブラック・ダリア」
 変に区切られるドラマよりも、映画で一息に見るサスペンスは良いですね。とは言え、この作品は‘事件の真相を追う’展開を下敷きに愛情と欲望とそれらの狂乱を絡めた織物のような物語のように感じました。サスペンスと言うジャンルを主張するには、その要素は寧ろ弱かったような気がします。しかし、そういうことに囚われるより先に、物語の背景を彩るクラシックな雰囲気にすっかり心奪われてしまいました。黒のクラシックカーで現場に急行ですもの、絵になります!そしてジェントルそうな紳士が沢山。これまた絵になります。極めつけは黒電話。レトロなものって、どうしてこうも魅惑的なのでしょうか。。独特の色気がある気さえします。

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posted by Elie | MOVIE | comments(12) | trackbacks(33) |
気になることは皆同じ
以下は、8月から本日までに解析された当ブログへのアクセス解析結果です。どの文字列がどのエンジンで検索され、そこから幾ら訪問があったかを示しています。


上下にお二人の名前が並んでいました。何だか嬉しいですね〜


作品で検索された形跡があると、それも嬉しいですね。しかし、ろくな感想を書いていないで済みません。。


私もこの言葉の意味を知りたい者の一人です!どなたか教えて…!!
posted by Elie | OTHER MEMO | - | - |
「ホテル・ルワンダ」
 安堵は最後まで訪れませんでした。否、物語が終わっても、胸に残ったこの感触は安堵ではないのかも知れません。子供たちが楽しげにしている場面を見ても、兄夫婦の子供たちとの再会を喜んでいる場面を見ても、不安は消えなかったのですから。理不尽な思いを感じずにいられなかったのですから。ルワンダは家を追われた人々が沢山いたホテル。これは紛れもない真実であり、心に刻み遺伝子のように受け継いでゆかねばならぬ記憶なのであり、即ち、繰り返してはならぬ愚行なのだと思うのです。ヒューマン・ドラマにして淡々と訴えてくるものは、あまりに衝撃的で、恐怖的で、遠い。しかし真実、90年代前半まで続いた真実。こんなに理不尽で排他的で残虐な行為は、根絶されねば…。

 何故?何故?何故?何故?
 何故、自分と違うものを排斥しようとするのでしょう?

 自分と違うもの、それは未知のもの。故に、それの何がどれだけ自分にとって素敵か解らないもの。同時に、どれだけ害を及ぼすものか解らないもの。そういうものに出会った時に抱く感情は、言葉が解らない世界に放り込まれた不安感と同じ、或いは似ているのかも、と考えています。

 何故、自分と違うものを排斥しようとするのでしょう?
 それは、自分と違うものだからに他ならないと感じます。論旨が弱いのは直感で思うことだからかな。

 “私たちのところには いつ太陽が昇るの”と言ったような詞の歌がエンドロールの始めに流れます。太陽はきっと皆に上に等しく昇っているのに、それが見えないのは、誰か心無い人が視界を奪ったからなのでしょう。視界を奪ったそれは、暴力的仕打ちの一環としての目隠しかも知れないし、最悪なことに眼球自体を抜かれてしまったからなのかも知れないし、誰か別の人から吹き出した血かも知れない。。
posted by Elie | MOVIE | comments(0) | trackbacks(4) |
宴の後には…
 さしずめこういった症状をお持ちではないでしょうか。

スワンロス[すわんろす]
 マシュー・ボーン振付「白鳥の湖」の鑑賞後、特に全公演日程終了後に強く湧く寂しさや切なさ、或いは愛しさなど種々の感情が混濁した、恋煩いと似通った症状を呈す。堪りかねて海外遠征する者もある。舞台であるが故に、症状を引き起こす原因の変化が著しく抗生物質やワクチンは開発されていない上、根治療法も未開発である。対症療法にはCDやDVDが適している。

V.V.感染症[ヴァンパイア・ウイルス・かんせんしょう]
 東宝ミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」(TDVと略称される)の鑑賞後に比較的高率で発症する感染症。主症状は、恋煩い様症状、劇中の歌が聞こえるなどの幻聴、強烈な印象を以って記憶された場面の脳内反復など多岐に渡る。劇症化すると、思慮深い日常生活に支障を来たす場合もある。尚、他者の鑑賞後感、東宝演劇部より配信された情報など、TDVに関する全ての物事に触れることで極めて悪化しやすい。最近、ワクチンが開発されたが、まだ人体への投与には踏み切られていない。年内11月から12月にかけて、幸運な人々への実験的投与が行われる予定である。目下の対症療法は、海外公演盤CD、日本公演時に配信された動画、感染者本人の記憶に頼っているのが現状であるが、適量を超えると劇症化の恐れが増すので注意が必要。11月には首都圏の感染者を中心に全国的に日本公演盤CDの処方が開始される予定である。

出典:現代偽学辞典

 …笑
 ところで、M.A.の凱旋公演が決定したみたいですね。とても急なお話ですけれど、キャストが!キャストが!綜馬さん今さん山口さん、ロックトリオですね〜。観に行けると嬉しいですvv と、無邪気に喜んでみたものの…これは余計なお世話かも知れないですけれど、今さんと山口さんのスケジュールがきつそうで心配になってしまいます。。レミゼと続くのですもの、気になります。今も来年も丁度季節の変わり目ですし、お体だけは大切になさって下さい…。どこか遠くの物陰でひっそりとお祈りしております。
posted by Elie | STAGE MEMO | - | - |