「南極物語」
2006.03.31 Friday
犬たちの演技に感動しました!同じ動物が主役の作品とは言え「トゥー・ブラザーズ」とは比べ物にならないくらい、胸に迫るものがありました。トラより犬の方が現在の生活には身近ですものね。
特にマヤとマックスは素晴らしい。他の犬も人間顔負けの演技で際立っていますが、この二匹は特に表情が雄弁かもしれません。犬だけのシーンには台詞は勿論ありません。彼らの表情と、声と、肉体、そして背景には気紛れに吹き荒れる極地の大自然があるばかり。町並みや人間が存在しないからこそ、犬の毛並みがより映えるのでしょうか。
彼らだけで生き延びねばならぬと言う、抗いがたい現実、自然と、そして自らの命への挑戦とも言えるサバイバル…。しかし、生命の賛歌と謳うには貧弱な作りだと思うのです。それはやはりターゲットの年齢層が幅広いから、と言う事に尽きるかしら。『元気になるようなストーリーにしたかった』と言う監督のご意見はとても素晴らしいと思うのですが、現代だからこそ、生命の消失と言うのを臆せずに描いて欲しかったと言うのも欲として有ります。別に、製作者側が臆したわけではないでしょうけれど。。もっと生と死を極端に(勿論、度を越す事無く)描いても良かったのではないかなと感じたのです。
それでも、彼らを効果的に、感動的に見せたスタッフ陣の手腕は、本当に賞賛に値するのではないでしょうか。それに応えた俳優(俳犬?)も勿論ですが。トレーナーは「チャーリー…」のナッツ部屋のリスを訓練した方のようですね。
…ヒョウアザラシのシーンは体が縮こまるくらい仰天しました…!展開的に、そこに居るのは解っていたのに…悔しいくらい驚かされてしまいました。
特にマヤとマックスは素晴らしい。他の犬も人間顔負けの演技で際立っていますが、この二匹は特に表情が雄弁かもしれません。犬だけのシーンには台詞は勿論ありません。彼らの表情と、声と、肉体、そして背景には気紛れに吹き荒れる極地の大自然があるばかり。町並みや人間が存在しないからこそ、犬の毛並みがより映えるのでしょうか。
彼らだけで生き延びねばならぬと言う、抗いがたい現実、自然と、そして自らの命への挑戦とも言えるサバイバル…。しかし、生命の賛歌と謳うには貧弱な作りだと思うのです。それはやはりターゲットの年齢層が幅広いから、と言う事に尽きるかしら。『元気になるようなストーリーにしたかった』と言う監督のご意見はとても素晴らしいと思うのですが、現代だからこそ、生命の消失と言うのを臆せずに描いて欲しかったと言うのも欲として有ります。別に、製作者側が臆したわけではないでしょうけれど。。もっと生と死を極端に(勿論、度を越す事無く)描いても良かったのではないかなと感じたのです。
それでも、彼らを効果的に、感動的に見せたスタッフ陣の手腕は、本当に賞賛に値するのではないでしょうか。それに応えた俳優(俳犬?)も勿論ですが。トレーナーは「チャーリー…」のナッツ部屋のリスを訓練した方のようですね。
…ヒョウアザラシのシーンは体が縮こまるくらい仰天しました…!展開的に、そこに居るのは解っていたのに…悔しいくらい驚かされてしまいました。