「ラヴェンダーの咲く庭で」
2006.02.28 Tuesday
「〜至上の恋」と言い、「ショコラ」と言い、この作品と言い、ジュディ・デンチさんは演技が巧いですね!個人的には「ショコラ」のお婆ちゃんのような役が好きですけれど、「〜至上の恋」やこの作品のような恋のときめき(?!)を演じている、自分の気持ちに戸惑いを隠せないで居る表情もとても魅力的です。マギー・スミスの存在感ともバランスが良かったと思います。彼女の事は「ハリポタ/賢者の石」でしか観たことがないのですが、それでも、二人が同じフレーム内に入ると凄い貫禄を感じますね。話の中心に居るのが瑞々しい印象のアンドレアなので、これまた調和が取れるのかも知れません。彼らの周囲を彩っているコーンウォール地方の自然や、美しく作られた庭も素敵で、幻想的ですらありました。幕切れまで兎に角美しい景観とストーリーで、心洗われますね。
姉妹の家に居るお手伝いの女性が面白いキャラクターで、笑わせてくれましたよ。アンドレアとのおジャガの皮むきシーンが気に入りました。彼女、昔はかなり別嬪さんだったそうですが、その頃の写真は流石に登場しなかったなぁ(笑)。アンドレアがソリストとして演奏する日には彼女がラジオのスイッチを入れて、集まった近所の人々と一緒に聞くのです。その団結力と言うか、アンドレアを受け入れていて、彼の才能が世界に向けて開花することを喜び応援しているのが解る演奏会のシーンでは温かい気持ちになりました。そしてあの素晴らしいヴァイオリンの音色!演奏が終わった瞬間(癖で/笑)拍手しそうになってしまっている事に気付きました。透明感のあるソプラノ歌手のような音色で素晴らしかったのです。
全体を通して静かな作品でしたので、風景や音楽が際立って居たように感じました。冒頭と同じ画面を使いながら音声を抜いただけの最後のカットに新鮮さを覚えつつ、またもや素敵なヴァイオリンの音色をBGMにエンドクレジット。映画の余韻に浸っていました。
姉妹の家に居るお手伝いの女性が面白いキャラクターで、笑わせてくれましたよ。アンドレアとのおジャガの皮むきシーンが気に入りました。彼女、昔はかなり別嬪さんだったそうですが、その頃の写真は流石に登場しなかったなぁ(笑)。アンドレアがソリストとして演奏する日には彼女がラジオのスイッチを入れて、集まった近所の人々と一緒に聞くのです。その団結力と言うか、アンドレアを受け入れていて、彼の才能が世界に向けて開花することを喜び応援しているのが解る演奏会のシーンでは温かい気持ちになりました。そしてあの素晴らしいヴァイオリンの音色!演奏が終わった瞬間(癖で/笑)拍手しそうになってしまっている事に気付きました。透明感のあるソプラノ歌手のような音色で素晴らしかったのです。
全体を通して静かな作品でしたので、風景や音楽が際立って居たように感じました。冒頭と同じ画面を使いながら音声を抜いただけの最後のカットに新鮮さを覚えつつ、またもや素敵なヴァイオリンの音色をBGMにエンドクレジット。映画の余韻に浸っていました。