劇団四季 キャッツ
2005.08.31 Wednesday
2007年5月6日キャスト追加
ダンス好きには堪らない作品かもしれません。今日のマジシャン猫がクラシックバレエ出身の方でしたので、バレエ的要素も堪能できましたし、おばさん猫とゴキブリのタップは見ているこちらまでステップ踏みたくなってしまう楽しさ。歌も勿論素敵だとは思いますが、混声合唱が多く予備知識ゼロだったので、何を歌い込んでいるのかいまいち聞き取れずに物語の大筋を追うのが精一杯の状態でした。でもこれは粗筋さえ理解すればエンターテイメントとして単純に楽しめる作品だと感じましたね。ダンスシーンが多いのが本当に嬉しい。セットにも凝っているから視覚的に大いに楽しめました。
そのセットなんですが、猫サイズで作られているために山と詰まれたガラクタの一つ一つが大きくて、こちらまで猫気分。舞台の周りだけでなくて座席の後ろの壁や2階席の下階にせり出した部分にまで細工が細かい。パスネットがあってうけました。因みにパスネットが使える電車が全て描かれたデザインのものでした。他にも、洋物の洗剤、浅草で売っていそうな煎餅、キューピー、J-PH●NEの携帯、たま●っち、パンの入ったままのトースター、やかん(こいつには出番がありました)……などなど。リアルにゴミ捨て場を再現したセットには本当に度肝を抜かれた。感触がリアルなんですよね。スポーツバッグとかグローブとか、驚きの質感(触っては居ないですが)
とても楽しめたのですが、困った事に猫の名前がちっとも解らない。タマとかミケとかポチ(犬!)とかネコ(?)とか、短い、日本人に馴染みのある名前ではないので、其れが原因かと。エリザベスとかロドリゲスなら、まだ覚えやすかったかも(笑)
因みに私のご贔屓ネコは、マジシャン猫と子猫とヴィクトリアです。
やはりロイド=ウェバー卿の音楽は頭に残りますね。「メモリー」を初めて生で聞けて、感激しました。グリザベラの貫禄に圧倒されます。個人的にはもっと太く低い声の方が好みですが。