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舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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「オペラ座の怪人」オリジナルロンドンキャスト
 サントラを借りてきて聴いてみました。
 断然、Gerry版(笑)の方が好みです! でも音楽の天使の呼称にはクロフォード氏の方が相応しいかも。

 しかし、何でGerryファントムが愛しいかと言えば、緻密な演技が歌いこまれているからなんですよ。天使のイメージからかけ離れていようと、其れは重要な点ではないと思うし、何より映画版から入った作品だから仕方ない部分もあるのかも知れないです。
posted by Elie | MOVIE MEMO | - | - |
「コーラス」
 「バッド〜」の後、映画館梯子しました。立ち見でしたよ。物凄い盛況ぶりに驚きました。

 単に感動的な師弟愛かと思いきや、それに上乗せした素晴らしい感動を味わえました。それも、涙と鼻水でグチャグチャと言った類の感動ではなく、もっと爽やかな感情。マチュー先生と生徒たちの掛け合いがとても面白くて、それが鑑賞後の爽快な感動を呼んだんじゃないかと。館内ではかなり笑いが起こっていました。勿論私自身も皆さんに混じって声を上げて笑ってしまいました。でもコメディ要素で埋め尽くそうとしないできっちりと語りかけてくるんです。

 何が一番熱いかって、其れは言わずもがな生徒たちの表情と歌声です。彼らに変化をもたらしたマチュー先生は素晴らしい! 私も彼のような音楽教師に出会えていたら、音楽、というか歌うことが好きになれたかも知れない。
posted by Elie | MOVIE | - | - |
「バッド・エデュケーション」
 私が東京の映画館にデビューした時の輝かしい作品です(笑)。

 其れはともかく、とても印象的な映画でした。始まり方が先ず、今まで見てきた映画と違ってかなり凝っていて魅せられましたね。サイトで言うならフラッシュとかjavaを駆使したような感じで、かなり美的感覚に訴える作品だなと感じました。

 本編も、ゲイの世界なのにいやらしさが前面に押し出された作りではなく、とてもすっきりと見られました。それと言うのも恐らく、徹底的に拘ったであろう画面の色合いや人物の暗い過去など物語性に重点を置いているからかと。男性同士のベッドシーンも寧ろ綺麗でした。肌とか筋肉とか(笑)。何よりも二人が互いに計り知れない影の部分を持っているので、その裂け目を埋めようと喘いでる気さえしてしまいました。綺麗だったなぁ。ゲイなのに(笑)。
posted by Elie | MOVIE | - | - |
MATTHEW BOURNE'S 「SWAN LAKE」其の四
主なキャスト(敬称略)

ザ・スワン/ザ・ストレンジャー:ホセ・ティラード
王子:ニール・ウエストモーランド
女王:ニコラ・トラナ
執事:ピーター・ファーネス
ガールフレンド:ソフィア・ハードリー
幼年の王子:ギャブ・パーサンド

指揮者:ブレット・モリス
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:荒井英治

 母が一人劇場デビューを飾りました(笑)
 言ったこと言わなかったこと、趣旨を変えない程度に編集してインタビュー形式でお送りします。
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posted by Elie | MATTHEW BOURNE | - | - |
London back stage.
Bunkamuraのサイトにある動画、ロンドンバックステージより聞き起こし&訳。
 殆ど聞き取れていませんし、凄まじいミスなど多々あります(断言)。

 どうぞ遠慮なく突っ込んで下さいませ。
 また、フィーリングで訳した部分も多々。寧ろそれで成り立っています。
 所々に入る括弧書きの英文は、管理人が無理やり英語で場面転換を示したものです。間違ってるからどうかお気になさらず(笑)
※【中略】 .... 聞き取れないとか意味が解らないとかで飛ばした発言が含まれます。はっきり言って多すぎます(笑)
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posted by Elie | MATTHEW BOURNE | - | - |
MATTHEW BOURNE'S 「SWAN LAKE」其の参
主なキャスト(敬称略)

ザ・スワン/ザ・ストレンジャー:ホセ・ティラード
王子:ニール・ウエストモーランド
女王:ニコラ・トラナ
執事:アラン・モーズリー
ガールフレンド:ソフィア・ハードリー
幼年の王子:ギャブ・パーサンド

指揮者:ブレット・モリス
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:荒井英治

 ホセは今日もセクシーでした。スワロフスキークリスタルをふんだんに使った女性たちや、多少デザインの凝ったエスコートたちの衣装と比べて簡素な装いが逆に映える、第3幕のザ・ストレンジャー。この幕でのキスは今までに見た中で最もべったりしていたように思います。勿論描かれていないことだけれども、ストレンジャーの人生の中で彼の挑発的な態度や接吻に参った女性は何人に上るのかと考えると、ドキドキしますね。

 本日の感想。
 9日より安定した踊りを見せてくれましたホセですが、彼の踊りは大らかで、翼を模した腕の先に空のような空間の広がりを感じさせてくれました。プロローグで王子の夢に現れて羽ばたくその動きからして、とても緩やかで、其れで居て何か大いなる思いを秘めたような。激しさと言うのは前面に感じられないのですが、惹きつけられてしまいます。

 2幕のスワン。2年前のヘススを思わせるキープの長さ、(DVDでしかお目にかかったことはないですが)アダムを彷彿とさせる野性味とダイナミズム。しかしながら、そこで舞う彼は他でもないホセなのです。ジェイソンのスワンにはない優雅な雰囲気を醸し、刺すような鋭さもそれほどではない。しかし反面では獰猛な白鳥。ホセのスワンは不思議な魅力に溢れていました。

 4幕。胸が張り裂けそうでした。主役両者の熱演が心に染み入りました。生オーケストラの大音響が王子の激しい悲しみを端的に表しているように感じられて、こちらにもとても激しい感情の波が押し寄せるのでした。

 あーもう行かれないんですよね…ジェイソンをもう一度みたいなあ…。因みに、ジェイソンのスワンは彼が言うように狼染みた部分がありますね。腕の動きも、羽ばたき一つとっても独特です。とてもシャープで、はたかれたら女王のショールよろしく痛そうです(笑)。そして攻撃音を良く使う。今日のホセは4幕で使っていたようでしたが、彼より頻繁に‘シューッ!’ですね。2幕で一度引っ込むときに、王子に向かって威嚇するときのそれが印象的でした。
 色々な部分でジェイソンのアクションははっきりビシッとしているのに対して、ホセは表情での演技も多いのかしらと思いました。
 表情といえば特に3幕、ストレンジャーと王子のデュエット。照明のコントラストが強いこの場面、二人の表情はことにくっきりと浮かび上がると思うのですが、そんなところでニヤッとしようものなら、顔面の陰影の具合が変わって表情が引き立ちます。他にも、女王を掻き抱きながら執事に拳銃を渡すときに放つ雰囲気は、時と人によって本当に様々だと思いますね。
posted by Elie | MATTHEW BOURNE | - | - |
スタパ
 ウィル・ケンプさん登場の回を録画で見ました。

 「ヴァン・ヘルシング」のヴェルカン役とは髪型が違って、印象も王子的なものから一変しましたね。お兄ちゃんって感じだ(笑)。パフォーマンスについて語るときに眼が一層輝くのがとても素敵でした。長い睫毛が其の輝きを演出しているようでしたよ。

 桜が綺麗だけどアレルギーみたくて鼻が可笑しいとか、アナウンサーのミーハー発言に声を上げて笑ってみたりとか、「愛と幻想のシルフィード」の踊りの特徴やらをキルトの動きに絡め、実際にターンを交えて熱心に説明してくれたり、とっても好感度高いです。

 話してる最中に咳をしてしまったときも、当たり前の礼儀ですが自然に"Excuse me."と出て、ネイティヴってそういう風に使うのね、とか思ってみたり。
posted by Elie | MATTHEW BOURNE | - | - |
MATTHEW BOURNE'S 「SWAN LAKE」其の弐
主なキャスト(敬称略)

ザ・スワン/ザ・ストレンジャー:ホセ・ティラード
王子:ニール・ウエストモーランド
女王:ニコラ・トラナ
執事:アラン・モーズリー
ガールフレンド:リー・ダニエルズ
幼年の王子:ギャブ・パーサンド

 恋をしました。この舞台に、2年前に。前回来日時はスワン役アダム・クーパー、首藤康之、ジーザス・パスターのトリプルキャストが組まれていました。都合で2回しか見に行けず、しかも殆ど1階席の最後部座席からの鑑賞。加えて一番見たいと望んだアダムのスワンは見られなかったのです。
 それから時が流れ、再来日決定のニュースを聞いたときは狂喜でした。今日の舞台はまさに出会ったときの感触を思い出させてくれるものでした。

 ホセのダイナミックな踊り。実際にセント・ジェームズ・パークで本物の白鳥を観察しながら一緒に踊ってしまったと言う発言通り、鳥らしい所作が光りました。ジェイソンと役柄の解釈が異なる為か、シャーッと言う唸りは一度も発さず、ジャンプも軽く、高く、王子を以前から知っていたのではと言う彼の解釈が動作の端々に感じられました。きっと其れを意識して見たからなのでしょうが。とにかく素晴らしかった。長身で、四肢が長く、本当に存在感のあるスワンでした。プリエが深いのが印象的。

 最も感動したのがクライマックスである4幕。ベッドに引き上げられてから白鳥の群舞の中に飛び込んでいくまでの場面だったかと思うのですが、これはジェイソンのスワンや、以前見た首藤さん、ジーザス、DVDに収録されているアダムのスワンでは見られなかったと思いました。王子を守りたい、そのためには鞭打ってでも起き上がらないといけない、王子を守りたい、しかし傷があまりにも痛む、そういう表情をこちらに向けながらベッドに横たわるスワンが、動かないんです。物凄く痛々しかった。筋肉は完全に弛緩している訳ではないと思うのですが、直ぐには起き上がれないくらい消耗している様が手に取るように伝わってきました。双眼鏡を覗いたり離したりを繰り返しながら見ていたのですが、手にした其れを取り落としそうになってしまって、そんな経験は初めてです。

 確かにこの最終幕、登場したときからスワンはボロボロでした。群れにリンチを食らったのはこれが初めてではなく、彼らの手を何とか逃れて王子の居る病室にやってきたのだといった雰囲気でした。動かない体をやっとの思いで起こし、痛みと戦う辛そうな表情の下からそれでも尚愛しげに(此方も群れのリンチを食らってボロボロの)王子を見つめ、スワンは群れの中に倒れます。其のときにホセのスワンは右手だけを揚げました。私の記憶が正しければ、今まで見たスワンは両腕を翼の基本形に従って揚げていた様に思いましたが、ホセのスワンは本当に心身ともに限界に達しているのだと言うのを非常に強く感じました。

 ニール王子の話もします。彼は見たこと無いくらい表情が豊かでした。自分に愛を与えてくれようとしない母に対する、縋るような泣きそうな顔。バーを追い出された路上でスワンの存在に思いを馳せるときの、無表情に近いが遠くを見つめる憧れに満ちた目。白鳥の群れが去ったあとの公園のベンチで、生への希望に胸を高鳴らせる開放的な笑顔。それとは一変して、狂人扱いされて個室に押し込まれたときの絶望的なげっそりした顔。わーもう挙げたらキリが無いです。とても素敵な王子でした。泣き出しそうな表情が魅力的に感じたのは、ニール自身がホームシック気味だったからなのでしょうか。インタビュー動画でホセが突っ込んでいたように、本当に傷つきやすく、また儚げな印象も受けました。

 そんなニール王子が、3幕で狂気に犯されてから会場に戻ってくる、其のときの装いにも注目すべき(と思われる)点が。各国の王女達とダンスをしている間はピシッと格好よく決めて、ロイヤルな立ち居振る舞いをしているのですが、再度パレスに入ってくるときは落ち着か無げに眼を見開きぎこちない足取りで、いちゃつくママとストレンジャー(このときのホセがすんごくセクシー!兎に角sexy&dangerous!女王かハンガリーの王女になりたい)の間に割って入り、これまた泣きそうな顔でストレンジャーに何か訴える。『僕を見てよ』?
 そう、其のときの服の乱れ方が尋常じゃない。上着の袖は片方だけ肘までまくられ、ベストのボタンは食い違い(見間違いかも)、襟元は閉まっておらず大いに乱れているのです。王子の精神的なバランスが崩れたことが伺えます。何せ、心の支えであったスワンと同じ顔の人物が目の前に居て、彼は自分の母親に夢中なのだから、当然自分に向けられる愛は何も無くなる。王子は幻想(妄想?)と現実の境目を、この幕で完全に失ってしまうのだと思います。

 幸せな時間でした……私は現実に戻らねば。笑。
posted by Elie | MATTHEW BOURNE | - | - |
千載一遇
 本日、「オペラ座の怪人」5回目の鑑賞。
 
 我が地元ではブームの波も落ち着いたようで、小さな館でも客入りはまばらでした。が、そこで驚きの出会いをしてしまいました!前の席の方が、館のスタッフからポスターを買い上げながら17回見たと言う発言をされたのです。それに触発され、話しかけてしまいましたよ。其の方はミュージカルの方もご覧になっているそうですが、話題は専らGerryについて。恐らくオペラ座でGerryを知ったと思われます。歌も曲も良いとか、良い男だとか、特に髭が柔らかそうだとか、面白い方でした。年齢は私よりずっと上の方ですが、絶対話が合うって!またお会いしたいです。
 で、其の方、見てないと言いつつ「タイムライン」のパンフをおもむろに出してキャストページのGerryを示し、「ドラキュリア」も凄く良かったと仰っていました。これが昼間だったらお茶でも飲みながら、Gerry&オペラ座談義に花を咲かすことも出来たのでしょうが、夕方からの上映だったのでね、その辺は残念でしたが本当に楽しい時間でした!
 因みに、件のポスターを頂いてしまいました。もう持っているとのことですが、本当に良かったのかしら…(今更)。色々と感謝です。もう一方お話した方がいらっしゃいますが、私とポスター下さった方の話に圧倒され気味でした……お話し相手取っちゃって済みません。。。

 来週で上映終了です。寂しいですが、さすがに現実に戻らねば。首を長くしてDVDを待っています。もしかして、其の頃には「Dear Frankie」が上陸しているでしょうか。そちらもGerryファンとしてはとても楽しみですね。
posted by Elie | GERARD BUTLER | - | - |
「オペラ座の怪人」鑑賞5回目
 何度見ても良い映画ですね!
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posted by Elie | GERARD BUTLER | - | - |