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舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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「メッセージ」
 宇宙船の形状が某米菓にそっくりと噂の作品、「魔法にかけられて」のヒロインがとってもかわいらしかったエイミー・アダムスが気になったのと、お友達ふぉろわさんの推しがあったのとで、見てきました。ド派手な場面があるわけでもなく、静かに確かに動き変わってゆくもののお話だったなと思います。でも何かできごとの前と後で一変してしまう、そういうドラマチックさに惹きつけられました。

※ネタバレ
※とってもネタバレ


 物語の主旋律とはちょっとちがったテイスト、というか色味の豊かな情景が随所にフラッシュバック的に挿入されるのが、本当にルイーズの抱えた過去の重たい記憶にしか見えないのですが、これがね、途中からもしやと思うのです。そのもしやなのでした。最初は、あの「記憶」に来訪の理由を知る鍵でも隠されているのかと思ったのですが、そういう謎解きじゃなかった。えぇーーーーまさかと思ったけど、そうなの?!とびっくり。そしてルイーズがそれを受け入れるということ、なんて強いひと。。見えるから覚悟はできているかということではなく、ヘプタポッドたちと出会い交流したからこその選択だとしたら、出来事に対する覚悟ではなく生きることそのものへの覚悟、もっと大きな考え方で人生を見たということの表れなのかな。異言語で物を考えるようになる云々の理論が登場したけれど、価値観が変わるって、ほんとうにダイナミックだ。

 人間ってなぁ、、、と思うのが、各地とテレビ電話をつないで頑張る場面の顛末。バベルの塔のお話を思い出しました。あれでは言葉をバラされて互いの理解できなくなり、結束がなくなってしまったけれど、こちらはその逆のような。通訳とかのお陰で言葉がわかるようになったけれど、わかるからこその関係瓦解というか、いらない駆け引きが生まれてしまって、そこに焦りとか恐怖とかも出てきてしまう。テクノロジーがあって、つくれた技術は使えるだろうと思って、妥協とか譲歩とかやってるのなら俺たちだけでやるぜ、とムキになってしまうところからの、喧嘩別れみたいな調子。ううむ、人間って。

 コミュニケーションが成立するかわからなくて、見た目同じ構造をしていない相手って、どうしても軍事レベルの人見知りをせざるを得なくなるのだろうけど、友好的な姿勢とか事を急かないって大事なんだな。と、ヘプタポッドたちと心をかよわせる過程を見ながら思いました。徐々に複雑なやり取りをするようになってゆくの、おもしろい!その中で「イアン、歩く」のくだりがあるの、ボードに書いたとおりイアンが歩いて見せるのだけど、それといっしょに向こうでヘプタポッドも歩いているのですね。ここの場面すごくかわいいです。

 わかろうとしたい、伝えたい姿勢って素敵で、爆弾があるのを教えようとして(と思ったのだけど)ガラスを叩いたり、もう時間がなくて物理でイアンとルイーズを離脱させて助けるところは感動しました。

 最初と最後に流れる曲に聞き覚えがあって、好きな感じだったの、マックス・リヒターだったんですね!何曲かコンビネーションとかパフォーマンスで聞いていたけれど、やっぱり好きだ!
posted by Elie | MOVIE | comments(0) | trackbacks(0) |
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