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「イップ・マン 継承」鑑賞三回目
 どうしてもまた見たくて、三回目の継承です。立川の極上爆音を知ってしまうと音がしょぼくれて感じてしまうのはどうしようもないと思うけれど、大画面で美しい師父を堪能できるのはすごく幸せでした。

※やっぱりネタバレ

 今回なんとなく感じたのは、ティンチが「イップマンが対戦を回避した理由について」の発言が、自分がそうであるかもしれないことへの恐れのように感じているのではないかなということ。でもきっと、スタイルの違いとか、変えた・変わったというところではなく、型に向かうにしろ誰かとの勝敗を決するにしろ、心ありきということなのだろうな。

 それから何度観ても、いや、何度も観るからこそどんどんしみてくるのがウィンシンとの場面。大好きです。観るたびにエレベーターの奥深さ、味わい深さが響きます。これまでが凝縮されていると感じました。師父がウィンシンを家に置いて、三浦やツイスターと戦いにいったことが、その構図が凝縮されている。名も明かされないムエタイ戦士だからなのか、これまでの対戦全てがそこに投影されて見えました。守るということ。守りながら攻めるということ。詠春拳は攻防一体と教わったけれど、まさにそれを型ではないところで見た思いです。

 それから、かなしい食卓で、師父はウィンシンがいないのを想像しようとしてるかなって思いました。チュンの学業が修まるまでは、香港でチンとふたりだな、と多分考えていたかもしれないな、と。その前の場面での平手打ちのあと、すぐさま肩を抱いてくれるチンくんは何度観てもイケメンですね。あのシーン、すごく切なくて、ウィンシンの気持ちがわたしにはまだ想像するしかないのだけど、押しつぶされてしまいそうになります。残してゆくことをすでに考えているウィンシンにとって「こんなことはもう起きないから」の心許なさはどれほどだろう、と。

 ティンチの若い頃も気になるところ…彼とのあいだにフォンを授かったひとはどんなふうにティンチを見つめて、どうして父子ふたりにしてしまったのか知りたいな。継承のあと、イップ師父とティンチがパパ会しててほしいし、互いに妻の怖いところをあげつらっていたらいつの間にかすきすき大合戦になってるに決まっているけれど、そんな様子も見てみたいものです。彼らの息子たちフォンとチンの関係も、最後の試合後にもずっと変わらないと信じます。パパたちの勝敗が決したときにフォンはやっぱりちょっとしょんぼりするのですが、チンは表情変えないのですよね。長年に渡って鍛錬して色んな流派や種類と戦って来たパパから優劣や勝敗じゃないことを教わっているとすれば、そういうことを反映した反応か。

 さて、毎度気になっているところがあります。師父が高いところから飛び降りるときに両手をバイバイするやつ、造船所で見られる仕草です。かわいいなって思っているのですが、あれにも何か拳法的な意味があるのでしょうか?
posted by Elie | DONNIE YEN | comments(0) | trackbacks(0) |
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