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「イップ・マン 継承」
ドニーさんがイップ・マンを演じるシリーズ三作目。本国の公開から遅れること2年くらい?葉問の最後に生まれた正(チン)くんが小学生になりました。準(チュン)くんは勉学のために佛山に戻り、家族は香港で暮らしている、という1950年代後半の物語。人々は多くが生活に余裕が生まれたためか笑顔も多く、近所との人間関係は円満のよう。図々しいくらい、強いイップ師父とその一門に主に治安維持の面で頼ってきます。

※ネタバレあります。

淡い緑色寄りのターコイズが美しい武館のくだりから、もういきなりクライマックスかというアクションでグイグイ引き込み、戦争が終わっても治安の悪さゆえに次々と起こるいざこざの中でさらに畳み掛けるように魅せます。小学校の土地の件や人さらい事件での立ち回りは、序章での日本軍の道場や葉問での魚市場にもあった多勢に無勢アクション。ただそれまでは、割としぶしぶ戦っていたように見えたのが、本作ではけっこう積極的だったかなという印象を受けました。(長い得物持参でサンのいる造船所に乗り込んでゆくのなんて、どうだ最強が最強の装備で来たぞ参ったかみたいな見せ方でちょっと笑っちゃった)やはり自分自身の正義に基づく場合において自信を持って守りたいもののために我が身と技術を捧げられるからなのかなーなんて。治安維持で自分の拳がモノを言うのなんて師父も他の師父も望んじゃいないでしょうけれど、子どもを守るということで、戦時中のあれこれよりは、ね。

最強ボクサー マイク・タイソンさんとの三分間は、前作・前々作を凌ぐ体躯とパンチの重さなのが素人目にも感じられましたので、思わず息を詰めて見入ってしまいました。片脚を軸にぐっと身を低くした構えなんていままでに写真集とかでしか見たことがなかったから、そういう隠した爪を出さないといけないほどの相手だったのか…という、立ちはだかる存在の大きさと強さを感じました。そこへの集中力と、dedicated。師父かっこいいなぁ!!

もうひとりの詠春拳の使い手のイケメン、チョンさん。彼の話はとっても切ないです。たくさん苦労して来て、いまだって辛酸を舐めているだろうことを容易に想像させる、深い苦悩を湛えた眼差し……このひとまたイップ師父や彼の弟子たちと同じように心根が優しく清らかで、いつになく爽やかな試合だったなと感じました。四作目で葉問のカム師父みたいに再登場したら嬉しいな。

バストアップのカットも多く、ドニーさんの別嬪ぶりをも堪能できました!なにあのむきたて卵とか聖母みたいな佇まい!ママ友(?)の「奥さんのスープのおかげで若返ってる」説に説得力がありすぎて。あとウィンシンからの電話を切ったあとに「おかんむりだ」と事態を重く受け止めていない様子を見せたり、ダンスシーンで素では?ってくらい楽しそうにしてたり、自分への挑戦状にあたる新聞記事をしれっと無視して「笑えるぞ」って話を読み聞かせたり(そのあとウィンシンが寝室で聞かせた本の一節に笑い合う様子も幸せでよき〜)、過去最高にkawaiiゲージの針が振り切れています。ウィンシンの身に大変なことが起きるので、その反面いっそう楽しく美しく描き出されて、胸が締め付けられるのですけどね…。眼差しとかすごい……。最後に座っている椅子、あれに座る意味、武館で過ごす夕凪のとき、師父の心に去来するもの…。ラストへのシークエンスに愛が詰まっていて、思い出してはじーんと感動します。

先週、序章と葉問の二本立て上映を見たあとなので、あの場面のインサートにはグッときました。師父の精神、作品の筆致、一貫していて素晴らしい………

そうそう小龍も随所でいい味出してましたね!彼とイップ師父の稽古場面も見てみたいな。(ダンスの稽古もw)レオンみたいな活きのよさと、フンッとかするけど根はとっても素直でいい子ってのを感じます。

ハーーーーー継承、最高でした!!
posted by Elie | DONNIE YEN | comments(0) | trackbacks(0) |
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