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ダリ展
 東京より一足先に、京都でダリ展を見てきました!ちょっと古風で威厳のある四角い建物、京都には何度も旅行していますが、関東に住まう私にとっては初めて入る場所でした。

 10年前にも一度、ダリの展示会は見ていますが、そのときにはなかった舞台や衣装のデザインとか、本の挿絵なども展示されていて、そのあたりがよかったです。「ドン・キホーテ」と「不思議の国のアリス」のテイストが全然違って面白い。前者はあまり水を含まない筆で力強く描いたようなタッチで、後者はたっぷり水を含んだところに絵の具を流し込んでにじませた感じの柔らかさのあるもの(けれど色が混じり合ってどす黒かったりする)。ドンキの挿絵で、「頭が爆発したドン・キホーテ」というのがあって、これが本当にボンって爆ぜていて、このひともインプラントチップを埋め込まれていたのか……などと思ってしまうのでした。(参考映画「キングスマン」)同じくドンキの挿絵で描かれていた風車は、思い切りよくバツじるしだったのも鮮烈。あの勢いのよい筆遣いに、ちょっと岡本太郎のパワフルな絵を思い出してみたりして。あと、ディズニーと共同制作(?)したアニメーションが、「アンダルシアの犬」ほか1篇と3本立てで上映されており、とても気に入りました。ダリの作品世界が動いて、形が世界になって、そのなかで何となく感情の起伏があって、もう一度見たくなります。昼とも夜ともつかぬ陰影のなか、砂色の殺風景な情景が息づくさまは、「ファンタジア」にでも収録されていても違和感はないかもしれません。

 異次元の作品が印象深いダリですが、初期の絵のタッチは案外ふつうだったり(そりゃ最初からああではなかろうて)、上記のような挿絵やアニメーションなど、実はいろいろな仕事をしていたのだな〜と、知ることができた展示でした。

 ミュージアムショップには、がらぽん福引の繭玉ころがしバージョンとでも言ったらよさそうな、凝ったガチャが設置されていました。レジでダリ札という紙幣を購入し、紙幣の分だけハンドルを回すのです。白い卵型のケースが樋をころころと転がってくるのに、昔々に忘れてきた好奇心を刺激されるような気分。確かダリの絵には卵のモチーフが登場したと思うので、きっとそれゆえに卵型なのだろうな。

於:京都市美術館

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