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「博士と彼女のセオリー」
 ホーキング博士の半生を描いた作品です。最後の最後で巻き戻しシークエンスという極めつけの演出をされ、最後まで見てきたからこその、積み重ねあってこそそれが効いてきて、涙が止まらなくなりました。人生ってもしかしたらこういう感じなのかもしれません。最後になってようやく意味が分かる、みたいな。幾多の歩みと出会いとがあって、遥か遠くに来てしまって、とっくに過ぎたことでも、いまを作った確かなものたちというか。ひとつひとつは本当に小さなことでも、とても大事で、ゆくゆくは何かを決めてしまうくらい心を占めたりもして。

 博士は周りの人に恵まれていたのだなと思いました。最後には離れる決断をしたけれど、輝けるときも大変なときもずっと傍にいて支えてくれた彼女。それから、博士を抱え車いすを抱え、階段を2往復もしてくれた友達(像に彼を預けて車いすを取りに行くのが面白かったw)。学生の時分から見守ってくれた大学の先生。そのときにできる最良の選択をできたから、ああやって大成できたのかもしれません。子供たちもきらきらとそこにいて笑っていて、男女の関係がこじれてきても彼らの間にはそういうのがなくて。心がとてもきれいなのかな。

 日常のささやかなほっこりも見えてきて、きゅんとしました。セーター自分で着ようとして行き詰まっちゃうのとか。演技ではあるのですが、そうは全く見えない、すごく真実味のある肉体的な描写が強烈でした。エディくん、すごい。マリウスとリリーと博士くらいしか見たことはないけれど、今度は魔法使いになるそうで、楽しみな役者さんです!
posted by Elie | MOVIE | comments(2) | trackbacks(0) |
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コメント
マリウス、博士、リリー、ほんと、エディって難役に攻め込んでますよね。
去年のアカデミー賞が『美しすぎる母』の母子受賞だったのが嬉しかったです。
2016/05/07 23:49 by sasa
sasaさま
本当に!並べてみたらどれも難役そうですね!
エディくん、今度は魔法使いになられるようで、こちらも楽しみ♪
2016/05/10 14:10 by Elie@管理人
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