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「アーネスト式プロポーズ」
 コリン祭2作目は、フォロワーさんにお勧め頂いた劇場未公開のこの作品。オスカー・ワイルドの戯曲を原作としたコメディです。本は読んだことがあるけれど、面白かったという読後感しか覚えていなかったので、まるで初めて作品に触れるかのようでした。やっぱり面白かった!

 アーネストが別人を装い、別人がアーネストになりすましたことで、うまくゆくはずだった計画が崩れ、それがグウェンドレンの介入やら、プリズム先生の語ったジャック=“アーネスト”・ワージング(こう書いていいものかw)の出自やらなにやらで、不思議と整ってゆく巧妙な筋書きが、ウケを狙ってくるのでなく本当に鮮やかで、面白いです。

 出会うと子供みたいに喧嘩になってしまったり、そうかと思えば協力して音楽で気を引こうとしたり、そんなアルジーとジャックの様子がでっかいわんこがじゃれているのを見るようで微笑ましいのです(笑)。セシリーやグウェンドレン、果てはプリズム先生と神父様(牧師様?)まで、ぜひ結ばれてand happily ever afterを応援するしかないという中に、しきたりや信条を貫こうとして屹然と立っているおばさまのコントラストもなかなかでした。決定的な真実が明らかになった最後は、彼らの結婚に際しての障害は何もなくなって大団円。もっとも説得が難しそうだったおばさまも、“アーネスト”の決め台詞(爽快)に破顔して幕。おばさま役のジュディ・デンチ、絶対に敵いっこないと思わせる今回の役も、「ラベンダーの咲く庭で」「クイーン・ヴィクトリア 至上の恋」で見られる恋する女性の少女のような部分の表現も、どちらも素敵。

 そういえば、セシリーに妄想癖があるような描き方が笑えます。大事にされて育つと、そういう力が非常に発達するのは必至なのでしょうか(笑)。あと気になるのは、彼女のお勉強タイムがほぼ決まって青空教室であること。長閑で気持ちよさそうですが、集中できるのかな。。なんて考えてしまいました。彼女の不満そうに唇を歪めて眉根を寄せた表情がすごく愛らしい!

 祭の主役コリンは、現代劇でもコスチュームプレイでもその世界に馴染みます。後ろ姿になっても肩や背筋から気品が香り立ち、見惚れてしまいました。悠然と構えた大人の男が、ちょっと焦った時に目をまん丸くするのなんて、ナントカ心がくすぐられます(笑)。しかも本作では歌声まで聞くことができるのです。本編ではソロ部分が非常に少ないですが、エンドロールの後半でまた同じ歌の違うバージョン?違うシチュエーション?を聞くことが出来ますので、早送り厳禁。ますますヒギンズ教授見たくなっちゃった。
posted by Elie | COLIN FIRTH | comments(0) | trackbacks(0) |
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