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レディ・ベス
主なキャスト(敬称略)

レディ・ベス:花總まり
ロビン・ブレイク:山崎育三郎
メアリー・チューダー:吉沢梨絵
フェリペ:平方元基
アン・ブーリン:和音美桜
シモン・ルナール:吉野圭吾
ガーディナー:石川 禅
ロジャー・アスカム:石丸幹二
キャット・アシュリー:涼風真世

@帝国劇場 1階K列上手


クンツェ&リーヴァイが放つ、今回が世界初演のミュージカル。
扮装写真が公開された当時から、その色彩とデザインの華やかさは目を引くものでしたが、実際に見ても実に絢爛たるものでした。ここまでの衣装で着られている印象があまりないということは、平たい顔族ナイズされているからなのでしょう。

装置も抽象的ながら写実的に見える場面もあり、面白かったです。統べる者の星巡りを示すかの如く回転し、地軸のように傾いた盆がまるで天球儀のような装置。どこから先を想像力に委ねるか、匙加減がうまい。美しい役者たちと共に、目の保養ミュージカルでした。
自律したヒロインは儚く見えながらも強くしなやかに定められた役割を受け入れ、その恋人も心広く彼女の選択を尊重します。陰謀は華麗なるかぼちゃパンツの王様(特に横顔が絵か彫刻か見紛うばかりに美しい)によって出鼻を挫かれ、映画では魔性の女の匂いを醸したアンも天使のように描かれ、とても平和で腰の据わった作品でした。安定しすぎな感じもしましたが。

姉妹の和解は、その前にメアリーの弱さが見える場面および歌が見たかったかな。リアルな悪夢にうなされて自らの出自を涙ながらに呪うとか、ひとりぼっちで耐え忍び進まねばならぬ孤高さや孤独感を、雨粒がぽろんぽろんと哀しげに零れるような調子で呟く歌が。

幹二さんの歌声はあまりに心地よく、思わず夢心地。関連映画を事前に見ていたので、冒頭の講釈ナンバーでは歌詞を聞き取ろうとする必要もなく、うっとりと聞き惚れておりました。

禅さんの演じた心の臓の調子が思わしくないあのひと、ベスを始末しろという吉野さんとのキレキレなナンバーの直後に

Z:しぬ、しぬ、、、
Y:お大事に。

という一齣が(笑)。劇中での死因は俗にいう心臓麻痺なのだと思うけれど、毒でしぬよりは幸せだったかな。
それにしても、まさかロミジュリを見ることになるとは思いませんで!これが別キャストになると、メアリーがふたりの仲を取り持ってくれるのに違いありません。神父様は誰かしら?

開幕間もなくに見たひとから、1幕で終わりという感じがしたと聞いていましたが、確かにそんな感じでした。レミなども1幕ラストはキャストほぼ勢揃いのコーラスで締めますが、本作のピリオド感は特に強く、休憩なしの1幕ものかとさえ。そのくらい素晴らしい重唱なのですけれどね。1幕がスッキリ終わる分、2幕は色々解決せねばならぬことが多いのか、ちょっとゴタつく感じもあったかもしれません。

ラストシーンで、ロビンがベスにイモーテルを見せて微笑むあの笑顔は最高でした。(外れてしまったイモーテルを“つけてあげる”ところもキュン)このイモーテルですが、1幕中に着ける場所が左から右に変わっていたけれど、どんな意味があるのでしょう?単に相手の役者との絡みの関係というだけではないような気がして…考えすぎ?変わるタイミングは次回確認したいです。

本作の翻訳は薛珠麗さん。ひと言々々を噛み締めながら紡げる言葉運びというのか、そんな風に演じられているように感じました。
posted by Elie | MUSICAL | comments(0) | trackbacks(0) |
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