BOOK SHELF
舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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「メッセージ」
 宇宙船の形状が某米菓にそっくりと噂の作品、「魔法にかけられて」のヒロインがとってもかわいらしかったエイミー・アダムスが気になったのと、お友達ふぉろわさんの推しがあったのとで、見てきました。ド派手な場面があるわけでもなく、静かに確かに動き変わってゆくもののお話だったなと思います。でも何かできごとの前と後で一変してしまう、そういうドラマチックさに惹きつけられました。

※ネタバレ
※とってもネタバレ


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「美女と野獣」吹替版
 いつも洋画は吹替では見ないのですが、キャストを知ったときからこれは特別でした。このまま舞台上演できるじゃん?!やろう??!!というくらいの役者を揃えてくれて、大興奮しました。四季版の訳詞に慣れ親しんでいると、馴れなくてしっくりきませんが、字幕版とはまた一味違ってとても耳福でした。本当にこのまま舞台で見たい。

 以下、キャスト別。

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「モーター・サイクル・ダイアリーズ」
 チェ・ゲバラが、まだエルネスト・ゲバラだった若き日を描いたロードムービー。年上の友人とのバイク2ケツの旅。用水路みたいな水たまりに突っ込んだり、スリップして転げたり、口八丁で窮地というほどの窮地でもないけれどちょっと困った局面を打開したり、この旅行がなかったらチェ・ゲバラは誕生しなかったかもしれない。そういう面では、思想に目覚める旅路だったのかなぁ。

 現物に触れるとかで価値観が実態を持つって、まさに目の覚めるようなできごとに違いありません。
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「美女と野獣」
 楽しみにしていたミュージカル映画の字幕版。絢爛だった!!!!!ナンバーごとに拍手しかかった!!!!四季のバージョンに慣れているので、あの曲がないとか、この曲がないとか、そういうところにまずは目がいきましたが、エマ・ワトソンの聡明なベルや、アニメから抜け出してきたみたいなルクエバガストンの憎みきれない傲慢さとか(マグダンスはやはり舞台のみか〜)、オラフみたいなおしゃべりをするかわいいルフウ(さもありなん、オラフの吹き替えをした役者さんでした)、映画特有のベルの母親に関する物語など、素敵な出会いに溢れた作品でした。

 ビーストの中身はダン・スティーヴンス。「ダウントン・アビー」のマシューですよね。どんどん優しくなるおめめがすてきだし、歌ももっともっと聞きたいハンサムさん。「愛せぬならば」も歌ってほしかったな〜〜!ビーストは、一般的な価値観や態度とのギャップに「えっそうなの?」となるところや、少しずつ周りに共鳴してゆくところがとてもチャーミングです。馬と一緒にブルルンするのとっても可愛い。

 ユアンのルミエールはエンターテイナー!という感じ。あまり多くの作品を見たわけではなく、こういう陽気な役柄は初めてなので、ユアンじゃないみたいなはしゃいだ声で喋るのが新鮮でした。成河さんの吹替も見に行く予定なので、楽しみです。というか、いっそ吹替キャストで舞台に乗って欲しい。よくぞあんなキャストを集めてくださいました。

 みんな大切な誰かを忘れてしまっていたって言うのがいいなと思いました。あとそういえば、「ベル」のときのガストンの「通るぜ!」が字幕になってない。野獣を殺せ!でお城へゆくとき、ルフウが「ここにもっと別の野獣がいる」って歌ってたの好き…(字幕)ルフウにかわいい恋人ができてほしい…
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「ファイナル・マスター 師父」
 どうやらイップマンより前の詠春拳の時代で、二刀流での戦いがメインに描かれています。所作や表情、仕草や語り口に一切の装飾がなく、磨き上げられた鉱石の壁しかない空間に、鍛えた刀に跳ね返る雫の残響を聞くみたいな、ちょっと冷淡にも感じます。物語としては、詠春拳の使い手である主人公が、自分の生きた証を刻んでおきたいような感じでしょうか。余韻で語るお話、ちょっと詩のようでもありました。

 詠春拳を後世へ繋いでゆくことに対して、継承ではなく伝承という訳があてられていたのが印象的でした。伝承は継承と違って意志や覚悟がないかな、と。そうだとしたら、ちょっと主人公の独りよがりというか、痕跡を残すという自己満足にも見えてしまったりしました。

 しかしひとつひとつの絵がいちいち完璧だし、雰囲気がすごくよいのですよ。ボロ屋でまぐわるのも高貴なひとのそれって感じで、裸で欲望晒しているけれども目元や鼻筋だけ妙につんとした肉体とのミスマッチ。それから、パン8個とかクロワッサン50個とか、ちょっと正気じゃないスケールのものがさも通常営業っていう顔で置かれて、それをこの作品の人物のしれっとした態度の前に驚かれもせずにあるっていうシュールな様子が笑えました。

 アクションもとてもシンプルで、だいたいスリーステップくらいでカタがついちゃうから瞬きダメです。かっこよい。息も上がらず鼻血も出ず擦過傷すら負わない。どこかファンタジックでもありました。どんなお話だったか聞かれると答えにくいくらいには理解しづらさがあったけれど、飽きずに見入ってしまいました。
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「キャプテン・ウルフ」
 公開当時も気になった映画でしたが、まだ思い立ったが吉日生活を始める前で、うっかり見逃していた作品です。赤ちゃんを抱っこしたザンダー・ケイジ、なんて言うとこいつヴィン・ディーゼルを知らないなと思われると思いますが、何を隠そう私の初ヴィン兄貴は先日のxXxなのでした。赤ちゃんを抱っこしているヴィン兄貴、かわいいよ〜〜〜

 全体的にはちょっとまったりしているけれど、そういうのんびりがいいなって作品でした。危機が訪れてもなんだかんだどうにかなっちゃいそうな、あったかいかんじ。ちょっとずつ家事に慣れて、みんなもウルフ大尉を受け入れて打ち解けてゆくやさしさが、多分そういう気持ちにさせてくれるのかな。勧善懲悪的な気持ち良さもありました。

 特典映像も入っていたのですが、共演者に「ヴィンはいつも子役たちと一緒にいる。自分も子供だから気があうのね」みたいな言われ方をしていて、とてつもなく萌えてしまいました。子供たちと戯れているニコニコお茶目なヴィン兄貴(というか赤ん坊のキャストを抱っこ用のハーネス?でお腹側に抱えている様子)…これが、バブみの一種?
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「魔法にかけられて」
 友人たちのお勧めを頂戴し、長らく借りられていた本作でしたが、ようやく私にも順番が巡ってきたようです。ある日レンタルショップに行ったら返却されていて、今だとばかりに借りました。おもしろかった!ディズニープリンセスないしプリンスがリアルにいたらこう!っていうのがおもしろい。表情の作り方とか手の動きとか肩のすくめ方とか、これこれこういうやつ!という感じ。エイミー・アダムスは「アバウト・タイム」で初めて意識した女優さん。かわいくって好きなのです。

 驚いたのは、私の中では「ウィキッド」のエルファバ役でアツいイディナが出演していたこと。知りませんでした。アニメーション化されたのもすごく可愛かったから、実写とアニメーションでナンシーとエドワードの物語をもっと見たいなぁと思いました。

 随所にわかりやすすぎるくらいのおとぎ話の要素を入れてくるの、そしてそれを次の展開に活かすの、さすがディズニーですね。お気に入りは、公園で大勢で歌うシーン。パークのパレードみあって楽しいです。特におじいちゃんたちがおばあちゃんたちにお花をプレゼントするところ好き!CGがCGらしく目立って見えるところが少し前のCGアニメーションで、技術の進歩を感じるところですが、魔女とティモシー・スポール(役名忘れましたw)が液体のあちらとこちらで会話しているときに、リンゴがアンダレーシアとニューヨークにぷかぷか行き来するのは新しい感覚でした。
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「鬼が来た!」
 チアンさんの監督・主演作品。抗日映画、とひと口に括ってしまっていいのかどうか、というくらいの鑑賞後感のかつてない感じ。すごい…なんだこれすごい…日本と中国を扱った作品でよく感じる胸糞悪さがないのです。民族とか言葉とか文化とかの異なりで何かが隔たることはなくて、みんな本当はおんなじなのじゃないだろうか。ほっこりするのも、ムカついて罵りたくなるのも、優しくしてもらって心がほぐれるのも、おんなじ。

 そういうふうに考えることができていたら、宴会からの乱心の場にはならなかったかもしれません。団欒からのああ言う瞬間は「あぁ分かり合えない」ってつらくなる。でも最後の9回転げて3回瞬いて微笑むくだりは、怒りじゃないんだろうなって思いました。顔を上げたときの感じも、それまで凶器を振り回していたのとちょっと感情が違った気がしました。なんだやらないのか?みたいな、許せないとか地獄へ落ちろとかそんな暗いものを孕んでいないように見えて。赦し、とまではいかないとしても、妥協のようなものがマーターサンの中には芽生えていたのかもしれない。一体どこでそれが芽生えたのかはわからないけれど。

 中国百姓チームのおじちゃんたちがみんなユーモラスで、あのひとたち相手になんで戦争になっちゃうのかわからない。って言うと日本がぜんぶ悪いみたいに聞こえてしまうけれど、くるくると表情の変わる花屋さん(花を売ってるのじゃなくそう言う名前)を演じた香川さんの怪演にも愛情深い眼差しを感じるのでした。

 マーターサンとユィアルの逆さまで見つめ合うのが可愛かったな〜〜。
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「弾丸と共に去りぬ」
 チアンさん主演作品。タイトルからシリアスなのを想像していたら、コメディの棚にあってびっくり。すごく表情豊かで、可愛らしいチアンさんを堪能できる作品でした。お金(汚ないお金なのか単に宙ぶらりんになったお金なのか、序盤はちょっと頭が働いていなくて理解できていません)を使いきっちゃおうぜ〜と催したショーで大好きな「Sing Sing Sing」が使われていたり、そんな中で「さらば復讐の狼たちよ」のコンビが燕尾服を着てミュージカルしていたり、とても美味しい感じでした。でもそこはやはりチアン・ウェンムービー、深い深い何か思想というか、そういうものを感じます。

 真実と言われるものの中には誰もが知っていると思っていることがあるけれど、それが本当に本当かどうかわかっているひとって実はあまりいないのじゃないかしら。それも当事者にとってもあやふやだったりして、結局なにが本当か、どう事を運んだら、どこでどういう選択をしたからこうなったとか、つまり…確かなものって本当にあるんだろうか?夢みたいなきらびやかさと突飛さ、おもちゃみたいな荒唐無稽さ、全部一発の鉛でサヨウナラ。

 全編とおして見て感じたのは、こういうこと。
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「9<ナイン>〜9番目の奇妙な人形〜」
 ずっと見たかった作品でしたが、コリンやマカヴォイさんやドニーさんの出演作品マラソンをしているうちに忘れてしまっていました。偶然見つけて、借りてきました。

 すごく面白かった!ティム・バートンがどんな形で関わっているかも知らずに、モーションピクチャーだと思い込んでいたのですが、そうではなく(笑)。でもやっぱりどこかにティム独特のうら寂しさとか毒気とか茶目っ気とかを含んでいる気がして、嬉しくなっちゃいました。

 世界観はなんだか荒涼として、取り残された人形たちが生きて行くにも難しそうな様子。こんな形で希望を託すしかない(それも確かに尻拭いではある)世界っていうのが哀しい。人形のぽてぽてした歩き方が、取り残された子どもみたいでなおさら切ないです。人形ではあるけれど、魂が戻って生き返ることがない、取り返しのつかなさが描かれていたのもよかったな。双子と女戦士とお絵描きしてる子がお気に入りです!
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