BOOK SHELF
舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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アリス・イン・ワンダーランド(ハイライトライブ録音CD)
主な収録キャスト(敬称略)

アリス・コーウィンクル:安蘭けい
帽子屋:濱田めぐみ
ウサギ:田代万里生
クロエ:高畑充希
モリス:松原剛志
エル・ガト:柿澤勇人
芋虫:JOY
ジャック/白のナイト:石川 禅
ハートの女王:渡辺美里

 晩秋にあったホリプロ主催公演のライブ録音盤です。契約の都合上とかで、充希ちゃんと美里さんのソロナンバーは未収録ですが、裏がポスターになった歌詞カードや舞台写真を収めたミニフォトブックが付いた仕様で、なかなかのボリュームです。写真は舞台写真版のプログラムとほぼ同様な印象ですが、プリンシパルのピンショットが1ページずつあり、これは初出かもしれません。またライブ録音のため、収録日のアドリブなどもそのまま収められており、ワンダーランドの思い出に浸るにはうってつけの1枚かと思います。

 残念なのは、仕事の粗さでしょうか。キャストのサインをあしらったカードが封入されているのですが、ついったーより拾った情報によると禅さんのサインが天地逆転しているらしいとのこと。歌詞カードの校正も甘く、太字にすべきところがなっていなかったり、改行がされていなかったりしています。他に特に気になるところはありませんでした。

 このCDで嬉しいのは、かっきーの歌声が録音媒体として残ったことです。以前、四季が「春のめざめ」のサントラ発売を企画したことがありましたが、恐らくかっきーの退団もあってのことと思われますが、結局実現せず現在に至っています。「スリル・ミー」の日本公演もこういう記録には残っておりませんから、アリスは貴重な1枚です。これを聞いていて改めて感じますが、彼から発せられる音のひとつひとつが何だかエロティックでどきどきします。

 あとはやはり濱田さん。彼女の場合は四季時代の音源が幾つかありますが、それとはテイストがもちろん違っていました。言葉の落ちが役者としての落ちに繋がる劇団でのパフォーマンスよりも、もっとリラックスして伸びのある感じというのか、「songs for a new world」でも「ジキル&ハイド」でも感じたことですが、遊びを効かせた部分がものすごく聞いていて気持ちが良いのです。四季が悪いとか嫌いとか言いたいわけではなくて、外部ですと制約がないと言うのかしら、この枠に収めなくてはならぬと言うスケールの許容範囲がもっと広いのかしら、とにかく私には、ハッター嬢の歌は本当に爽快で大好きなのです。実際のステージングをもう一度見たくて見たくて、お尻から猫かウサギの尻尾が生えそうです。

 万里生くんはESCOLTAとしての歌声は入手可能ですが、ミュージカル作品としては残っていないでしょうか?とすれば、こちらも貴重な1枚といえますね。「ファンタスティックス」も「スウィーニー・トッド」も残っていないので…。わたわたしたうさちゃんからキャロルへの変身でうっかり魅力に落っこちかけた、そのキャロルのソロがばっちり収録されていまして、わたくし嬉しゅうございます。StarS関連で
芳雄さんは青く突き抜けた天球にえいやっと虹を架けた感じの高くて硬質な声。いっくんは落っこちてくる天使を腕に胸に抱きとめる優しい力強さと岩の窪地の陰影のような深みのある声。浦井さんは赤ん坊の柔肌を撫でて笑わせる滑らかで温かなお日様の恩恵を吸い込んだ包み布のような甘やかな声。

というよくわからないツイートを投げ出しましたが、こんな感じで万里生くんのお声を表すなら
どこまでも緑の眩しい草原に吹き渡るまろやかな風のように遥かに広がってゆく心地よいテノール

です。

 公演の感想はこちら
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五右衛門ロック掘ZIPANG PUNK(ライブ録音CD)
主な収録キャスト(敬称略)

石川五右衛門:古田新太
明智心九郎:三浦春馬
猫の目お銀:蒼井 優
シャルル・ド・ボスコーニュ:浦井健治
春来尼:高橋由美子
前田慶次郎:橋本じゅん
石田光成:粟根まこと
マローネ(アバンギャルド公爵夫人):高田聖子
蜂ヶ屋善兵衛:村井國夫
豊臣秀吉:麿 赤兒


 東京公演千穐楽、おめでとうございます!今回の公演で生☆新感線を初体験できたのですが、ライブのようで癖になりました。CDを聞くと尚のこと、生や本物の貴さを感じます。歌い手や演奏家と同じ空間で空気の振動を感じ、舞台転換や衣擦れを聞き、劇場全体の熱気と拍手をしたときに残る手の痺れ。新感線に限ったことではないのですが、やはり体感することは格別です!

 このCDは東京公演を録音し、東京公演中に発売されたもので、その楽日に届くという粋な計らいでした。観劇メモも書いたので、今回は簡単に。

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kanji ishimaru
 石丸幹二さんの2枚組みCDです。役付ではない、幹二さんが彼として歌うというコンセプトで、「kanji ishimaru」と名付けたそうです。DISC1はカバー曲で、DISC2が舞台の曲という編成。

 全体的な印象としては、情熱的。ミュージカル俳優がミュージカル曲に特化しないCDは、綜馬さん、岡さん、キーヨさんのものを聴いたことがありますが、そのどれとも違い、そしてどれよりも語りかけられているような感じを受けました。(岡さんの音源だけは友人に頂いたMDのみなので、今度デジタイズして現行のポータブルプレイヤーでも聴けるようにしたいです。)

 DISC1では、特に『キャラヴァーン』と『黒いワシ』が気に入っています。前者はそこはかと恋歌のようだけれど、もっと状況が殺伐とした感じ。砂丘を渡る熱風がきついけれど、ふたりで居ればそこがオアシスになる、ような。後者はどこか寓話的。恐ろしいけれど、どうしようもなく惹かれる世界に呼ばれているような。

 DISC2は、お馴染みのミュージカル作品でも訳者が異なるものがあり、新鮮でありつつも、耳慣れない歌詞にややストレスが溜まることもありました。(『時が来た』、『ミュージック・オブ・ザ・ナイト』)

 CDが発売された、という情報のみで店頭に行ったら、思いのほか高値で驚いたのですが、帰宅後に2枚組みであったことに気付きました。フォトブックが付録で入っていたので、初回プレスを入手できたのかしら。
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劇団四季 クレイジー・フォー・ユー(CD)
収録キャスト(敬称略)

 ボビー・チャイルド:加藤敬二
 ポリー・ベーカー:保坂知寿
 ランク・ホーキンス:川原洋一郎
 アイリーン・ロス:末次美沙緒
 ベラ・ザングラー:広瀬明雄
 エベレット・ベーカー:松下武史
 ボビーの母:木村不時子
 テス:小野佳寿子
 ユージーン・フォーダー:青木 朗
 パトリシア・フォーダー:斉藤昭子

 ムース:阿久津陽一郎
 サム:八巻 大
 ミンゴ:大塚 俊
 パッツィー:山田 園

 アンサンブル:遠藤敏彦
        松澤潤一
        中尾弘隆
        関 与志雄
        脇坂真人
        三瀬七海
        鍋谷 明
        諏訪 忍
        吉田やす子



 耳で聞くだけだと物足りなく、しかし逆にそれだからリズミカルさが解ると言うもの。全編に軽快なリズムが刻まれていて、自然と笑顔になってしまうような、喜びとか前向きさとか、底抜けに陽極の感情が溢れています。タップの音が収録されているのも嬉しいですね。踊りたくてムズムズしてきます。

 特筆すべきと思ったのは、訳詞の韻。四季の作品にしては(爆)洗練された言葉遣いで、聞いていて心地良い。とてもシンプルで飾らない言葉が並んでいますけれど、これがリズムや音楽や踊りに乗っかると、ニュアンスが一気に膨らむのです。伝えたい!という気持ち。楽しい!という気持ち。大好きだ!という気持ち。感情表現がとにかく豊かで、何と言うか、弾け飛びそうな幸福を感じます!生きていてよかった!

■知寿ポリー
 ピンと張りのある歌声。声だけでも、くるくる変わる表情を感じられます。ソロ曲での詩情に富んだ歌唱は、雑念の介入を一切許さない、惹きこむ力を持っています。キュート且つ男勝りな一面もあって、チャーミングなポリーだったのでしょうね。きみの魅力にドキドキ♪

■敬二ボビー
 当然ですが、若いです(笑)。感情のひだを全て掌握した上で演じているであろう現在よりも、エネルギッシュで爽やか。クレイジー・フォー・ユーを地で行く勢いを感じます。お芝居の間はやはり現在の方が巧みかと。
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Les Miserables 10TH ANNIVERSARTY CONCEAT
AT LONDON'S ROYAL ALBERT HALL
主な収録キャスト(敬称略)

JEAN VALJEAN : Colm Wilkinson
JAVERT : Philip Quast
FANTINE : Ruthie Henshall
M.THENARDIER : Jenny Galloway
THENARDIER : Alun Armstrong
EPONINE : Lea Salonga
MARIUS : Michael Ball
ENJOLRAS : Michael Maguire
COSETTE : Judy Kuhn
GAVROCHE : Adam Searles
L.COSETTE : Hannah Chick

 当に動画サイトで観ていた映像だけれど、改めて購入しました。海外盤での鑑賞です。
 コンサートホールで、あの大人数での大合唱・減衰なしで直に身体を震わすオーケストラは、さぞや迫力があるのではないでしょうか。旋律に刻まれた尊い精神・振り返るのも辛い過去・失われた御魂諸々の要素が訴えかけ、感動が押し寄せました。本当にまっさらな気持ちになって、明日からも生きていこうと素直に思える素晴らしい作品です。朝が来るから起きるのではなく、生きているから朝が来るのだと。

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劇団四季 エビータ [日生劇場ライヴ/完全収録盤]
主な収録キャスト(敬称略)

エビータ:久野綾希子
チェ:市村正親
ペロン:光枝明彦
マガルディ:沢木 順
ペロンの愛人:保坂知寿
アンサンブル:劇団四季

 どうやら年明け〜来春にかけて、自由劇場に初登場するらしい「エビータ」ですが、何度聞いても旋律が耳障りという印象を払拭できません。以前、別の盤を聞いたときも感じたことですが、唐突に突拍子もない高音が出てきて、直後に低いところまで下がったり、その振れ幅の大きな多彩な音階に置いてきぼりにされてしまって、何だか疲労感が残ります。やはり日本語のはまりにくい旋律なのでしょうか。同じロイド=ウェバー卿の作曲で、同じく全編音楽に乗せている「オペラ座の怪人」。シェーンベルクの音楽だけれど、こちらも一言一言に音符が付いている「レ・ミゼラブル」。これらに関しては、全く上記のようなことを感じません。

 音源が古く、録音状態も現在とは全く状況が違うでしょうから、テープを回しているときに聞かれるようなプツプツという僅かな音が邪魔をすることに関して目くじらを立てるのは野暮でしょう。しかしこんなに年期の入ったものであるにも関わらず、野村エビータ・芝チェ・キーヨペロンの盤よりも、こちらの方が好ましかったです。

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ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち [ハイライト・ライヴ録音盤]
主な収録キャスト(敬称略)

ジョルジュ:鹿賀丈史
ザザことアルバン:市村正親
アンヌ:島谷ひとみ
ジャン・ミッシェル:山崎育三郎
ジャクリーヌ:香寿たつき
ハンナ:真島茂樹
シャンタル:新納慎也
エドワール・ダンドン:今井清隆
ダンドン夫人:森 公美子

 「シラノ」の初日に合わせて発売されたこのCD、漸く聞きました。観ても聞いても元気になれる作品です。改めて歌詞を見ながら聞いたら、あらゆる曲の中に応援歌的な要素を感じました。そういった点で、『今この時』は本当に名曲だと思うのです。今この時をこそ、大切に。他の人に言われたら解りませんが、アルバンに言われるのなら、素直に受け入れられる気がします。まっすぐ素直に感じるままに、力いっぱい生きられたらどんなに幸福でしょう。シンプルな主題ながら力強さを感じるのは、実際には意外と難しいことであったりする“ありのまま”を体現しているキャラクターが生き生きと存在しているからなのかな。

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劇団四季 夢から醒めた夢(CD)
収録キャスト

ピコ:保坂知寿
マコ:伊東恵里
マコの母:志村幸美
メソ:荒川 務
デビル:光枝明彦
エンジェル:堀込 聰
部長:浜畑賢吉
暴走族:沢木 順
ヤクザ:野中万寿夫
老人:立岡 晃
老婦人:田中紀久子
夢の配達人:市村正親
アンサンブル:深水彰彦、飯野おさみ、山口正義、桑原美樹、
       秋本みな子、荒川久美江、坂本里咲、鈴木京子

 誰かのために一生懸命になる姿は、胸を打ちます。人の立場で考えることとか、純粋な同情だとかを真正面から描いているので、改めてその辺のことに立ち返って真っ白な気持ちで泣いてしまいそうです。また、残して逝かねばならない者と残される者の永訣も、相応の悲しみを伴いながらもファンタジックに描かれ、実際の舞台を早く観てみたいです。

■市村配達人
 現在のいっちーと比べてしまえばまだまだお若いのですが、なかなか貫禄も感じさせます。配達人の曲はころころと可愛らしくて和みます。

■野中ヤクザ
 曲調が演歌。5年前のスカーを思い出します。思いがけず途中退場してしまった人生でも、特に懲りた様子は感じられません(笑)。
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劇団四季 ソング&ダンス 35ステップス
主な収録キャスト(収録順・敬称略)

保坂知寿
志村幸美
芥川英司
鈴木京子
市村正親
飯野おさみ
荒川 務
山口祐一郎
野村玲子
沢木 順
五十嵐まゆみ

 すっかりお馴染み(笑)、親切な友人T嬢にお借りしたCDです。T嬢、いつもありがとうございます。実のところ、3年ほど前から購入を検討してはいたのですが、欲しい曲目が少ないと言うことで見合わせておりました。

 曲によっては意外な部分を切り出して歌っていたり、メドレー部分はダンスで彩られたのかしら、とか想像してみたり…。名曲を間断なく繋いでいく全体の構成としては、何となくディズニーリゾートのショーやパレードに似通ったものを感じさせました。

 これの貴重なところは、今や天上で新たなるジェリクル・ライフを送っていらっしゃるに相違ない志村さんの美声が数多く収録されている点だと思います。彼女の歌う『メモリー』は「キャッツ」ロングランキャスト盤にフルで収録されていますが、私はこちらの方が素敵だと感じました。アレンジの関係なのか、「キャッツ」関連本を読んで、私が頑なに抱いていたグリザに対する理想(綺麗過ぎず、少しくたびれた感じが欲しいとか)が変わったのか解らないけれど、夜空をしっとりと曇らせる露を思わせる美しい『メモリー』でした。

 以下、お目当ての役者ごとに徒然と。

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IL MUSICALE(録画)
 公演日が両日とも平日だったために行くこと叶わず、項垂れておりましたが、このたび瀬木あおい様のご好意で観ることが出来ました。あおい様、有り難う御座いました!これについてメールを下さった方、全然返信ができずに申し訳ありませんでした。この場を借りて御礼申し上げます。
 さて、イル・ミュージカーレですが、素敵なお店ですね♪ガラコンと違い、独自のシナリオをもってミュージカル曲を紹介する手法が斬新で面白かったです。またの開店をお待ちしております。

 オチまできちんと見せてくれる演出が好感触。3号はアナタでしたか!と膝を打ちました。ひとり増えていると言うのもどこかミステリアスであり、若干背筋が凍る感じもしますね。あの少女の人生はどうなってしまったのでしょうか…?

 四季作品や『One Day More』のコーラスに厚みが無く寂しく感じたのは、俳優の数の関係であると信じることにします。

 以下、キャスト一部抜粋で徒然と。

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