BOOK SHELF
舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
好きなものは好き!

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アルチンボルド展
 アルチンボルドは、顔面を野菜で構築した人の顔の絵で有名な画家です。植物や果物、魚類や森の動物なんかを集めて顔にしてしまうのは、浮世絵の「みかけハこハゐがとんだいゝひとだ」と似た感じがします。でもそれと違うのは、季節を筆頭にその絵のテーマに関連性のある動植物を選ぶのはもちろん、王家の栄華を讃えたり、自分の気持ちなども含ませ、かつ素材の形と暗に帯びる意味などにも注意を払って配置したこと。質感もすごいけれど、これだけ多くの動植物を知っていて、ときに無機物まで組み合わせる発想なども素晴らしくて、顔のこの部分がこんなものでできてる!と驚きや発見が多いのが面白いところ。

 たぶん有名なのが「四季」のシリーズだけども、これと「四大元素」のシリーズ(水が深海魚なんかで出来ている!)がそれぞれ対になっていて、向かい合って配置されるように描かれたというのは知りませんでした。画家の意図にも配慮して、関連絵が隣やその続きに並べてあるので、イヤホンガイドのひとつのセクションが長くても、隣やその隣までまとめて解説してくれるのがよかったです。解説を聞いていて思ったのは、アルチンボルドさん、刺激の瑞々しいうちに描いたのかなっていうこと。すぐに試してみたい、感性に響いたことはすぐにやりたい。そんな印象でした。

 平日の午後だったためか、会場は比較的空いていてゆっくり見ることができました。アルチンボルド風の顔を作れるカメラのやつは少しだけ並んだけれど、面白かった!素材の適材適所感がすごい。

 ちなみに私のお気に入りの作品は「夏」と「司書」です。

於:国立西洋美術館


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ミュシャ展
 高校生くらいからミュシャはずっと好きで、今回は念願だった「スラヴ叙事詩」全点が一堂に会する貴重な機会とのこと。開催を心待ちにしていました。本やテレビでしか見たことのなかった作品をまさか国内で見られる日が来るなんて、会場に入って目の前に絵が現れた瞬間は本当に感激しました。

 アールヌーヴォー時代の作品でもそうなのですが、写実的表現になるとポーズの自然さが際立って見える気がします。仕草に絵っぽさがないというか、そのまま動き出しそうだし、小物や植物の質感、息遣い、におい、燃える木の爆ぜるパチパチいう音、戦士の眠る星の下の空気の湿り気なんかも感じられそうな雰囲気です。本当に故国を大切に思っていたのだなぁというのが伝わるようでした。苦難の歴史を思えば愛情もひとしお湧きますよね。

 大きいことは知っていたものの、本当に大きくて、右や左や、寄ったり離れたり、遠い部分は双眼鏡で表情も確認して、群像劇だからいろいろなところにドラマチックな場面があって、一枚一枚とっても見応えがあった。まるで舞台を観た後みたいな充足感。いちばん上の、若い頃のコリンみたい。画家本人なんだっけ。

 以前のミュシャ専門ではない展示会で、ポスター作品の下絵や秀作や実寸の作品を見たり、舞台美術や宝飾品の展示でも作品を見たりして、そういう時に出会った「自然」って言う少女の立体胸像にまた会えたのは嬉しかった!

 大きい絵だからか、絵の前に人ごみができておらず見やすかったです。写真撮影可能な一室がありました。

於:国立新美術館


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ピーターラビット展、からの…
 わらべ歌以外はほぼ本を読んでいる、幼いころから馴染み深いウサギです。その生みの親であるビアトリクス・ポター生誕150周年を記念した、国内最大規模の展示会とのこと。私家版とか、スケッチブックとか、とても貴重でした。私家版にしかないマクレガーさんの奥さんの挿絵や(みんな真面目に列に並んでいたので、諦めて帰ってから図録で見ました)、のちに『ベンジャミンバニーのおはなし』に分かれるベンジャミンのお父さんの挿絵とか、今回初めて見るものや、いちばん最初はこうだったのかというようなこととか、とても見ごたえがありました。また、太い筆で色を置いたようなスケッチなんて、ビアトリクスにしてみたらラフスケッチなのかもしれませんが、そのままでもポストカードとして成立しそうなほどしっかりと(挿絵よりはざっくりした線でしたが)描きこまれていて、全部のページを見たかったです。色といいくすみ具合といい、写実的なのに柔らかくて、人間ほど明らかな喜怒哀楽が見えるわけではないけれど表情豊かで、仕草に人間っぽすぎない人間っぽさがあって、すてき!

 今回初めて知ったのは、タイトルのTale(おはなし)がウサギのtail(尻尾)とかけた言葉であるということ。言葉選びのこだわりは『こわいわるいウサギのおはなし』とか『モペットちゃんのおはなし』などにもあって、確か小さな子どもたちにもとっつきやすいように、だったかな。言われてみれば、とても簡単な文章でした。最初に出版されたのは蛇腹折りだったのですって。

 館内には『こぶたのピグリン・ブランドのおはなし』だかに登場する道路標識や、『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし』を思わせる睡蓮の葉や、マグレガーさんの畑に作られたピーターの上着を着た案山子のオブジェも作られていて、壁紙なんかもビアトリクスの色彩の優しさを感じさせてくれる雰囲気でした。一連のお話に登場するキャラクターたちの相関図もあって、このおはなしの主人公が、実はこっちのおはなしのこの子と仲が良かった、とか、そういうちょっとしたこともわかって、またピーターラビットのおはなしを読みたくなりました。この相関図、ピーターのおとうさんがパイの姿で描かれているのがとてつもなくシュールです。

 ビアトリクスの物語は「ミス・ポター」という映画にもなっていて、私は映画館で見たのですが、湖水地方の情景がとても美しくて、ここがおはなしのあの場面に!と感激したのを思い出します。主演はレネーとユアンじゃなかったかな。ラブストーリーのほうも素敵でした。

 イヤホンガイドはディーン・フジオカ氏。あの爽やかで落ち着いた声で、いくつかのおはなしの原文朗読を聞けました。

於:Bunkamura ザ・ミュージアム


 …からの、というのはピーターラビットのあと、同じBunkamuraのギャラリーで開催されていた万華鏡展2016にも立ち寄りましたよ、ということ。万華鏡といっても、駄菓子屋で売っていたり、図工の時間に鏡を三角の筒にして先端にビー玉をつけてビーズを入れて作るのとは全然違った、プロの作家の世界です。固定された鏡筒(それも円筒だけでなく、直方筒や、埴輪のようなものまで!)に取り付けられたステンドグラスの円盤を回すのや、2枚重ねた円盤をあべこべに回せるのや、ポプリの入った小さな壺のようなのや、これが万華鏡?!というびっくりするような姿をしたもの。それから、とろけるように動くキラキラのかたちも材質も様々で、作家が銘々で研究したオイル(グリセリンとかの濃度を調整して使っているそうで、作家によって違う濃度なのだそうです)にビーズや、メタリックなバネや、いろいろなビーズが浮かんでいて、中にはキラキラの層を二重にして、上と下でオイルの濃度を変えたものもありました。きらびやかで幻想的な小さな窓の中…外?いつまででも見ていられます。

 二種類の円盤をあべこべに回せるタイプが気に入って、何度も何度も覗きに行きました。
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海のハンター展
 本当は、空いているであろう平日に行きたかったのですが、諸々の事情で叶いませんでした。夏休みが終わった(あるいは終了目前である)はずが、意外と家族連れで混み合っていました。特に小さな男の子のいる家族が多く、怖い顔をしたサメがたくさんいたのに怖がる子がいなかったのが、これまた意外。こういう生命の進化的なお話はおもしろいですね。

 展示は、深さや領域の別に4つに分けられ、食餌にもっとも関わる口の形や、骨格のつくり、ハンティング術、護身術など、様々な観点から生き物を紹介していました。いちばん最初は「噛む」能力を手に入れた口の話。顎ってすごい進化だったんだな、と恐ろしい歯並びのサメたちを見ていて、その種類の多さに納得します。たとえばホホジロザメの噛む力は1.8トンだそうですが、我々がスルメを噛む力と並べてくれたらよかったのに、想像を絶するけれど、あの歯でそんな圧力をかけられたら間違いなく人類の胴体は真っ二つです。ちなみに、約1000万年前にいたといわれる巨大ザメ カルカロドン・メガロドンは体長12.5メートル、噛む力はホホジロザメの10倍に当たる18トンと推定されるとか。成人男性でも鰓から出入りできそうな大きさ。近くには「大アマゾン展」でも登場したダンクルオステウスの頭部が。こいつの顎も、見た目がほどんど嘴と言ってよくて、なかなか強烈そうです。

 とにかく大きい古代生物の皆さん。当日の呟きではフタバスズキリュウと言いましたが、本当はタラソメドンという子らしく、頸椎26個だっけ?もっとだっけ?胴体より首のほうが長い、陸上で暮らす我々からしてみるとちょっとバランスの悪いスタイルに見えます。間違えてしまい申し訳ないフタバちゃんは、当時学生だったスズキくんが化石を発見したのでその名を取ったらしいです。

 すごく驚いたのは、食べた魚に腹を食い破られた歴史的な相打ちの化石!A魚の口にはいましがた捕食したB魚の尾びれが覗いているのに、A魚の腹からB魚の頭ががばーっと飛び出しているのです。壮絶!この状態で化石になったなんて、奇跡的。遠い昔の海の中で起きた一瞬のできごとの生々しさを、化石からこれほど感じたのは初めてでした。

 あと、クラゲを捕食する亀の口だか食道だかが、それに対応した進化をしているっていうのは初めて知りました。猫の舌を拡大したみたいなトゲトゲで、クラゲの刺胞に対抗するそうです。ほかにも、人間に対しては致死的でも、シュモクザメにはばりばり食べられてしまうなんていう、毒を持った小型の魚類も。これは何というのか忘れたけれど、フグたちと一緒に模型が展示されていました。シュモクザメと言えば、サメでは珍しく集団行動をするのだそうです。そういえば映像なんかでもおひとりさまで悠々と泳ぐ彼を見たことがない気がする。

 ハンティングされるほうの護身術についても触れていて、面白かった。ヌタウナギみたいに粘液を出して捕食者を窒息させてしまうアグレッシブなやつから、リーフィーシードラゴンのように海藻に擬態して漂うやつまで、様々。

於:国立科学博物館

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ダリ展
 東京より一足先に、京都でダリ展を見てきました!ちょっと古風で威厳のある四角い建物、京都には何度も旅行していますが、関東に住まう私にとっては初めて入る場所でした。

 10年前にも一度、ダリの展示会は見ていますが、そのときにはなかった舞台や衣装のデザインとか、本の挿絵なども展示されていて、そのあたりがよかったです。「ドン・キホーテ」と「不思議の国のアリス」のテイストが全然違って面白い。前者はあまり水を含まない筆で力強く描いたようなタッチで、後者はたっぷり水を含んだところに絵の具を流し込んでにじませた感じの柔らかさのあるもの(けれど色が混じり合ってどす黒かったりする)。ドンキの挿絵で、「頭が爆発したドン・キホーテ」というのがあって、これが本当にボンって爆ぜていて、このひともインプラントチップを埋め込まれていたのか……などと思ってしまうのでした。(参考映画「キングスマン」)同じくドンキの挿絵で描かれていた風車は、思い切りよくバツじるしだったのも鮮烈。あの勢いのよい筆遣いに、ちょっと岡本太郎のパワフルな絵を思い出してみたりして。あと、ディズニーと共同制作(?)したアニメーションが、「アンダルシアの犬」ほか1篇と3本立てで上映されており、とても気に入りました。ダリの作品世界が動いて、形が世界になって、そのなかで何となく感情の起伏があって、もう一度見たくなります。昼とも夜ともつかぬ陰影のなか、砂色の殺風景な情景が息づくさまは、「ファンタジア」にでも収録されていても違和感はないかもしれません。

 異次元の作品が印象深いダリですが、初期の絵のタッチは案外ふつうだったり(そりゃ最初からああではなかろうて)、上記のような挿絵やアニメーションなど、実はいろいろな仕事をしていたのだな〜と、知ることができた展示でした。

 ミュージアムショップには、がらぽん福引の繭玉ころがしバージョンとでも言ったらよさそうな、凝ったガチャが設置されていました。レジでダリ札という紙幣を購入し、紙幣の分だけハンドルを回すのです。白い卵型のケースが樋をころころと転がってくるのに、昔々に忘れてきた好奇心を刺激されるような気分。確かダリの絵には卵のモチーフが登場したと思うので、きっとそれゆえに卵型なのだろうな。

於:京都市美術館

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切手と魔女
■JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク 於:KITTE

 東京駅の隣にある施設内の無料ミュージアムです。2フロア(いずれも各フロアの一部)に渡り、昔の理科室みたいなショーケースや壁一面の棚にずらりと並んだ骨格、鉱物、化石の数々。板張りの床は歩くと乾いた足音がして、背筋を伸ばすと自分が知的になったような気分までしてきます。骨格標本が多く、オキゴンドウ、キリン、ウマの全身骨格に圧倒されました。思わず頚椎を数えてしまいました。
 鉱物の横に鳥獣の標本があったり、骨の上に爬虫類の全身標本があったり、円筒形のケースに前腕骨が一本入っていたり。また、民俗学的な遺物の一画にクジラの腰椎が切り株のように置かれていたり。奥の間などは休憩用のベルベット張りの古びたソファまで据えられて、装飾机に化石やアンティークが陳列されていたりも。顕微鏡や映写機の一画もあり、収集家であり研究者でもあるひとの邸宅を覗き見るような、或いはそういう研究が盛んに行なわれていた時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥りました。
 たいへん見応えがあり、入場料を払いたくなる充実ぶりです。


■魔女の秘密展 於:ラフォーレ原宿

 なかなかに面白かったです。薄暗い会場内には、蜘蛛が巣を張った本棚があったり、ショーケースも無機質で潔癖な現代の研究室のものではなかったように記憶しています。雰囲気作りからこだわりを感じる展示でした。佐々木蔵之介さんによる音声ガイドは2種類。白猫は普通、黒猫は抑制した含みのある声での案内でした。専用のペーパーにタッチペン式なので、同行者がいればそれぞれに別のを借りてピッピし合って、内容を全部聴けてしまいます。片方にしかない項目もあれば、同じ項目もあるので、聞き比べが楽しいガイドでした。
 本でしか見たことのなかった拷問具の実物(レプリカかも)の使い方や効果(?)まで示されていたのが興味深かったです。あとウィキッドに出てくるような分厚くて巨大な古い書物とか、双頭の標本とか。最後のほうにある火炙りのモニターに、見物人を装ったスリが紛れてるので、ぜひそこもチェックしたいところ。父が気付いて、わざわざ確認しに戻ったら、スリ以外にもそれぞれに反応が違って面白かった。
 結局魔女って、心の中に生まれた不安とか恐怖を発散させる対象を見つけてしまうと、別の快感てかそういう何かが生まれて、目的を見失ってあらぬ方向にエスカレートして行っちゃう、その対象、という印象。以前買った魔女狩りの本、これを機に読んでみようかな…
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ティム・バートンの世界
映画関連の作品のみならず、紙ナプキンにささっと描かれたもの、D社勤務時代の不採用だったイメージボード、未発表の映像などが多く揃い、大変貴重。見応え充分でした。これだけ集めてまた違う作品ができそうなくらいの世界観ができていて…でも創作というのはもしかしたら、得てしてそういうものなのかも?採用される部分の方が僅かで。

監督のお人柄というか、性質が見えるような気がしたのが、映画のチーム限定のアルバム(クランクアップの時にcast & crew全員に配られるらしい)。現場のスナップ写真や、セットや道具の写真、図面や絵コンテなどなど、制作の全行程、スタッフのひとりに至るまでの思い出を詰め込んだ一冊になっているのです!タブレットで見られるようになっていたけれど、とても盛り沢山な内容でした。これをせっせと拵えるのね監督♡ 作ることが根っから大好きなのだろうな〜

そして何より感じたのは、頭の中を形にできるって凄い!という事。しかもただ形を描き出すのではなく、ちゃんと気持ちや象徴するもので、キャラクターひとりに物語があるのが凄い!「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のサリーの身体を走る縫い目にポジティブな意味合いが込められているというのには驚きました。自分を一度ほどいて、もう一度縫い直すことで新たな気持ち・新たな自分になって進んで行くという内容だったかと思いましたが、なるほどそういう考え方!と目からウロコだったのでした。

於:森アーツセンターギャラリー
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進化するだまし絵 Into the Future


だまし絵と言われてまず始めに浮かぶのはエッシャー。高校生の頃、友人の影響で見るうちに好きになりました。美術の時間に登場したダリやマグリットなんかも面白くて結構好きです。以前見たシュルレアリスム展もかなり想像力を掻き立てられて面白かったなぁ。そんな有名どころ、教科書とかを少し越えたチョイスでの展示が刺激的でした。

アルチンボルドでも連作として有名な野菜や魚の顔ではなく、本の人だったり。ある一方向から見るとちゃんとして見える、というやつは「アンダーグランド・ピアノ」が印象深い。そこに置いてあるものが、ピアノの一部をくっつけたスクラップのようなのだけど、向こうの鏡を見ると、ちゃんとピアノとして成立している。ただ描くだけでなくて、見た人を驚かす仕掛けまでも描きこむの、すごい発想力だなぁと感心することしきり。まして立体物であれば尚更です。針金の絡まったのを特定の方向から照らすと影絵が蚊になったり、蜥蜴になったりする作品にもびっくり。作り手の頭の中、一体どうなってるんだろ!

そう言う仕掛けに驚かされたり、見ていたものが実はダブルイメージで違うものになったり、錯視をまんまと利用されたり、そうやって“騙された”ことに気づいた時の、えぇ?!という感じ、世界がめくれてもうひとつの世界が登場しちゃった感覚が気持ち良くて、好きです。

八嶋さんの解説も、すっかりオーナーになりきっていて面白かった!絵の知識+αの解説は、本当に案内してもらってるみたいでした。

於:Bunkamura ザ・ミュージアム
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魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展
色鮮やかな衣装たちはほぼ360度観察可能、デザイン画の数々も貴重品が揃い見応え抜群でした。実際に着用して踊っている舞台映像も2本ほど流れていたのですが、次の予定があり長居できなかったのが少し残念。

当時の技術で最も加工しやすく、ダンスを見せる上で適していたのか、コットンで作られたものが多い。色合いも鮮やかでありながら極めてナチュラル。そのデザイナーたちは、当時の興行主であるディアギレフの審美眼にかなったコクトーやデ・キリコなどの錚々たる芸術家。一着が一枚の絵のようであり、それが舞台上に現れるとさらに別の大きな絵となる感じがしました。デザインが語る一着と、ダンサーにまとわれ踊り出してラインが出た時に初めて雄弁に語る一着とがありそう。

東京バレエ団の公演で「牧神の午後」を見て以来、バクストが好き。デザイン画を多数見ることができて感激でした。あと、ナマのペトルーシュカの衣装に興奮!このほか、「女の手管」という作品の女性のドレスが、色もデザインも好きです。青いひらひらのミニスカートをファルダのように重ねた感じ。

イヤホンガイドのナレーションは熊川哲也さん。自身に満ちた喋りの中でちょっと身近に感じてしまったコメントがあります。曰く、「青神」の衣装にニジンスキーの身につけた証拠たる青いドーランが残っていて、妖精か何かのように超人的な彼だったけれど、汗をかく紛れもない人間だったのか、でもやはり妖精かも…と。熊川さんほどの方も、叶うなら舞台上で魅せる奇跡のような踊りを見たいと願うダンサーなのだとか。

於:国立新美術館
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のぎろく!
 乃木坂から六本木へ、展示会をハシゴしました。

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