BOOK SHELF
舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
好きなものは好き!

ご連絡はコメントかメール(カテゴリーから選択)でお願いいたします。
since 2005.Feb
唄日和 〜季参〜
歌:石井雅登
演奏:宮崎 誠
ゲスト:伊藤潤一郎、高橋卓爾

@渋谷gee-ge 夜の宴


朗読劇調な前回とはガラリと趣向を変え、前半ミュージカルソロライブ、後半ミュージカルサプライズwithゲストというかたち。知ったナンバーが多かったし、ゲストを交えた後半が特に大爆笑で…本当に楽しかった!

歌を歌うと言うか、声を編むと言うか、かなり密度の濃い歌唱だと感じました。色々歌ってくれたけれど、あんなに心から名前を、その名を持った少女の尊さを味わっている『マリア(WSS)』を聞いたのは初めてだったかもしれません。接吻したり、齧ったり、吸ったり、含んだりして、本当に愛おしんでいたように感じました。ほか、『僕の願い(ノートルダムの鐘)』、『僕こそ音楽(M!)』などなど、透き通った素晴らしいセトリで、同じ時代に生まれ、その表現に触れられる幸せにどっぷり浸った渋谷の夜でございました。
続きを読む >>
posted by Elie | STAGE MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
まだまだお祭気分
 予想に反して4回も通うことが出来たONE-HEART MUSICAL FESTIVALに、いまだに浸っております。

 クリエ演目は「レベッカ」と「宝塚BOYS」しか見ていなかったので、クリエ上演作品の中から選りすぐりのナンバーをピックアップした1幕は、こういうの上演していたんだね、くらいで、私にとってはそこまでパッとしませんでした。また、ダンサーを目当てに観に行っていたので、正直なところ「アンナ・カレーニナ」や「ハムレット」は、1〜2度聴けば充分で、それらが‘待ち時間’になってしまっていたのが事実です。立ちっぱなしで聞かせるナンバーよりも、例えばアッキーが『最後のダンス』を歌ったときのように、バックダンサーがいるとか(その演出が煩くなる場合もあるでしょうが)そういう目が働くような場面であって欲しかった、というか、この曲に振りをつけたらどうなるかしらと思うものが幾つかありました。例えば「ハムレット」の、シスター、ブラザーと呼び合う曲。あれは抽象的なPDDで見てみたい。

 そんな風に感じてしまったのは、2幕の何でもあり企画が濃すぎたというのが一因かも知れません(笑)。

 また、公演の主旨上、仕方のないことと思いますが、実は「MITSUKO」の曲で2幕を締めるのがちょっと盛り上がりに欠ける気がしていました。歌いこまれたテーマもきっとぴったりなのだと思いますし、1幕とのバランスも考慮された上での選曲だったのだと思いますが、どうにも歌謡ショーのようでちょっと消化不良でした。楽日には香寿さんがいらしたので、ラ・カージュの『今この時』でもっとミュージカル祭らしく、リズミカルに盛り上がりたいなとそればかり考えてしまって。あと、舞台装置に雛壇もあったことですし、ぜひ「宝塚BOYS」のナンバー(どちらかというとお芝居色が強いので、はなから除外されていたかもしれない)を見せていただきたかったなと…言いながら頭の中に流れてくるのは『That's Enterteinment』という、記憶と実際が繋がっていない感じですが(笑)。

 こんなことばかり書いていると、この人は本当にワンハートを気に入ったのかしらと疑われてしまいそうですが、もちろん心から楽しませていただきました。踊りの分量から行けば「ニューヨークに行きたい!!」を越える作品がやってくることの方が珍しいのでしょう、そこまでには及ばずとも、1曲1曲がチャーミングで見ごたえのあるナンバーだったなと、思い出しながらぽかぽかと温まっております。

 以下は、そんな人の悪あがき。曲を聴いて踊りを思い出して浸ろうというものです。リンクは全て動画サイトに。

続きを読む >>
posted by Elie | STAGE MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
赤いまわり幻燈 その参
 千穐楽から2週間…ひとつひとつの場面をこれほど鮮やかに思い出せ(当方比)、いつまでもそこに浸っていたいのは、本当に久しぶりな気がします。ルヴォー版のよすがと言えば、初日および楽日のカテコ動画とダイジェスト動画しかなく、あとは専ら自分の記憶に頼るのみなので、自然の哀しき摂理によって薄れてゆく思い出を少しでも留めるためにこういうことをしています。必死に引っ張り出しているように見えますが、一箇所開けてみると水が溢れてくるように思い出されてくるのですね。単に、閉幕以来封印していたCDを聞いてしまっただけですけれど。

 プログラム未掲載かつ今までに文字に起こしてこなかった部分を、とすると、いよいよ記憶喪失している台詞にも挑まざるを得なくなるのですが、親切な方々のフォローのお陰で虫食いも復元されております。ありがとうございます。この世界にどっぷり浸れて、幸せです。

 以下、ついったーに投下したものを再編集しました。

続きを読む >>
posted by Elie | STAGE MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
赤いまわり幻燈 その弐
 千穐楽から早1週間…ルヴォーさんの血は濃厚で、抜けるどころか更に深く細胞の隙間を満たして循環しています。これほど思考回路を奪い、日常生活を破綻させる舞台に出会えることは近年稀で、本当に素敵で幸せな出会いをしたなととても感慨深いです。マリーがウィーン日報を抱きしめて瞳を輝かせるよりも、ブティックに陳列されたドレスや宝石が煌くそれ以上に、心の中がきらきらしています。

 出演者の皆様は忙しく次の作品・次のお仕事に向かわれていらっしゃいますが、私はすっかり7月に取り残されて、名残惜しくルドルフ祭りを継続中です。できるだけ、プログラムのリリクスに未掲載の部分をピックアップして独り言を呟くと言う主旨のお祭りです。そんなときに便利なのがついったー。ふと浮かんだことをメモしながら、思いを同じくする方たちと思い出話をできるのですから、お祭りも盛り上がると言うもの。これからも暫くはこのお祭りは続きます。

 以下、ついったーに投下したものを再編集しました。

続きを読む >>
posted by Elie | STAGE MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
赤いまわり幻燈(7/22追記あり)
 まさにPast the Point of No Return...今日を体験してしまったからにはもはや戻れない。帝劇の中心、いや世界の中心で叫びたい。

 今回の「ルドルフ」観劇後、こんな風に呟きました。殴られたような衝撃とか、雷に打たれたような衝撃とか、受ける衝撃にも種類があると思うのですが、ルヴォーさんの「ルドルフ」から受けたのは、全身が粟立ってそのまま心臓を掴まれているような衝撃(と言うか、感覚的な何か)。感傷を更に広げたり、優しく手当てしてくれたり、奥底にあるものを触ってゆくような音楽。常に瀬戸際で滾っている血だらけの心のドラマ。皇太子と男爵令嬢の間に流れる同胞意識と恋慕には、うっとりと浸るだけのメロドラマ的な時間はないように感じられます。観ていて思い出したのは、「ミス・サイゴン」のクリスとキムの歌う『世界の終わる夜のように』に対するビリーさんの言葉。“明日生きるか死ぬかわからない瀬戸際で歌う歌だからうっとりと酔う余韻はない”という内容のことを仰っていたと思います。「ルドルフ」にこれほど切羽詰まった環境要素はないかもしれませんが、何となく思い出したのですよね。強いて少しでも類似点を挙げるなら、地位的な生命を脅かしかねない惹かれ合いだから?

 今まで機会はあっても意識して聞くことのなかった芳雄さんの歌声。でも今度ばかりは聞き入ってしまいました。何と言っても美桜さんの歌声との相性の良さが運命的で、ぴったりしていて、ルドルフとマリーとしてまさに出会うべくして出会ったのだなと感じるほどでした。溶け合った歌声は本当に心地良かった。変な表現を許して貰えるなら、肉体以前に魂と声で交わったようだと例えたいです。でもだからと言って崇高な次元にいるのではなく、紛れもない現実の中でのことなので、少しばかりロミジュリ効果が加わって劇的になっているのかなと。

 舞台から溢れてくるものが全体的にボリューミーなのを、幾つもの場面で感じました。例えば、ツェップスの新聞社でルドルフに決断を求めるコーラスには迫力あったし、(署名がターフェに渡ってしまうのは陰謀?)ブティックの女性たちが短いソロを繋いでゆくのも気に入っているところ。この作品にただのアンサンブルはひとりもいないのだと思い、嬉しくなりました。どの作品もそうなのだけど特に、ひとりひとりの存在が大きいのです。

 ともかくね、今回公演のライブ録音CDが欲しいのですよ。音楽には身体の奥から揺さぶられるし、マリーの台詞には電流に打たれたようになる。いくら言葉を尽くしても足りない(そもそもの語彙不足は棚に上げる!)けれど観ながら、もしかしたら音だけ持ってくることは望まれないのじゃなかろうかと思ってしまいました。音楽と転換が固く結びついていたので。惜しみなく、しかし無駄なく魅せる。ページを次々めくるのでなく、回り幻燈を覗いているみたいな…あれは何と言うのだろう、細い穴から中に絵の描かれた筒を覗き、筒を回転させると活動写真のように見えるあれ。のりしろの見えない舞台転換が洒落てて好き!…音源が欲しい!信念と誇りに溢れた歌!音楽!そこから蘇る美しくも鮮烈な場面!人々の顔!

 ほら、CDになれば、仔羊ちゃんのソロをいつでも耳元で堪能できるじゃありませんか。という狙いはあってないようなものです(いい笑顔)。

 以下に、くだんの仔羊ちゃんに関わることをメモ。
続きを読む >>
posted by Elie | STAGE MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
Opening Night of “Rudolf”
 “どうであろう!この絢爛豪華で贅沢な音響は!煌びやかと言うよりはずっと落ち着いたサテンの質感、緑を基調とした色彩美。そして重機が丸太を転がすような、重く暗く魅惑的に響く低音。(中略)有名絵画の一部を強拡大し、時には回転させて壁紙に使うのも、目新しくて強烈な印象を残しています。”

 亜門版ルドルフの感想に、こんな風に書いてありました。既に宣伝されているように、ルヴォー版はこれの補色、赤を基調としているとのこと。それだけで、全く違った作品になってくるのだろうと予想されましたが、動画や雑誌のインタビューで聞くことのできるルヴォーさんの言葉からも、宝石箱か精巧なジオラマの世界に迷い込んだみたいな亜門版からはさほど感じなかった要素をガツンと感じます。

 例えば、動画で繰り返し使われる“powerful”。緑色の時も感情的な揺さぶりはありましたけれど、以前教えて頂いたウィーン版の舞台映像と合わせてみると、爆発力の桁が変わるかもしれないと思いました。ルヴォーさんはまた“emotional”、“sexy”とも言います。インタビューをかいつまむと、世界を変える恋というのも見えます。ここであぁと思うのは、周さんが‘死’のダンサーのときにインタビューで答えて言った、“ダンスには生と死と愛しかない”と言う言葉。シンプルな骨組みの上に、今度のルドルフも乗っているのではないかと思ったので、生と死はセクシュアリティに結びつくとする考えに基づいたルヴォーさんの演出が凄く楽しみなのです。

 出演者をして、帝劇にヨーロッパ出現、と言わしめる装置も、記憶していた以上に重厚な音楽も(ドイツからCDを取り寄せました)、その中にひとが息づくのだと思うと本当に胸が躍ります。

 ルヴォーさんの言葉で、もうひとつ印象的なものがあります。装置に関するもので、“赤い箱”と、その中に展開される“集中した感情"。赤い箱は、きっと感情の坩堝で、ハプスブルクの口の中なのです。咀嚼されてしまう前に、彼らは“19世紀から一瞬で脱出”した。これは原作本にある表現ですが、何とも劇的で気に入っています。

 あぁ早く観たい!!夢を見たい!!奇跡に立ち会いたい!!ここから19世紀に、一瞬で脱出したい!!


 衝撃を受けた世界は心の中に領域を作っていて、それぞれに麻薬効果を発揮しています。モミーの森、ヴェローナ、Club Delicious、密かにNYも…そして今度はリングシュトラーセも加わるのか?(ところで、娼婦(夫?)の役(客でもいい)があったらどうしましょう…と真剣に思い悩んだけれど、悩むべくもない、身請けするまでです。誰のことを言っているか?さてはて…笑)

 とにもかくにも、ルドルフ初日!おめでとうございます!帝劇に魂を飛ばしますよー!
posted by Elie | STAGE MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
あらゆる事実を分析・解析♪
 プロフェッサー・アブロンシウスではないですが、7月に公演が決定している「ルドルフ」について考えてみました。この再演の第一報が入ってきたとき、鳥たちの王様ヨハン・ファイファーは出ないという情報も一緒にくっついてきたのが気になったのがきっかけです。


続きを読む >>
posted by Elie | STAGE MEMO | comments(3) | trackbacks(0) |
笠嶋俊秀 クリスマスコンサート「神との接点」
 本当はお友達とご一緒する予定だったこのコンサートですが、直前に都合が悪くなってしまって急遽母を引っ張って行ってきました。母ともども楽しんだので、次はぜひご一緒できたらいいな〜

続きを読む >>
posted by Elie | STAGE MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
過去の足跡と、欲しいもの。
ターザン451号(05年)
DDD vol.3
シアターガイド07年1月号vol.179(06年12月2日発売)
TopStage vol.40(06年10月27日発売)→入手困難かな?
Dance Move 2007_09Autumn →チャコットで配布されたもの、誰か持っていませんか?
メンズノンノG(07年9月10日発売)

インタビューは、入手できなければ仕方ないと思うけれど、グラビアは見たいなー。。お取り寄せしてみようかしら。。
ちなみにこれらは、全て周さん関係です。

あと、Leslie Stuckのmaxi-zubという曲が欲しいです。これは、「パーフェクト・コンセプション」の後半部に使われています。Pasというアルバムに収録されていることまではわかっている。(クレカ使っていないので、これだけをDL購入ということが出来ませんでした)
posted by Elie | STAGE MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |
ヴェローナの証言
 「ロミオ&ジュリエット」大阪公演、初日おめでとうございます!

 今度ばかりは都合がつけられず大阪遠征は叶いませんが、変わらぬエールを送り続けます。カンパニーの皆様に舞台の神様の御加護がありますよう、お祈りしています。

 さて、日常が破綻するくらい作品にはまると(笑)、その思いのはけ口にしようとしてやることが書き物です。「SWAN LAKE」でも「ダンス オブ ヴァンパイア」でも書きましたが、今度のロミジュリでも例外なく私の筆(正確にはキーボードと叩く指)が暴走を演じ、ひとつ書き上がりましたので大千周楽もとい大千穐楽(笑うところです)までの限定公開ということで、ここに上げておきます。

 TDVの伯爵化身、それぞれの印象記のように、同じ場面設定でダブルキャストの相違点を書き出せたらと思っていたのですが、周さんの印象があまりにも強烈で、結局ぶれを防止するために周さんの‘死’ひとつに絞ってまとめてしまいました。勇ちゃん‘死’については別途書ければいいなと思っております。

 壮大な自己満足ですが、お付き合いいただける寛大な方はどうぞ読んでみてください。つっこみお待ちしております^^

※とても長いです。
※未見の方にはネタバレです。
※こっそり加筆修正がかかる可能性あり。

10/20 ※ロミジュリ大千穐楽おめでとうございまーす!
 宣言通り、本文の公開を終了しました。読んでくださった方、ご感想くださった方、どうもありがとうございました!
 調子に乗りそう!(笑)

posted by Elie | STAGE MEMO | comments(0) | trackbacks(0) |