BOOK SHELF
舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
好きなものは好き!

ご連絡はコメントかメール(カテゴリーから選択)でお願いいたします。
since 2005.Feb
ミュシャ展
 高校生くらいからミュシャはずっと好きで、今回は念願だった「スラヴ叙事詩」全点が一堂に会する貴重な機会とのこと。開催を心待ちにしていました。本やテレビでしか見たことのなかった作品をまさか国内で見られる日が来るなんて、会場に入って目の前に絵が現れた瞬間は本当に感激しました。

 アールヌーヴォー時代の作品でもそうなのですが、写実的表現になるとポーズの自然さが際立って見える気がします。仕草に絵っぽさがないというか、そのまま動き出しそうだし、小物や植物の質感、息遣い、におい、燃える木の爆ぜるパチパチいう音、戦士の眠る星の下の空気の湿り気なんかも感じられそうな雰囲気です。本当に故国を大切に思っていたのだなぁというのが伝わるようでした。苦難の歴史を思えば愛情もひとしお湧きますよね。

 大きいことは知っていたものの、本当に大きくて、右や左や、寄ったり離れたり、遠い部分は双眼鏡で表情も確認して、群像劇だからいろいろなところにドラマチックな場面があって、一枚一枚とっても見応えがあった。まるで舞台を観た後みたいな充足感。いちばん上の、若い頃のコリンみたい。画家本人なんだっけ。

 以前のミュシャ専門ではない展示会で、ポスター作品の下絵や秀作や実寸の作品を見たり、舞台美術や宝飾品の展示でも作品を見たりして、そういう時に出会った「自然」って言う少女の立体胸像にまた会えたのは嬉しかった!

 大きい絵だからか、絵の前に人ごみができておらず見やすかったです。写真撮影可能な一室がありました。

於:国立新美術館


posted by Elie | MUSEUM REPORT | comments(0) | trackbacks(0) |
「新流星蝴蝶剣」
 ドニーさんが可愛いと噂の作品です。主人公とシウティ(妻)が指切りげんまんする場面で、香港にもそういう文化があるのを知りました。輸入文化なのかな?アジア圏共通なのかな?

 お話は割と急展開の急旋回、重力を操るミュータントが大勢いるみたいな、ワイヤーワークの活躍ぶりです。主人公の青年とシウティのラブコメが面白いです。旅立つ夫が妻に残して行く徹夜で書き上げた長い手紙のくだりが笑えました。

 ドニーさんはひたすら可愛いです。ウィキの作品ページにも「コウに恋するあまり泥酔してうんぬんかんぬんする重症っぷり」と書かれており、この重症っぷりを発揮するシーンが本当に可愛らしい。シウティじゃ無くてもからかいたくなる可愛さです。アクションシーンでは安定のかっこよさ!竹林アクションでは、竹工芸の大家も真っ青な芸当を見せます。

 しかしこれね、最後が力技でカットされたみたいになっているのです。ふぉろわさん情報によるとまさにそうらしくて、お国柄とか事情は様々あるのでしょうけれど、やっぱり製作者が意図したような終わり方を見たかったな…おかげでイプちゃん(ドニーさん)の行動やなんかが尻切れトンボになっているのも残念です。主人公に関しては収まるところに収まった感じなのですけれど。。
posted by Elie | DONNIE YEN | comments(0) | trackbacks(0) |
「ハイランダー 最終戦士」
 ドニーさんマラソン続いています。中国の歴史上に実在した人物で、実は不死身の種族という設定の男、ジン・ケー役。すっけすけのインナーを着て、華麗に舞う!ドニーさんのアクションには舞うという言葉を使いたくなります。深くて重い一撃が決まっていても美しくて、どんなに激しくても明快で、作品そのものに惹かれるところが無くても、ドニーさんの役は刺激的っていうのが幾つかあるなぁと、ここまで見てきて思います。この作品もその部類かも。

 特典映像でも、英語で喋る役が初めてであったことや、アクションシーンへのこだわりをお話しされていて、目を大きくしてまっすぐに話すご様子で、ますますドニーさんのファンに。本作のドニーさんのアクションシーンはご自身で振付されたとか。なるほど際立つわけです。

 ところでジン・ケーさん、「ブレイド2」のスノーマンと趣味が合いそうな気がしました。
posted by Elie | DONNIE YEN | comments(0) | trackbacks(0) |
「アメリカン・スナイパー」
 ふぉろわさんにお勧めいただいて見ました。まるっきりスルーしていたので、出会えてよかったです。実話ということも恥ずかしながら存ぜず…!知らないって罪だな…

 極限心理には詳しくないのだけど、すっごく丁寧に描かれていたと思います。泣きもせず怒りもせず錯乱もせず、ふとした日常から銃撃のさなかに引き戻されてしまうっていうあの演技、すごいです。

 仕事をしなくては、役割を果たさなくては、尽くしたい、っていうのもすごく真摯な気持ちだし、ここで家族と穏やかに行きたいっていうのも真実なのに、やっぱり確実に歪んでいってしまっていて、ふたつはぴったりはまらなくなって、破綻しそうになる。イーストウッド監督の作品を数見たわけではないけれど、こういう客観視点からえぐってくるのはズシンと響きます。

 戦争はひとを変えてしまう、と聞きますが、そのひとだけじゃなく、まわりも、そのまわりにも波及していってしまうのだなと。なんかうまく言えないや。
posted by Elie | MOVIE | comments(0) | trackbacks(0) |
「ドラゴン危機一髪'97」
 ドニーさんのアクションシーンを集めたファンビデオに気になるものがあって、それがこの作品のものだと知り、早速借りました。若くてピチピチのドニーさんです。

 舞台となる地域は夏なのか、それにしては長袖着ているけれど、ボタンなんかただの飾りだとでも言わんばかりに胸全開で、玉の汗を浮かべて、暑そうです。そんな出で立ちだから、悪夢にうなされて苦しげに上下する胸を追うカットでの、ドニー渓谷はたいそう絶景でございます。※胸の谷間

 気になっていたアクションは、加速装置を搭載しているのかと思うほど速いです。そしてドニーさんの殺陣は、あぁこれドニーさんの動きだと感じる振付があるけれど、決して一辺倒じゃないのですね。バランスが良くて、飽きがこなくて、面白い。とても多様なのだなと、本作で改めて感じました。

 他にした大発見は、ドニーさんのまつげの有能さですね。長くてパチパチしてて綺麗だな、くらいにしか思っていませんでしたが、本作で土砂降りの雨の中で芝居するところがあるのだけど、こんなに立派に仕事している睫毛を初めて見ました。額を伝ってきた水が睫毛の先から地面に落ちるの。ジャーって、流れ落ちてる。頬を伝い落ちるのとは別に、ジャーー……すごい。睫毛の中の睫毛だ。ちなみに、この土砂降りシーンに続くちなみにキスシーンは可愛さのあまり思わずコマ送りしました。人工呼吸みたいでかわいかった…

 終盤のシーンでカメラが寄った時に、ドニーさんの黒目にかぶさるコンタクトレンズが見えたのも発見のひとつ。お若い頃から目が悪かったのですね。

 あと、このお話は実は回想シーンで、現在はマフィアのボスっぽくなっているというのがちょっとよくわからなくて。まぁ、本当の強さとは…みたいな話だったのかな?そのために流す血、支払う犠牲。目を向けなかったもの。こだわりすぎたもの。
posted by Elie | DONNIE YEN | comments(0) | trackbacks(0) |
「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」
 アイルランド原産のアニメーション映画。物語の題材も、アザラシ女房というアイルランドの神話だそうです。日本公開は昨夏。ふぉろわさんがとても気に入っていらしたのを見かけたときには既に遅く、すっかり見逃してしまったと残念に思っていたのですが、朝にふと調べたら、ひとつだけ上映しているところがあったのですよ!行けるところだったのでササッと行っちゃいました!

 そうしたらもう…なんだこれ…すごい衝撃を受けました………。セル画とも水彩画ともクレイアニメとも違う、私の知っているアニメーションではありませんでした。切り絵ともモザイクタイルともステンドグラス風ともちがう、でも光る部分やすきとおった部分にはガラスや鉱石が混じっていそうな、可愛らしいポストカードのようでもあり、美しくて立派な絵本のようでもあり、そんな大きなページをめくるような心地よさがありました。本当に、どの場面を切り取ってきても額縁に収めれば絵画になるし、小さくすればポストカード。すごく綺麗でした。

 誰かを思う気持ちのために、ひとも風も水も涙も海も全部の仕草や動きをしていて、それには愛がいっぱい詰まっている感じ。とってもやさしいのです。キャラクターへの眼差しに愛情があります。ベンもシアーシャも、息を飲む仕草がすごくかわいらしい。ハッ…っていう中に、アッていう小さな驚きと喜びと少しの恐怖の入り混じった声がするのね。兄妹の小競り合いのときのふくれっ面も愛らしくって。あとシアーシャが、後れ毛を耳にかける仕草がむちゃくちゃにかわいい!!

 小さな兄妹の絆も、お父さんとお母さん、お母さんが子供たちに向ける愛情、お父さんとおばあちゃんが子供たちのためを思ってしたつもりの決断、それがどう作用するかによってくるけれども、全部に愛があるのですね。ベンがお母さんの思い出を見るところや、お母さんが最後に大切なことを子供に伝えるところで、もう涙腺が決壊してしまいました。離れていてもあなたのことを思い続けるよっていうのとか、小さな双肩に未来が託されそれを自覚して立ち上がるのとか、小さな胸にいろんな思いをいっぱい詰め込んで頑張る姿に弱い…健気で泣けます…。

 この絵のテイストでアナ雪、合うかも。
posted by Elie | MOVIE | comments(0) | trackbacks(0) |
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱」
 ウォン・フェイホンの物語、ワンチャイシリーズの2作目だそうです。主演はリー・リンチェイ(ジェット・リー)。アイアンモンキーのフェイホン役はリンチェイさんに似た子をうまく選んできたのですね!フェイホンが名乗ったときに、似てる!!と思いました。外伝のアイアンモンキー同様に喜劇的要素が強いのは、このシリーズはそういう路線ということなのかな。

 リンチェイさんのアクションはHEROでしか見たことがなかったのですが、ダンサーと同じでアクション俳優にも立ち回りや動きにもそれぞれの持ち味が濃くますね。どんな、とは言えないのですが、ドニーさんよりも一撃の見た目が軽そう。軽いけれど、致死的。

 ところで、本作のドニーさんはラン提督という、フェイホンの敵役です。長い布をきつくねじり上げたものを棒のように使います。林立する杉材を叩き折ったり、竹の足場をひょいひょいと渡り歩いたり、そしてそこにあるものを破壊して形の変わった場所で戦い続ける、という場面設定が面白いから、殺陣も変化に富んでいる気がします。ふたりの対決は前半と後半に用意されており、とても見ごたえがありました。

 フェイホンの弟子とのコンビネーションとか(コントみたいなのですけどw)、イーさんとの淡い関係ですとか、そのあたりの物語がテンポ良く、ちょうどよい塩梅で描かれていたように思いました。見ていておもしろかったです。
posted by Elie | DONNIE YEN | comments(0) | trackbacks(0) |
「ドラゴン電光石火'98」
 こちらもVHS。無数に出回っているドニーさんの画像の中で、白いバスローブに白いパンツというひときわ眩い劇中のショットの出典を気にしていたら、そのついーとを目に留めてくださった方がこの作品ですよと教えてくださいました。熱血正義が暴走(職場規範的に)しがちなチャン刑事のお話。とっても若くて綺麗なぴちぴちドニーさん、この頃からキレッキレで、蹴りで家屋を破壊できそうな勢いのあるアクションが見られます。

 女の子みたいに美人さんなのにめたくそ強くて、まだムッキムキではなさそうな細さゆえに首筋うなじの嫋やかさが半端無い。だのに拳銃は全弾撃ち込む勢いでぶっ放すし、絡まれるとすぐに全員ぶちのめしちゃうし、というみんなが手をやく血の気の多さ。でもそれってたぶん、奥さんを殺されてしまった怒りと悔しさが常に鍋をぐらぐら沸かしてるからなんだろうなぁ。ほんと可愛くて綺麗で、刑事だということを忘れます。美人です。

 問題のバスローブdeパンチラアクションは、チラリじゃなくてモロリでした。足技のために裾をさばくという技アリな事件が起きていました!ご自身で裾を絡げて足技を繰り出すのです。画面いっぱいにドニーさんの脚が占めるコマも!!!!蹴って!!!!!(ドニーさん作品のアクションシーンはコマ送りで見ています)

 銃を捨てろ!というセリフが何度も登場しました。大切なひとの命や自分の生死と引き換えになる場で。相手を殺したい場で。復讐心を捨てるって、それほど引っ張り合いなのでしょう、本懐を遂げたい気持ちと、他の部分とで。
posted by Elie | DONNIE YEN | comments(0) | trackbacks(0) |
「ドニー・イェン COOL」
 英語の題はBallistic Kiss。VHSのみだと思います。タイトルから、もっと酒やギャンブルに若い衝動を持て余したヤンキーの映画かと思っていたら(それにしてもひどい思い込みである)、とっても繊細で切ない作品でした。ドニーさんは主人公のキャット・リー役。孤独で、過去に深いかなしみを抱えた元刑事の現暗殺者。

 暗殺者として生計を立てるから気持ちの上で切り離しているけれど、このひとはスコープの向こうにちゃんと人間を見るんだろうな、と思いました。同僚の裏切りにあって心に傷を負い、癒える処方箋がなかなか無いでいる刑事の物語ですが、天使が間違えて地上に落っこちて、生き方がわからず悪い風向きにのって流されてしまったようにも見えます。捕まえていないとどんどん風に乗って行ってしまう。違うほうに行くやり方も知っているけど、もうどうにもならないんだっていうみたいな哀しい目で、凛と生きるキャリーに憧れを込めて見るのですね。きみのほうが天使だねって。

 正義の道をまっとうに歩んでいて、これからもきっとそうであったはずの若者が、いちばん望んでいるわけもなく、予測し得なかったほうに転んでしまったなんて。キャットを見ているとすごく胸が苦しくなる…少しでも心が安らいでてほしい…と思わずにはいられない、水の底で泡が立って見つからないように息を殺している、ドニーさんの哀しみに満ちた眼差しなのです。

 キャットのメガネ(サングラス?)、拷問の際に目をどうかしたのかと思いましたが、狙撃していたので目に問題は無いのかな。ひとりになったあと、なんらかの拠り所だったのかな。激しい場面でも外さないので、自分を隠すため?守るため?刑事だったキャットといまを切り離すため? ひとつひとつに込められた意味がありそうで、いろいろ考え込んでしまいます。

 アクションは銃撃戦が多いですが、接近戦はほぼ肉弾戦でした。いつもながら速い、そして強い。証拠を残さず、生存者も残さない暗殺者なので容赦なく、戦うときの目つきは正義を追求する刑事の名残を感じます。キャットは名前らしく夜に立ち回るので、アクションシーンの明かりは暗めで、VHSという条件も加わり正直少し見づらさがあります。円盤化、しないかなぁ。。。

 本作に関して、ウィキに書いてあることを読んだら、これまた泣けてしまう。ドニーさん、映画を作り続けてくれてありがとう………と感謝せずにはいられませんでした。
posted by Elie | DONNIE YEN | comments(0) | trackbacks(0) |
「トリプルX:再起動」鑑賞2回目
 ドニーさんファンのふぉろわさんと、鑑賞後に互いの骨を拾いあうというxXxデートをしました!このシャブ映画は動き回りながら見たいですね。じっとしているのは苦行ですね。ドニーさんがご出演でなければ一生見なかったかもしれない、ドニーさんがご出演でなければリピしなかったかもしれない、巡り合わせって不思議だなぁとしみじみします。

 まずは初見時の感想に書き漏れた点を。
続きを読む >>
posted by Elie | DONNIE YEN | comments(0) | trackbacks(0) |