BOOK SHELF
舞台・映画などの鑑賞記、感動をそのままに。
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「ラストキング・オブ・スコットランド」
 ウガンダの独裁者アミンの姿を、彼の主治医(架空の人物)の目を通して描いた物語。マカヴォイさんはアミンの主治医ニコラス・ギャリガンを演じています。白衣もお似合い。仕事はしっかりこなすけれど堅物ではなく、遊ぶ姿はけっこう軽薄な感じ。こういう一瞬にかけて生きている顔をすると、すごく輝きを増す気がします。いけないことしてても、ちょっぴりやんちゃとかイタズラで済まされてしまいそうなところがマカヴォイさんたら、ずるいんだから(笑)。

 アミンが実際にどういう人物だったかわからないけど、友達にしたら鬱陶しいな〜という描かれ方でした。別に生き方を見失っているわけでもなさそうなのに自分にとって手元に置いておきたいお気に入りをとどめ置くためなら導く者を気取って手段を選ばないところが、ギャリガンの言葉を借りると子供じみているのかなと。そいつに捕まって、知らないまま過ごすはずだった一種の狂気の世界で生きねばならなくなるギャリガンの中でも、目覚める予定のなかったしたたかさなんかが生まれていたのかもしれないな。

 ちょっと足を踏み出す方向を間違えたら命も危ぶまれる世界で、マカヴォイさんの両極の表情を見ることができました。人づてに自分を貶める名を聞いた瞬間の強い目がね、ほとんど獣のようですんごかったわけです……!!と思いきや、一瞬理解できないことを言われて「?!」と相手を見上げる目の透明さとか。「ザ・セル」を思い出させる最終局面の場面が痛々しくて、正視するに耐えないけれども、どういう局面にあってもギャリガンは高潔で美しいのでした。汚泥の中でも輝きを保ち続けるガラスみたいに。あの瞬間まで、逃げようとしてきたギャリガンが耐え難い苦痛のさなかにまっすぐに自分を見つめてきて、アミンは怯んだようにも見えました。

 ところで、スラックスの下にパンツを履かないのですか?重ねて用意しておいてそのまま履いちゃうの?と疑問に思わずにはいられない大サービスのお着替えシーンもございます。
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「SHAME」
 これの前にマカヴォイさんが少しだけ出演している「Murder in Mind」というドラマの断片(字幕なし)を見たのです。マカヴォイさんは主人公の先生(校長先生をしているらしい)に声をかける男娼の役。冬であるにもかかわらず薄着で寒そうにし、あの人を惹きつける顔でにっこりと微笑んで、こちらがあえてしまい込んでいるものに触れながら知らぬふりをして離れてゆくような…男娼として「そう」やって生きるようになって身につけたものが自然に滲み出てくるような仕草。計算を計算に感じさせない小首の傾げ方、声の調子、きっとあのひゃひゃっとした甲高いのや、くくっと喉の奥を低く鳴らすようなのも、使い分けてるに違いない。笑い方ひとつで相手を翻弄する長けた感じ。声も感情も、震えとか揺らぎがすごく危うくて色っぽい。御しがたく激しいものが迸る(またはあえてそうする)のとか、下手に触ったら壊れてしまいそうな繊細さがありながら、狡猾に自分を隠して相手をあおったりとか、ひとを惹きつける美貌と高潔さとを持ちながら、破滅的でゲスい。これ真骨頂かも。

 うーんたまらん!なんて騒ぎ立てていたら、ふぉろわさんが本作「SHAME」を勧めてくれました。マイケル・ファスベンダー主演、性依存症の男性の物語です。たとえば共演回数の多いコリンとマークが、どの作品でも役柄上で幸せになれないと、違う世界線でもいいからどうにかして決裂せず、平和と安息を得てほしいと願ってしまうように、X-MENシリーズで共演しているマカヴォイさんとファスベンダー氏の役柄をクロスオーバーさせたらどんな化学反応が起きるのかという、そういう視点をとっかかりにしたお勧め作品でした。

 物語は、性依存症のブランドン(ふぁす)の生活が、彼の妹の介入により崩壊してゆくというもの。色合いが全体的にパサついた感じで、その行為が本当ならもっと愛に溢れていたり、相手への気持ちがありそうなものを、ただバイタルを維持するために摂取するサプリメントのような、しかも一日数回ではなく、暇さえあれば、できることなら延々点滴しておきたいようなものになっているように見え、そういう自分の感覚が常軌を逸しているとどこかで理解しているからこそ、女性を(時には男性も)そういう対象にしか見ていない自分に気づいて苛まれるのかもしれないと、ちょっと息苦しいような気持ちになりました。

 で、ここにマーティンくん(「Murder in Mind」のマカヴォイさん)がやってきて、同情でもなんでもいいから少しずつ芽生えるものがあったとしたら、お互いに求めるもの、与えられるもの、どうしたいか、どうありたいかという相手への欲求がうまく満たされない空洞が生まれて、切ないすれ違いが起きるのかな…と想像して、うつくしいブランドンの肉体の内側に潜む癒しきれない闇を垣間見るような心地になるのでした。

 妹が>>>>ネタバレ>>>>自殺を企図して手首を切った<<<<ネタバレ<<<<とき、ブランドンは必ずしもそれだけではないのに自分がすべて悪い気がしなかっただろうかとも考えました。
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Baked Hotel
キャスト(敬称略)

ロドリゲス・三郎・スピン:吉本真悟
ヤン・リー・チェン:蔡 暁強
ポリスマン:大野幸人
ガブリエラ:大野幸人
社長:大野幸人
ブレンダ:大野幸人
加藤さん:大野幸人
ラッキー・ローク:大野幸人
他:大野幸人

@スパイラルホール
2016年9月17日 F列センター
  9月 19日 A列センターやや下手側


 昨秋、京都で初演を開けた、演劇とダンスのドタバタコメディがボリュームアップ!パワーアップ!して東京にやってきました!わたしは初日と楽日にcheck inしました。

 「Delicious」がデラックスになって再演されたときのような、未公開シーンを追加して再編集したような印象で、それぞれの活躍場面が増え、幸人さんの役がひとつ増え(!)、それでも彼のメインロールがよりはっきりしたように感じました。また、人物の関係ものちの展開に対してとても自然に運ぶような設定が追加されていたりして(ヤンとラッキーさん)、三演目ではまたいっそう大きな作品に進化するのじゃないだろうか?!と期待を新たにしてしまうような物語に成長していました。

 個々の味(これがとにかく濃厚)から膨らんでゆくユニゾンの力強さだったり、それらの中に息をするように超絶技巧がさらりと登場するのは、あぁさすがこのひとたちの世界だなぁと安堵しつつ、いつも新鮮な驚きと高揚感があります。ダンスも芝居も境界がなくて、ダンス公演を観終わった感覚と演劇作品を観終わった感覚がいっしょくたに訪れて、こんなにしあわせでいいのかーーー!!!という気持ち。公演終了と同時にcheck outしたわけですが、ちょっと路頭に迷っています。つまり、現実に戻れていません。楽しかった……楽しかった……

 かなしかったり、つらかったりと、なにかしらの心の変化が起こって、気持ちが乱れて、でも最後にはハッピースマイル!自分の中で折り合いをつけていくにしても、隣人の助けを借りるにしても、時が解決してくれるのを待つしかなくても、必ずこのホテルには見守る視線とか、思いやりとか、そういう温かいものが流れていて、きっとそれが三郎さんのお父上が大切にしてきたものかもしれないし、三郎さんの天賦の才かもしれないし、ガブリエラの愛情なのかもしれない。何にせよ、ひとをおもうって、いいなぁ!と思ったのです。Baked Hotelに泊まりたーい!

 わたしが彼らを知ったのは2011年の「GQ chocolat」からだけれど、素人目に見ても技術的・表現的にずば抜けていて、どこで踊っていても目を引くし、心を鷲掴まれる!!細胞が震撼します。この作品に関して言えば、それプラス、役がこの上なくぴったりはまっているの。彼らのほうから役に歩み寄ってゆくのだろうけれど、逆のベクトルがあるのじゃないだろうか。と思うくらい。スーパーアイドルとスーパー芸達者とスーパーいじられ愛されマン。おいおい、みんなスーパーマンかよ。スーパーマンだよ!とにかく彼らの作り出す世界、溢れるパッション、大好きでして、恋に落ちるっていう感覚が、この場合にもあてはまるかもしれないなぁ。なんてね。

 稽古風景というか、ここをこうしようよとか、いろいろな調合にトライしてゆく、彼らの閃きの瞬間を収めたメイキングオブベイクドホテルなんていうのがあったら、それも見てみたいな〜。
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海のハンター展
 本当は、空いているであろう平日に行きたかったのですが、諸々の事情で叶いませんでした。夏休みが終わった(あるいは終了目前である)はずが、意外と家族連れで混み合っていました。特に小さな男の子のいる家族が多く、怖い顔をしたサメがたくさんいたのに怖がる子がいなかったのが、これまた意外。こういう生命の進化的なお話はおもしろいですね。

 展示は、深さや領域の別に4つに分けられ、食餌にもっとも関わる口の形や、骨格のつくり、ハンティング術、護身術など、様々な観点から生き物を紹介していました。いちばん最初は「噛む」能力を手に入れた口の話。顎ってすごい進化だったんだな、と恐ろしい歯並びのサメたちを見ていて、その種類の多さに納得します。たとえばホホジロザメの噛む力は1.8トンだそうですが、我々がスルメを噛む力と並べてくれたらよかったのに、想像を絶するけれど、あの歯でそんな圧力をかけられたら間違いなく人類の胴体は真っ二つです。ちなみに、約1000万年前にいたといわれる巨大ザメ カルカロドン・メガロドンは体長12.5メートル、噛む力はホホジロザメの10倍に当たる18トンと推定されるとか。成人男性でも鰓から出入りできそうな大きさ。近くには「大アマゾン展」でも登場したダンクルオステウスの頭部が。こいつの顎も、見た目がほどんど嘴と言ってよくて、なかなか強烈そうです。

 とにかく大きい古代生物の皆さん。当日の呟きではフタバスズキリュウと言いましたが、本当はタラソメドンという子らしく、頸椎26個だっけ?もっとだっけ?胴体より首のほうが長い、陸上で暮らす我々からしてみるとちょっとバランスの悪いスタイルに見えます。間違えてしまい申し訳ないフタバちゃんは、当時学生だったスズキくんが化石を発見したのでその名を取ったらしいです。

 すごく驚いたのは、食べた魚に腹を食い破られた歴史的な相打ちの化石!A魚の口にはいましがた捕食したB魚の尾びれが覗いているのに、A魚の腹からB魚の頭ががばーっと飛び出しているのです。壮絶!この状態で化石になったなんて、奇跡的。遠い昔の海の中で起きた一瞬のできごとの生々しさを、化石からこれほど感じたのは初めてでした。

 あと、クラゲを捕食する亀の口だか食道だかが、それに対応した進化をしているっていうのは初めて知りました。猫の舌を拡大したみたいなトゲトゲで、クラゲの刺胞に対抗するそうです。ほかにも、人間に対しては致死的でも、シュモクザメにはばりばり食べられてしまうなんていう、毒を持った小型の魚類も。これは何というのか忘れたけれど、フグたちと一緒に模型が展示されていました。シュモクザメと言えば、サメでは珍しく集団行動をするのだそうです。そういえば映像なんかでもおひとりさまで悠々と泳ぐ彼を見たことがない気がする。

 ハンティングされるほうの護身術についても触れていて、面白かった。ヌタウナギみたいに粘液を出して捕食者を窒息させてしまうアグレッシブなやつから、リーフィーシードラゴンのように海藻に擬態して漂うやつまで、様々。

於:国立科学博物館

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「セルフレス/覚醒した記憶」
 マシュー・グード出演、ターセム・シン監督。それもマシューがサイコな役柄とくれば、これはもう観にゆくしかあるまい!と公開初日に行ってきました。マシューは「シングルマン」「イミテーション・ゲーム」「イノセント・ガーデン」で観ており、当方でもその振れ幅の大きさや吸引力に大騒ぎしております。監督は「落下の王国」「ザ・セル」で圧倒的な映像美を見せつた方。それから「白雪姫と鏡の女王」は石岡瑛子さんの衣装とのタッグも鮮やかでした。(白雪姫は、わんわんキュンキュンしているアーミー・ハマーくんが可愛いので、その点でもおすすめしたい)


以下、ネタバレしているため畳みます。


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「ジェイン・オースティン 秘められた恋」
 第二次マカヴォイ熱に浮かされております。やや時代物衣装と、「ペネロピ」の彼とはまた違った王子様な彼が大変良いとフォロワーさんにお勧めいただいたこちら、実は第一次の熱波到来の折に教えていただいていたのですが、現在の行動範囲でレンタルがないためこれを機に購入しました。

 買ってよかったです。素敵なお話でした!これに描かれたジェインの経験から、あの「高慢と偏見」が生まれるというだけに、とてもくすぐられました。駈け落ちするふたりを見ながら、幸せになってくれよ〜と願いつつ、彼女が紡ぎだすことになる物語とある種相反する現実世界っていう対比が切なくて、そこが美味しい。選ばなかった選択の先にはどういう未来があったのか、たぶんそれは最後に再会したふたりともの脳裡をかすめたことだったのではないかしら。

 映画の尺なので、第一印象のあまり芳しくないところから恋愛への発展を見せる展開は、「高慢と偏見」の緻密で緩徐な変化を念頭に置いてしまうとやや性急でしたが、それくらいは問題ではありません。だって各所で萌えるのに忙しいのだもの(笑)。初めてまともに言葉を交わす図書館のシーンで、あの時代の年頃の男女の間にあるべき内容のことを話していないのは、この先を危なく予感させました。クリケットの場面では、お互いの活気ある一面を見て、ちょっと見方が変わったかな?というの(すっぽんぽんで友達と川遊びに興じる後姿が映りますw)。それから、ジェインが舞踏会で彼を探す姿(本当は抱き合ってしまいたいところかもしれないのに、情熱を押し隠すように淡々と会話するの、ロマンチック)や、人生を左右する旅に出る決断(駆け落ち)をするとき、ルフロイが「僕を愛してる?」と気持ちを確認するくだりで、消えたと思っていた愛に触れて心が震えてるの、いっそうきれいでした。アン・ハサウェイは「プリティプリンセス」で初めて見たのだけど、すっごく洗練されて美しくチャーミングになられたように思います。田舎にこんな垢抜けて知的な女のひとがいたら、放蕩者のふりした都会っ子が惚れてしまうのも、無理はないでしょう。はぁうつくしい( ; ; )

 愛に身を投げ出すのって、すごく突飛なようであっても、これ以上に説得力があるものがないというか、強くて、強いのと同じだけ脆いな、と感じました。

 で、言わずにはいられない本作のkawaiiポイント。

 ジェインが会食に訪ねて来たときのルフロイのはしゃぎよう。階段を下りるのに手すりを滑り降りて、おじさんに「落ち着け」と言われるほどです。もうひとつは同じ夜(だったかな)、就寝のためにろうそくの明かりを頼りに階段を上り、廊下で別れるシークエンス。恋人たちの会話の中で、ルフロイが「I'm yours!」って言うのです。You're mine!じゃなくてよ!そしていったん別れて画面から消えたのを、「ジェイン」って戻ってきて、なになに名残惜しくまた接吻するのかな?(*´艸`*)と思いきや、息のかかる距離で「おやすみ」なのです。もうーーーーー(大の字)

 それから、上に少し書いた舞踏会のくだりは、登場の仕方がこれまたニクイものでした。もしかして彼、来ていないのかな、、とジェインも我々も諦めかけたところにスッと現れるのですから。もうーーーーー(大の字)

 これいいな、と思ったのは、クリケットの地面に差した棒(?)越しとか、格子越しとか、物越しにマカヴォイさんの表情を捉えようとするカメラワーク。美しい瞳の表情がいっそうきらきらと引き立つのです。

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ダリ展
 東京より一足先に、京都でダリ展を見てきました!ちょっと古風で威厳のある四角い建物、京都には何度も旅行していますが、関東に住まう私にとっては初めて入る場所でした。

 10年前にも一度、ダリの展示会は見ていますが、そのときにはなかった舞台や衣装のデザインとか、本の挿絵なども展示されていて、そのあたりがよかったです。「ドン・キホーテ」と「不思議の国のアリス」のテイストが全然違って面白い。前者はあまり水を含まない筆で力強く描いたようなタッチで、後者はたっぷり水を含んだところに絵の具を流し込んでにじませた感じの柔らかさのあるもの(けれど色が混じり合ってどす黒かったりする)。ドンキの挿絵で、「頭が爆発したドン・キホーテ」というのがあって、これが本当にボンって爆ぜていて、このひともインプラントチップを埋め込まれていたのか……などと思ってしまうのでした。(参考映画「キングスマン」)同じくドンキの挿絵で描かれていた風車は、思い切りよくバツじるしだったのも鮮烈。あの勢いのよい筆遣いに、ちょっと岡本太郎のパワフルな絵を思い出してみたりして。あと、ディズニーと共同制作(?)したアニメーションが、「アンダルシアの犬」ほか1篇と3本立てで上映されており、とても気に入りました。ダリの作品世界が動いて、形が世界になって、そのなかで何となく感情の起伏があって、もう一度見たくなります。昼とも夜ともつかぬ陰影のなか、砂色の殺風景な情景が息づくさまは、「ファンタジア」にでも収録されていても違和感はないかもしれません。

 異次元の作品が印象深いダリですが、初期の絵のタッチは案外ふつうだったり(そりゃ最初からああではなかろうて)、上記のような挿絵やアニメーションなど、実はいろいろな仕事をしていたのだな〜と、知ることができた展示でした。

 ミュージアムショップには、がらぽん福引の繭玉ころがしバージョンとでも言ったらよさそうな、凝ったガチャが設置されていました。レジでダリ札という紙幣を購入し、紙幣の分だけハンドルを回すのです。白い卵型のケースが樋をころころと転がってくるのに、昔々に忘れてきた好奇心を刺激されるような気分。確かダリの絵には卵のモチーフが登場したと思うので、きっとそれゆえに卵型なのだろうな。

於:京都市美術館

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「X-MEN アポカリプス」
 きっかけはなんだっただろう?マーベル作品群に、どこから入ったらよいかわからずに二の足を踏んでいたところ、「キングスマン」と同じ監督だよと教えていただいたFastClassが始まりだったはずです。エリックとチャールズと、彼らを取り巻くミュータントたちが力を合わせて強大な敵に立ち向かってゆこうとする姿と、エリックとチャールズと、マジックショーのようなスペクタクルと、エリックとチャールズに魅了されてしまい、続けざまにFuturePastを見ながら、最新作は絶対に映画館で見ようと決めたのでした。


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「ジャングル・ブック」
 ウォルトが製作に関わった最後の長編アニメーション、だったかな?私も小さい頃に見ていて、好きな作品のひとつです。その実写化で、少年モーグリ以外はすべてCGなのに、そうとは思えないほど壮大でリアルだと話題の本作。確かに、とてもCGとは思えぬCGでした!特に動物が喋っているのが、いかにも人語をペラペラしてるのじゃなく、牛の反芻とか、単にお口モニョモニョしてるのとか、あの生き物たちの生理的な動きに見えるのです。あとは色々なところで触れられていますが、毛並みの表現がすごい。濡れて張り付いた感じとか、まさにバーチャルリアリティー。どこまで本物のテクスチャを取り込んでいるのかわからないけれど、筋肉の躍動も素晴らしくて、バギーラの肉体美が大変ツボです。ストイックな黒光り、最高にセクシー。

 ジャングルの中に人間ひとりなので、否が応でも浮いてしまうモーグリですが、ラクシャが本当の親子のように愛情いっぱいに育ててくれているのがわかって、とても温かい気持ちになりました。彼を拾って育てようとしたのはバギーラだけれど、ラクシャがいなかったら、モーグリはもっと早くに生きる道を絶たれてしまっていたか、あすこまでは順応できなかったのではないかな。本作の好きなところは、種の違いを埋めようとはしないで、四足と二足の違いをはっきりと描き分けたところ。オオカミらしいやり方にこだわっていた少年に、モーグリらしいやり方を展望として与えてくれたのはバルーで、しかもこうしなさいではなく、選択するのはモーグリであるところ。考えて、予測して、道具を作り、使うことができる。それから、赤い花を運ぶことができた。そういう面でジャングルの他の動物とは違っている少年だけれど、バギーラの教えに素直に従い、彼らの世界にすんなりと馴染んでゆくこともできる。四足と二足で結局のところずいぶん違うけれど、共存するために守ることは守る。最後のシア・カーンとの対決や、ゾウとのくだりで、モーグリはいままで以上にジャングルの仲間になれたと思ったし、彼がバギーラとバルーに向けた少し大人びた微笑みには生き物としての成長も感じられました。出会った頃のちっちゃいモーグリの無垢なおめめに、バギーラはなにか生き抜く素質のようなものを見出していたのかなぁ。

 なにより興奮したのは、好きな歌のシーンを実写で見られたことかな。アニメーションで好きだったバルーが木の幹で背中を掻くのも見てみたかったぞ。あと、キング・ルーイのナンバーがあんなに野心的で横暴な歌だったなんて、曲調そのままに陽気でお気楽な歌だと思ったまま大きくなったので、これはちょっと発見でした。

 飛び出す絵本のようなエンドロールも面白かったから、離席するのは勿体無い!スナネズミみたいなやつとシア・カーンの対峙が笑えます。

 ちなみに今日は、こんなスケジュールでした。↓

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王家の紋章
主なキャスト(敬称略)

メンフィス:浦井健治
キャロル:新妻聖子
イズミル:宮野真守
ライアン:伊礼彼方
ミタムン:愛加あゆ
ナフテラ:出雲 綾
ルカ:矢田悠祐
ウナス:木暮真一郎
アイシス:濱田めぐみ
イムホテップ:山口祐一郎
ミヌーエ将軍:川口竜也
セチ:工藤広夢

@帝国劇場 2階D列上手サブセンター

 浦井さん主演、裕也さん振付ということで気になっていたのですが、スケジュールの様子を窺ううちにまさかの全日程完売という現象に見舞われ、チケ入手にはずいぶん難儀しましたが、ご縁があり譲っていただくことができました。ありがとうございました!!!


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